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成人式に係る臨時市長記者会見

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年5月19日更新

 記者会見などにおける市長の発表や質疑応答をとりまとめ,掲載しています。

 会見日:2021年(令和3年)4月29日(木曜日)

成人式の開催方法変更に関する市長記者会見

 ・成人式の開催方法変更について 

  成人式の開催方法変更に関する市長記者会見資料 [PDFファイル/206KB]

会議録

市長

 成人式の開催方法の変更についてご報告を申し上げます。これまで会場での開催ということで準備を進めてまいりましたが,オンライン開催に切り替えることにいたしました。この背景について,これからご報告を申し上げたいと思います。まず昨日4月28日の対策本部会議後に,市内で重症患者を2人新たに確認しました。これを受けまして,緊急に市内の主な医療従事者など従来から意見を聞いていました市の専門家会議の主要メンバーの方々から,幅広く改めて意見を伺いました。いずれの医療従事者も,足元の感染者の増加に伴う医療逼迫に強い懸念をもっているということでありました。それから,ステージ移行の目安につきましても,入院病床だけを考えた場合の占有率が7割に近づこうとしております。そうした危機的な状況を,医療関係者の皆さま方も実感として感じているということだと思います。現在はまだステージ4の状況ではありませんが,いくつかの指標がステージ3へ移行する目安にすでに到達しているという状況です。

 成人式のオンライン開催となった場合でも,感染拡大地域からの新成人の帰省は,お控えいただきたいと思っております。そして,これまでもPCR検査の受検をお願いしておりましたが,それについても変わりはありません。引き続き,積極的に新成人の方にもPCR検査を受けていただきたいと思っています。

 そして,これも同様に申し上げてきましたが,オンライン開催で式典をご覧いただいた後,友人との同窓会や会食については,今回は我慢をしてほしいと思っております。改めてお願いを申し上げます。それから,変異株の感染状況を踏まえて,これまでは検体をサンプル的に抽出して県に送り,そして県は一定程度の判断を示しますが,最終的には国立感染症研究所に再度送って,それで確定をするという時間のかかる検査をしていましたが,来月5月のできるだけ早い時期に,本市独自で変異株の検査ができる,いわゆる試薬を確保しましたので,本市独自に変異株のチェックをしていきたいと考えています。

 それでは,成人式のオンライン開催の概要についてご説明いたします。午後2時から40分間の式典をユーチューブでライブ配信します。また,同時に午前10時から午後4時までの間,市内5カ所で記念撮影用のフォトスポットの設置をいたします。そしてまた,記念品についてはフォトスポットでお配りをするということであります。なお,記念撮影用のフォトスポットに来られない方への記念品の渡し方については現在市民局で検討をしています。フォトスポットの場所は,エフピコアリーナふくやま,松永支所,北部支所,東部支所,神辺支所の5カ所であります。フォトスポットに背景を用意しまして,その前で写真を撮っていただきます。福山市ばらのイメージキャラクターのローラちゃんにフォトスポットに出向いてもらい,ご希望の新成人と一緒に写真に収まるというご要望にも応えていきたいと思っています。もう1カ所はメキシカンローラちゃんが出向きます。私からの報告は以上です。

記者

 式典をオンラインで流されるというのはどういう内容になるのでしょうか。

市長

 私の方から新成人に贈るお祝いの言葉を述べさせていただきます。それから,新成人の誓いの言葉をその場でいただきそれを流します。式典が14時20分からで,その前段の20分はイベントがあります。和やかなイベントを予定しています。合計40分の式典ということになります。

記者

 今日がゴールデンウィークも始まった4月29日ということで,成人式の3日前です。もうすでに予定をしていらした方もいらっしゃると思うのですが,改めて3日前でのタイミングになったことの理由の説明をお願いします。また,新成人の皆さんに市長から成人式をオンラインですることの趣旨とどのように受け止めてほしいといったようなコメントをいただけますか。

市長

 新しく成人になられた方を,これまでと同様に友人とともに祝福をしてあげたい。友人とともにそうした場を作ってあげたい。そういう思いから,ぎりぎりまで会場開催をめざしてきました。ところが昨日4月28日に重症患者が出て,新しい感染拡大局面に入ったということから,新成人を守るためにも,リスクはできる限り下げていかないといけないので,ぎりぎりの判断をせざるを得ませんでした。そういう意味では,新成人の皆さま方にはご迷惑をかけたと思っています。お詫びを申し上げたいと思います。ただ,万が一の場合のオンライン開催の可能性については,すでに全新成人にはご案内を送っておりましたので,そういう意味では冷静に受け止めていただけるのではないかと思っています。また,新成人の皆さま方には,PCR検査を積極的に受けていただきたいと思います。自分を守るためにも,人に感染させないためにも,受けていただきたい。そして感染拡大地域から帰省することを予定されている方がいらっしゃれば,これはぜひ控えていただきたい。また,会食について今回は我慢をしてほしい。この3点を新成人にはお願いとして呼びかけたいと思います。社会人としての第一歩の取組をぜひしっかりとしていただきたいと思っています。

記者

 この新成人の方たちには,完全にオンラインに変わったということをどのように,いつ,連絡をするのでしょうか

市長

 今日4月29日の記者会見が終わりましたら,早速はがきで,全員に趣旨を改めてご連絡いたします。時間的な余裕がまだありますので,十分お手元には届くと考えています。加えて,市のホームページ,そして市の公式SNSを通じても,念のための広報をしていきたいと思います。

記者

 式典はどういった方が何人くらい出席されるのでしょうか。

市民局長

 式典でございますが,冒頭で音楽の演奏をさせていただこうと思っておりますので,その方達が10人程度になろうかと思います。加えまして,挨拶の市長と,ご来賓の方が4人ということになります。また,誓いの言葉を述べるために,お2人の新成人に会場にお越しいただきます。

記者

 今回オンライン開催に変更ということで,一番の理由というのは重症者でしょうか。それとも感染拡大の状況なのでしょうか。

市長

 直接の契機になったのは,重症者の発生です。

記者

 福山市でも今日4月29日に9人発生と発表されましたが,今のこの感染拡大の状況について成人式をオンラインでせざるを得なくなった福山市の今の感染状況について改めて市長の受け止めをお聞かせください。

市長

 感染速度が今までになく速い。そして,子どもにも感染するケースが増えてきている。そして,家庭内での感染力,濃厚接触者への感染力が今までよりも強い。おそらく変異株の影響だと思いますが,これまでにない特徴を感じています。その結果として,急激に感染者が増えている。そういう中で,緊張感を高めてまいりましたが,その中にあってもぎりぎりまで,新成人を祝う会は何とかしてあげたいという思いをもってきましたが,先ほどにもありましたように,重症者の発生でより警戒のステージを上げざるを得なかったということです。

記者

 成人式を開くと感染リスクが高まってしまうという認識になってしまったということですか。

市長

 それは否定できないと思っています。もちろん,万全の体制をとって開催をめざしてまいりましたが,医療関係者に改めて意見を聞く中で,リスクをとるということを避けざるを得ないという判断に至ったということです。

記者

 再延期というお考えはなかったのでしょうか。

市長

 ありませんでした。

記者

 その理由はどういったところでしょうか。

市長

 すでに4カ月,新成人の皆さま方をお待たせしました。そして,いろいろ晴れ着の問題もあり,何度も延長することは避けなければいけないということで,早くから万が一の場合はオンライン開催ということで,準備を進めてきました。

 以上。

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