ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

2025年4月定例市長記者会見

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年5月2日更新

 記者会見などにおける市長の発表や質疑応答をとりまとめ,掲載しています。

 会見日:2025年(令和7年)4月18日(金曜日)

4月定例市長記者会見

 ・交流館キッズスペースの試行的整備について

 ・米国関税措置に係る相談窓口の設置について

 ・≪Road to 2025≫
  ・FUKUYAMA CITY × MICHIKO KOSHINO Tシャツ完成について
  ・Fukuyama Street Dining について
  ・第5回市民フォーラムについて
  ・福山ばら祭、ばらのまち福山国際音楽祭について
  ・100日前記念事業について

  4月定例市長記者会見 [PDFファイル/2.87MB]

 

会議録​​

市長

新年度初めての記者会見でありますが、どうぞ一年間よろしくお願いいたします。

それでは、私から3点報告をさせていただきます。

最初は、こどもまんなか社会の実現に向けた第一歩でもありますが、各学区にあります交流館へ、キッズスペースを設置してはどうかと考えています。そのための試行設置を6月中旬から行い、そして効果を検証し、今後につなげていきたいと考えています。

選定の考え方でありますが、3つあります。

まず地域にニーズなどがある、あるいは既にこどもが遊ぶ取組がなされている施設が候補として考えられました。それから市内各地域にバランスよく配置しようということであります。それから施設の特性にも留意をしてみました。新しい交流館には、全て交流スペースが設置されておりますが、新しい交流館と従来の交流スペースがない交流館では、使い方にどのような違いが出てくるだろうかという思いや、交流館単独で設置されているところや小学校、支所との併設といった複合化された施設など、それぞれ施設の作り方によって、どのような特性が見られるかということを見ていきたいと考えておりまして、市内の各地域6ヶ所で、交流館を選んでみました。

もちろん、地元の運営協議会の皆様方とも、話し合いをしながらやってみたいというところが、ここに挙がっているわけであります。

それで1年間、この試行を行いますが、一方で交流館のあり方検討会のようなものを近々立ち上げたいと考えています。これまでは交流館というのは、団体利用が前提でありました。今、各地域に利用率の差が出てきています。また、会議室とか図書室などの施設の内容によっても、利用率がかなりばらついております。そういうことからもっと交流館を活用していただきたいという思いや、今後の交流のあり方を改めて考えてみたいという思いから、あり方検討会を立ち上げていきたいと思います。秋口には今後の交流館のあり方が、おぼろげながら見えてくる中で、今後のキッズスペースの設置のあり方についても、整理をしていきたいと考えています。

以上が交流館へのキッズスペースの試行設置についてであります。

 

2点目でありますが、米国の関税措置で、国内の経済界が揺れております。

製造業が多く集積する市内の企業にとっても、将来の不安材料になっています。そういう状況を受けまして、11日に、市では相談窓口を設置いたしました。

そして、その市の相談窓口では、本市の支援制度あるいは国や県や政策金融の支援制度の紹介を行っていくという取組を始めました。

そして、4月16日には、従来から何かあったときにすぐさま支援体制が組めるようにということで、福山市が構えている組織でありますが、市内の関係14機関からなる福山市産業支援者連絡会議を開催いたしまして、所属する関係機関のそれぞれの取組状況をまずは共有しようということにいたしました。そこには、中国経済産業局からもオブザーバーとして出席し、国の取組を共有させていただきました。

また、これに関する取組でありますが、この15日に、中国経済産業局長、広島県商工労働局長にお会いしまして、今後の連携についても、私からそれぞれに申入れをいたしております。こういう、地域の支援体制の枠組みを揃えたところであります。

今後でありますが、6月に本件についての第2回目を開催いたします。その後の状況を改めて持ち合う中で、やるべきことが見えてきたら、スピード感を持って取り組んでいくということにしております。

以上が、関税措置に対する本市の対応であります。

 

次は、毎回恒例のRoad to 2025の取組であります。いよいよ世界バラ会議と、そのオープニングを飾るRose Expoの開催1ヶ月前となりました。4つの取組について、改めて、新たな情報を中心にお話したいと思います。

17日からRose Expo、そしてばら祭、翌日の18日からは世界バラ会議福山大会、そして22日から25日までは、ばらのまち福山国際音楽祭が同時開催されます。それぞれが、福山のばらをテーマにした、魅力ある取組になっております。それでは各催事の新たな情報についてお話をいたします。

まず、世界バラ会議関連でありますが、福山シティフットボールクラブのご協力で、世界的なファッションデザイナーのコシノミチコさんがデザインしたTシャツがお目見えいたします。先行販売するのは、黒を基調として「薔薇」という漢字が、胸と背中にプリントされているデザインでありますが、コラボTシャツが4月18日12時から、特別価格で先着400枚限りの先行販売されることになります。販売はシティFCの公式オンラインショップから申込みをしていただくということであります。こういう方が、このバラ会議あるいはRose Expoに興味を持っていただきまして、参加いただくことは大変うれしいことだと思っております。

コシノミチコさんからは、コメントをいただいております。「世界バラ会議の真の価値は、日本の素晴らしさを“福山から世界に発信する”ことにあるとの考えのもと、世界各国から訪れる方々にとって、魅力的に映るようデザインいたしました。」という、このTシャツのデザインに込めたコメントと激励をいただいております。

5月から軽装期間に入っていきますが、それに合わせて、本市の職員もこのTシャツを身に着けて、世界バラ会議福山大会に向けた盛り上がりに一役買うということにしたいと思っております。もちろん、市民の皆様方の申込みが優先でありますから、ぜひどんどん申込みいただきたいと思っております。

次は、世界バラ会議の期間中、5月21日の「ばらの日」の夜に、「Fukuyama Street Dining」と名付けた交流会を予定しています。

これは会議が終わった後、大会参加者の皆さんが浴衣に着替えて、場合によっては下駄も履いて、夜店に繰り出していただいて、福山の様々な祭り文化、食文化を体験し、また市民との交流をする、張り詰めた気持ちがふっと緩むような催し物が開催されます。それぞれのところで、それぞれ工夫をしたおもてなしが用意されているということであります。良い交流のひとときになればと思っています。

それからRoad to 2025の3つ目でありますが、市民フォーラムがいよいよ最終回を迎えます。これまで4回、2ヶ月に1度、ボランティアを務めていた方や、それ以外の大会にご協力をいただく様々な方々に、大会の概要の事前説明や、果たしていただく役割を共有する場として、市民フォーラムが開催されてきました。その総仕上げとして、いよいよボランティアの皆さんに、大会期間中に着ていただくボランティアユニフォームがお披露目されます。そして、ボランティアの代表が思いを語っていただき、最後におもてなしのポイントを再確認するというフォーラムの最終回にしていきたいと思っています。

それから、例年行われております福山ばら祭とばらのまち福山国際音楽祭の見どころであります。

まず福山ばら祭でありますが、2年ぶりにステージイベントが復活をいたします。

そして、福山通運ローズアリーナではRose Expoが開催されておりますので、それに合わせて、例えばぶちうま広場などの行事が、20時まで時間延長で開催されることになります。また、ステージでは手嶌葵さんや、4人組バンドのかりゆし58のコンサートが予定されております。

また、初日17日の夜は、かつて福山城天守前広場でも行われたのですが、ローズランタンのイベントを実施いたします。ランタンが、夜空にゆらゆらと上がっていく幻想的な光景を現出してくれるものと期待しています。

それから、この週の後半を飾るのが、ばらのまち福山国際音楽祭であります。今回、ウィーンからヨハン・シュトラウス・ヴィルトゥオーゾというオーケストラが、福山初来日してくれます。

思い切りウィーン訛りのきいたウィンナ・ワルツを披露してくれます。歌目は、ソプラノも加わって華やかな音楽祭の幕開けが期待されます。

また、それ以外に期間中に26の公演がありますが、それぞれの公演でばらや花が意識された選曲となっています。また、世界が注目する気鋭の指揮者・原田慶太楼さんも、タクトを振ってくれるというすばらしい取組になっています。

また、市民も多くの方々に参加をしていただくことになっています。例年の祝祭音楽団の演奏に始まり、地元の高校生のピアノ演奏もあります。松井さんという福山音楽コンクールで入賞されて、その後もいろいろな国際的なコンクールにも出場されている若手の期待のピアニストがおられるのですが、その方の演奏や、地元バレエ団のこどもたちが、このヨハン・シュトラウス・ヴィルトゥオーゾの音楽に合わせてバレエを披露するというすばらしい共演も予定されています。

また加えて、ばらのまち福山国際音楽祭が開会される直前の4日間でありますが、世界バラ会議開催記念スペシャルコンサートと題しまして、ライトアップされたばら公園などで、地元の音楽家たちが、クラシックに限らず、ジャズなど幅広いジャンルの音楽を聞かせるという野外コンサートも企画されております。満開のばらの中で、大勢のお客様を精一杯おもてなししたいということであります。

2018年に誘致が決定をされました。以来、準備を進めてきたRose Expoと世界バラ会議も開催までいよいよ1月となりましたが、以上お話をしましたように、順調に準備が進んでいるということであります。

以上で報告を終わります。

 

記者

鞆未来トンネルの関係で、大きく2つ質問させていただきたいと思います。

3月30日に鞆未来トンネルが開通し、まもなく3週間が経とうかという時期ですが、現状、トンネルの効果をどのように評価されているのか、一方で課題があれば、お聞かせいただけますでしょうか。

もう1つは、県と市両方とも、観光振興を図る方針も示されていますけれども、交通対策を引き続き徹底してほしいという地元の声もあると思います。県と連携しながら、市の立場から、引き続き行う交通対策の具体的な方針や取組状況があればお伺いさせてください。

 

市長

まず1点目、鞆未来トンネルの効果についてのお尋ねであります。地域の方からは、これまで、平日の朝夕の通勤時間帯の交通量が減少したといった声を聞いておりますが、正式な交通量調査につきましては、県が供用開始から1ヶ月後、半年後、そして1年後、合計3回調査をする予定であります。

こうした交通量調査の結果を踏まえながら、引き続き、整備効果が十分に発現するように、県と力を合わせて進めていきたいと思っています。

確かにトンネルの整備は、まち中の交通問題を整理する上で、大きな1歩であることは間違いありませんが、しっかりとしたエビデンスを踏まえた検証と対策につなげていきたいと思っています。

それから2点目でありますが、引き続きの交通対策の必要性についてのご議論がありました。

これまでまち中への観光車両の流入を防ぐために取り組んできたのは、案内標識などのトンネルへの誘導であります。しっかりと誘導がなされているかという検証をまずはしてみたいと思います。

特に、西側からの車両が何台かまだ、まち中に入ってきているという声も聞いています。トンネルの西側入口の手前には、鞆に訪れるにしても、まずは直進をしてトンネルをくぐっていってくださいという看板を設置しているのですけれども、それにもかかわらず、何台かは、鞆のまち中にトンネルをくぐらずに入ってきているということであります。その案内標識が効果的かどうかも含めて、チェックをする必要があると思っています。それから、あわせて交通規制やカーブミラーなどの交通安全施設の強化についても検討する必要があると考えています。

さらに、中期的には、東側交通交流拠点の整備を着実に進めることで、その中に、観光車両をしっかりと受け入れて、まち中に観光車両が入っていかないようにする必要があると考えています。

そして、その東側の交通交流拠点の整備に合わせて、市が考えていることは、鞆のまち中あるいはまちの周辺にある3つの駐車場のあり方です。3つのうちの1つは特にまち中にあるので、そこに車を誘導するという意味を持ってしまいかねないです。従って、そういう駐車場を再編して外に出すということも含めて考えていきたいと思っています。

以上が、交通対策のハード面ということになると思いますが、ハード面に加えてソフト面も必要だと思っています。

ソフト面は、観光客が多く訪れる祝日やイベント時に、交通誘導員を現地に配置するということを考えています。また、観光客の方に対しては、まち中の歩き方のマナーについてもお願いをするパンフレットの準備や、呼びかけなどもしていきたいと思っています。

 

記者

鞆の発言で確認ですが、市営駐車場を再整備されるということですが、今後の計画として、例えば観光拠点を作るとか、どのような整備のあり方があるのでしょうか。市営駐車場を閉めるということでしょうか。

 

市長

市営駐車場の再編についてでありますが、まち中に車を呼び込むような誤解を与えない、そして、東側交通交流拠点が整備されていきますので、そういうものとの関係で、何台の駐車スペースが引き続き必要になるかという検討もしないといけません。そして、場合によっては、バスが鞆のまち中に入る手前で駐車をして、そこから歩いて観光客がまちに入っていくためのバススペースのために、市営駐車場を一部譲るということもいろいろ考えながら、再編のあり方を整理していきたいというふうに思っています。

 

記者

市営駐車場の再整備を、交流拠点のオープンに合わせてそこまでに再編を済ませたいなど、そういう目標のめどみたいなのはありますでしょうか。

 

市長

確かに1つの節目になると思います。

そうしたものを念頭に置きながら、地元との協議を進めて、あるいはバス事業者との協議も必要かと思います。

そうした関係者と地元の協議も含めながら、時期を設定していきたいと思っています。

 

記者

県が1年後まで段階的に交通量調査をし、その結果も踏まえながら、どれぐらいの規模感が必要なのかっていうのも、決めていくっていう理解でよろしいでしょうか。

 

市長

県が行う交通量調査というのは、もちろんトンネルの通過交通もあるかもわかりませんが、一番関心を持つのはまち中の交通量調査ですね。

そういう意味では、むしろ我々は、望ましい駐車場の台数の確保とその位置を地元と協議をしながら進めるとともに、当然、そのうちの1つの節目としては、東側交通交流拠点の完成というものを念頭に置いているということであります。

 

記者

地元のバス業者さんとの協議というのはもう話を始められている、またはお声をかけられている状況でしょうか。それとも、まだこれからでしょうか。

 

建設局長

地元の協議につきましては、この協議も含め、以前から定例でずっとお話し合いをさせていただいています。これまではトンネルの開通が大きなテーマでしたけれども、まち中交通についても、継続的に話を始めています。

 

記者

世界バラ会議に関連してお伺いします。

これまで開催が決定してからずいぶん経ち、長い間、PR活動等を県内外問わずされてこられたと思いますが、開催1ヶ月を切りまして、内外の浸透度ですとか、機運の醸成について、どのような手ごたえを感じていらっしゃるかコメントをいただければと思います。

 

市長

現在、大会参加申込者数が555名に達しています。参加国数も、日本を含めて28ヶ国というふうになっています。そして申込みは4月末で締め切られますが、これまで内外合わせて700名の大会参加を見込んでいると申し上げてきましたが、今のところ700名の参加が視野に入ってきているという状況にあります。そういう意味では、内外の関心は着実に高まってきているというふうに考えています。

ただ、まだまだ、首都圏やそうしたところへの周知の余地はあるとも考えておりますので、引き続きRose Expo、そして世界バラ会議、この1週間への来場がさらに増えるように、取り組んでいきたいと思っています。

もともと、海外の皆さん方の関心が深いのも、福山のばらのまちづくりの歴史が、とても海外のばら関係者の皆さん方に、印象的に受けとめられているということだろうと思います。戦後復興と平和の象徴が、福山のばらであり、それによるばらのまちづくりが70年続いているということであります。

そういうことを、大会当日もしっかりと、改めて、大勢の世界からの来場者にご説明をしていきたいと思っています。

 

記者

先ほど世界バラ会議の関係でもう1点お聞かせください。

まだ開幕前ですが、大会以降にレガシーを残した方がいいのではないかというのを、市議会でもお話が出ていると思います。そこを見据えて、準備や大会当日も迎えて、検証していく必要があるのかなというふうには思いますけれども、市長としてはどの辺のあたりで、バラ会議のレガシーについて力を入れて残していきたい、市民にこの辺を継承してもらいたいかというところのコメントをいただけたらと思います。

 

市長

今、様々な取組をしておりますが、その取組の中には、そのままレガシーとして継承していくものも、おそらく含まれていると思います。ただ、今は大会1ヶ月前の準備で精一杯な状況でして、特にレガシーとしてこういうものに意識しながら準備をしているという思いにまでは至っていません。

大会の成功に全力を尽くしていきたいと思っています。

 

記者

大きく2項目にわたって、ご質問させていただきます。

まず1つは、世界バラ会議について、大会参加者と市民が交流するという点について、特に市民との交流というものがある意義だとか、その来場者にどんなことを伝えたい、感じてほしいかという点と、またさらに交流する市民への心構えであるとか、市長からの呼びかけというものがありましたら教えてください。

 

市長

やはりバラ会議そのものは、どちらかというと、専門家達がばらの専門知識を互いに高め合うという時間を持つことが多いわけでありますが、せっかく19年ぶりの日本での開催、アジアでの開催ということでありますから、日本の文化にたっぷりと触れていただきたいというおもてなしの心を持っています。そういうおもてなしの心を、交流会に参加する市民の皆様方と共有したいと考えています。

専門的な議論が交わされる大会の期間中に、そうした市民との交流をするということを、とても大会参加者の皆さん方も楽しみにされているというふうに聞いています。

ぜひ言葉を超えた心のすばらしいやりとりが行われるように期待をしたいと思っています。

市民への心構えはとの問いでありますが、先ほども少し申し上げましたが、普段通りの思いやりの心で、笑顔で接していただきたいなというふうに思っています。

 

記者

キッズスペースの設置について、これはもともと、こども未来づくり100人委員会から出てきた意見をもとにされていたと思いますが、そこの参加者の意見としては、本来は児童館が欲しいということで、児童館機能を持たせてということでしたが、児童館ということですと、児童厚生員だとか、ある程度様子を見て指導してくれる専門的な職員がいらっしゃるわけですが、今回はキッズスペースということでそういった職員はいないかと思います。今後、そういった職員を配置したり、正式に児童館機能のようなものを持たせたりするという方向性があるのでしょうか。それとも、現状ではそこまで考えられてないのでしょうか。

 

市長

当面はこども未来づくり100人委員会で多く出された、こどもの居場所、こどもの遊び場所で、特にこどもだけでも行ける身近な場所という声にこたえて、身近な公共施設である交流館を活用できるのではないかという思いで、スペースの確保を試みるというものであります。

もちろん、今後の試行を経て、何かしらの専門員の設置が必要だということになりましたら、そこで考えていきたいと思っておりますが、当面はこどもの居場所として、十分活用していただける立地や機能や施設があるかどうか、あるいは少し工夫すれば、そういうものに繋がっていくかどうかということに主眼を置いて、試行していきたいと考えています。

いろんな利用の仕方あると思いますけども、小さなこどもであれば、保護者と一緒に使うということをイメージしておりますが、利用状況を見ながら、利用者が不安を抱かないような、そんなスペースにしていきたいと思っています。

安全管理あるいは施設面での安全性の確保には努めたいと思いますが、基本的には、保護者の皆さん方が見守っていただくと、そういうことになると思っていますが、そういうことも含めて、どうあるべきかということを検証するのがこの試行期間であります。

 

記者

2つほどお伺いさせていただきます。

まず1つは、福山空襲から80年を迎えることに関しまして、お尋ねさせていただきます。

現在、福山市内には人権平和資料館という遺族の方からの遺品などを平和にまつわる資料にしているところがございますけれども、展示品が固定されていまして、数年に1度の収蔵品展でしか遺族の方の寄贈品というものが展示されていない状況でございます。

そういったことからも、福山空襲80年に合わせまして、寄贈者の思いにこたえられるような取組をご検討いただけているかどうかを確認させていただければと思います。

もう1つ、6月まで調査期間としていました福山港内港埋立てに関しまして、現状、掘削上での課題などそういったもの見つかっているかどうか、教えていただければと思います。

 

市長

まず1点目でありますが、この人権平和資料館へご寄贈いただいた点数は、現在は約2,000点あります。そして、これについては、常設展においてその一部を展示しております。その展示件数は464点であります。それに加えて、収蔵品展を開館以来、2回開催いたしまして、直近は2019年に行っているという形であります。

そして今年度は、福山空襲から80年の節目を迎えるということもあり、企画展を5回、計画をすることとしていますが、そのうちの1回、9月から11月の期間には、6年ぶりとなる3回目の収蔵品展を開催する予定であります。

このように、常設で約2,000点のうちの4分の1程度を展示させていただいておりますが、おっしゃる通り、ご寄贈いただいた方の思いをしっかりと踏まえて、できるだけ多くの市民の皆さんに見ていただけるような工夫をしてみたいと思っています。

それから、福山港内港の埋立てについてのご質問でありますが、改めてこれまで申し上げてきたことを整理させていただきますと、年内までに一応の調査を終えて、その後、国や県や市の役割分担や、あるいは事業スキームを整理します。その前提としては、課題があれば課題を克服しながら、そうした作業を行い、夏ごろまでには、それを公表していきたいと申し上げてきました。

現在のところを、内港埋立てについての大きな課題が見つかったということは聞いておりません。順調に今、土質調査を含めた分析がなされているのだろうと思います。

夏ごろまでには、具体的な調査結果及び方向性をお示しできると考えています。

 

以上。

 

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)