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デニム
デニムの産地 福山
福山市 デニムの歴史
福山市は江戸時代,福山藩初代藩主水野勝成の奨励により,綿の栽培が盛んになりました。江戸時代後期には,日本三大絣の一つ「備後絣」が生まれ,ここで培われた厚手生地の織布技術や藍染めなどの染色技術が、デニムの産地として発展する背景になりました。
現在は,福山のデニム生産量は全国シェア約8割を占めています。(日本綿スフ織物工業連合会による調査)
この地域の特徴として,紡績,染色,織布,加工,縫製,洗いといったデニム,デニム製品の生産に関わる全ての工程が揃っています。工程は分業制により専門化されているため,世界からも認められる高い技術を有しています。
G7広島サミットでデニムの産地をPR
2023年(令和5年)5月に広島市で開催されたG7広島サミットの取材拠点となる「国際メディアセンター」で広島県の技術や伝統工芸品,特産品等を国内外メディア向けに発信し,デニムの展示も行いました。
また,G7広島サミットに来訪するG7各国代表団及びプレス関係者に記念品として配布されるサミットバッグに,一般財団法人広島県織物工業会が制作したバッグが採用されました。このサミットバッグは,企画,デニム生地の生産から縫製まで福山市内の事業者が行いました。
関連するリンク
備中備後ジャパンデニムプロジェクトHP https://denim.bingolife.jp
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福山生まれのアイテムがそろうものづくりの魅力発信拠点 FUKUYAMA MONO SHOP ストアマネージャー 竹角友美さん
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