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2026年9月定例市議会市長記者会見

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年9月17日更新

記者会見などにおける市長の発表や質疑応答をとりまとめ、掲載しています。

 会見日:2026年(令和8年)8月24日(月曜日)

9月定例市議会市長記者会見

 ・9月議会・補正予算について

 ・地域の拠点づくりについて

  9月定例市議会市長記者会見 [PDFファイル/1.55MB]

会議録​​​

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市長

それではまず、9月定例市議会の案件について説明します。本日、招集告示を行い、8月31日から開会いたします。

第1次分として提出する内容について説明申し上げます。

まず報告案件ですが、「損害賠償の額を定めること及び和解の専決処分の報告について」をはじめ、4件です。

決算案件は、「令和7年度福山市病院事業会計決算認定について」をはじめ、5件です。

予算案件は、「令和8年度福山市一般会計補正予算(第3号)」の1件のみとなっています。

条例案件は、「福山市特別職報酬等審議会条例の一部改正について」をはじめ、7件となっています。

単行議決案件は、「沼隈清掃工場解体工事請負契約締結について」をはじめ、11件です。

以上、9月議会へは1次分として28件を提出しています。

 

それでは補正予算の内容について、補正予算議案説明資料に沿って説明します。今回は一般会計で8億9,190万円を追加し、繰越明許費を1件、債務負担行為を2件、それぞれ計上しています。

まず、大雨による災害関連経費として6億5,120万円を計上しています。6月の大雨により被災したため池・水路等の災害復旧について対応するほか、防災重点ため池の管理体制のさらなる強化に向けて、水位計や監視カメラ等の追加整備の箇所を調査するものを計上しています。

通常分は、2億4,070万円を計上しています。

1、まず福山駅前のにぎわい再生については、(仮称)福山駅前広場デザイン・運営検討会議での議論の進捗に応じて、詳細検討を実施するものです。

2、国の成長戦略に呼応し、半導体関連産業クラスターの形成を推進するため、会議体を設置し、その着実な取り組みにつなげていこうとするものです。

3、まちづくり活動の推進は、まちづくり活動の拠点となる「大和建設まちテラスふくやま」の9月供用開始に合わせて、まちづくりネットを中心とした新たなコミュニティづくりを実践しようというものです。

4、今年度からスタートした「希望の子育て5か年プラン」の充実強化に向け、市外に転出した若者の意識を調査・分析し、新たな支援策を検討するものなどです。

5、南部観光振興の拠点づくりは、鞆地区東西交通・交流拠点整備にかかる建築物価の高騰への対応とともに、来年度の供用開始に向けて観光客向けの案内看板を整備するものです。

6、国際交流の推進は、パラグアイへの日本人移住90周年、そして旧沼隈町からの集団移住70周年の節目にあたり、在日パラグアイ大使館と連携した古着や古本の寄附の実施、交流史についての講演会を実施するものです。

7、安心な市民生活の実現は、国庫等補助内示の増を受けて、自転車通行空間の整備、急傾斜地の崩壊対策などを実施するものです。

8、福祉の充実は、認知症高齢者グループホーム等の防災改修の経費を補助するものです。

9、寄附金対応は、寄附者の方々のそれぞれの思いに沿った事業に活用させていただきます。

繰越明許費として、一般会計で職員認証基盤システム等改造事業の1件を追加すること、また債務負担行為として、来年度実施するばら祭及びばらの新品種等の展示販売を行うRose Collection、そして福山城築城405年記念事業の準備経費の2件を一般会計に追加するものです。

以上が、今回予定しています令和8年第5回定例市議会に提出する補正予算の内容です。

 

続きまして、地域の拠点づくりの状況について、松永と新市について報告したいと思います。

まず松永ですが、これまで松永地域では、駅の北口に焦点を当てて、拠点づくりの議論を進めてきました。これまでに、老朽化したアーケードの撤去、夜店などのイベント開催、松永未来会議を立ち上げて様々な意見交換が行われるなど、着実な議論の広がりが見られています。この度の「まつながる駅北ストリートキャンパスプロジェクト」、通称「駅北キャンパスプロジェクト」では、これまではイベント開催を通じて創出してきた非日常のにぎわいを、日常のにぎわいへとつなげていくとともに、福山大学の玄関口という位置づけができる松永駅北口を、学生や地域の人々が滞在し、一緒になって活動や挑戦でき、交流できる空間にしていこうというプロジェクトが今立ち上がろうとしています。福山大学と地域の主導により、学生が活躍する駅前空間づくりを通じて地域価値が向上し、また学生個々の成長にもつながっていくという循環を描いています。

これまでは福山大学の学生団体であるプロジェクトⅯが活動してきました。また、松永高校の生徒がお弁当を開発しようというアイデアを出したり、福山大学の建築学科の学生が駅前空間やイベントの提案をしていたりする動きがすでにあります。こういうものと今回のプロジェクトがつながっていくものと思います。

キックオフのための発足式を26日に福山大学で開催します。そこでは、大学、市、学生、そして地域の人たちも加わって、共同宣言を行います。参加者が懇談して、松永駅北口の未来像を語り合い、共にそれぞれ取り組むべき事柄を確認し合う場にしていきたいと思っています。これまで福山大学と福山市では、2013年9月に包括連携協定をすでに締結していますが、これをさらに駅北口にフォーカスしながら深めていくことになると思います。以上が松永の取り組みです。

次の取り組みが新市です。これまで新市地区では、地域の皆さんが早い段階で、市内第二のかわまち広場づくりに合意しました。目標が明確化され、それに向けた取り組みが一歩一歩具体的に行われてきました。国に計画を提出するということを目標に計画づくりをやってきていますが、その計画の前段となる、いわば計画の骨子と言える利活用構想づくりに昨年度は取り組んできました。これはかわまち計画のコンセプトや、あるいはゾーニングの検討を中心としたもので、商工会の青年部や大学生が交じりながら議論をしてきました。そして、今年度はいよいよ計画作成のための取り組みが進んでいます。検討の場も国や県、市の関係者も含む「新市地区あしだがわ利活用推進分科会」という場に移っています。近隣の学校、自治会など、より幅広い関係者が集まって、これまで分科会を2回開催しています。今後については、来年6月を目標に国に計画申請を行い、登録されれば、その後は事業に移っていくことになります。

今回初めて、新市地区のかわまちづくりのパース図が出来上がりましたので、ご披露したいと思います。戸手高等学校の南の佐賀田橋を挟む約600mのエリアで、広さは千代田町のかわまち広場の2.2haに近い約2haです。大きな特徴として、一つは佐賀田橋の両側に親水エリアを設けて、こどもも安全に水遊びができるものをイメージしました。河川敷にドライ噴水を作るのは初めての試みということで、今、国土交通省とも河川に与える影響と安全性の確認をしています。もう一つの特徴は、学校との連携ということで、近くにある戸手高等学校、それ以外の近隣の小中学校による利用を念頭に管理棟を設け、学校との連携がスムーズにいくように、今後議論されていくことになります。

その2つを主な特徴にしながら、両側に80台程度の車が駐車できる駐車場を設けます。土の広場を臨時駐車場に使えば、全体で150台が停まることができます。そしてバーベキューエリア、芝生広場、イベント広場、多目的な利用が可能となる土の広場もあります。芝桜を植え、景観にも配慮されたものにしていきたいという地域の思いもあるようです。また自転車の通路は、今のところ土手と岸の両側にかかっていますが、今後、利用者の安全性も考えながら、最終的にどこに設けるかということについて決定し、自転車で楽しむエリアもできていきます。親水エリアは階段も作りながら、より安全な状態での水遊びも可能にします。

以上が新市地区の地域の拠点づくりの取り組みです。

報告事項については以上です。

 

記者

昨年9月に開設されたネウボラセンターが間もなく1周年を迎えます。3期目をめざされる2024年の市長選の公約でもこのセンターの開設を掲げられていましたが、期待した役割を果たしているとお考えですか。また、4月からはユースセンター「ふらっと」がネウボラセンターに加わりました。若者の居場所づくりがどうして今必要なのか、ご説明ください。

 

市長

まず1点目のご質問のネウボラセンターは、市民の声を受けて、子育て家庭や若者等に対する総合的な支援拠点として、昨年9月に開設しました。以来、今年の7月末までに約14万人を超える利用者がありました。これはかなり多い数ではないかと受け止めています。遊びや交流などの日常的な利用をきっかけとして、職員がこどもや子育て家庭の状況を把握し、困難が深刻化する前の早期の把握、予防的な支援にもつながっていると考えています。これまでに全体として受け付けた相談、手続きの件数は約2,200件となっています。

今年4月には加わったユースセンター「ふらっと」における若者の利用は7月末までに約4,800人で、うち中高生が8割となっています。若者が気軽に立ち寄り、自分のペースで思い思いの過ごし方をする中で、同世代の友人たちとのつながりが生まれていく場として利用されています。こうしたことを考えると、ユースセンターを含むネウボラセンターの役割は、一定程度、あるいはある意味予想以上と言えるかもわかりませんが、これまでのところは果たされているのではないかと考えています。

2点目、改めて若者の居場所づくりの必要性についてです。こどもや若者の悩みが多様化している中で、学校や家庭で自分に合った居場所を選び、安心して過ごせる環境が必要だといわれています。一方で、学校や家庭に居場所を感じにくいこどもたちもいます。そうしたこどもや若者にとっては、第三の居場所があることで、孤立を防ぎ、安心感や自己肯定感を育むとともに、困りごとを抱えた際に相談や支援につながるきっかけが求められています。そうした中で、ユースセンター「ふらっと」を開設しました。悩み事や困り事を抱えていても、相談窓口に向かうことが難しい若者もいるため、相談を目的とするよりは、まずは勉強、読書、交流、イベントなど、それぞれの参加しやすい使い方でふらっと立ち寄ってもらうことが居場所としての重要な意義だと思います。その上で、何気ない会話や関わりを重ねることで信頼関係ができ、それが相談や専門的な支援につながっていくこともユースセンターの大きな役割となっています。ユースセンターを中心に、切れ目のない支援体制、若者を含めた幅広い世代のこどもたちに対する支援対策の充実を図っていきたいと思っています。

 

記者

ネウボラセンターにたくさんの利用があって、そういう場所を作るということも重要だということですが、天満屋との関係で賃料を公表していないということがあります。開設から1年経って、この施策を検証する際に、費用対効果がそもそも検証できないのではないかという課題があるかと思いますが、そのあたりはどうお考えでしょうか。

 

市長

本来は費用対効果をしっかりと意識しながら事業を遂行することは重要なことだと思っていますが、駅から近く利便性の高い場所に公共の空間がなかったために、民間施設を利用してこうした公共空間を作る以上は、民間施設側の事情にも一定程度の配慮が必要です。したがって、我々が検証すべき指標として、利用者の声や数、利用の実態、支援機関としての成果といったものを見極めていきたいと思っています。

 

記者

今回、9月補正予算議案で「ふらっと」の充実、職員の拡充を出されています。それもこの利用が予想以上にあるからという理解でよろしいでしょうか。

 

市長

利用者にとっての利便性を高めていくため、利用者の数に応じて増員の必要があるということであります。

 

記者

9月補正予算議案において、債務負担行為で、Rose Collectionという名称があります。Rose ExpoからRose Collectionに、何か意図を持って変えていこうというお考えでしょうか。

 

市民局参事

昨年、世界バラ会議と併催したRose Expoが、3日間で2万1,000人を集めました。今年は1年後イベントということで、2日間で同じく2万1,000人を集めており、全国のばらの専門家やファンから人気を集めているイベントとして認識しています。そのような効果もあることから、来年度もRose Expoを開催するという中で、博覧会を意味するExpoという言葉は盛大なイメージもあるので、人気を集めているばらの新品種がここに来れば買えるということが分かりやすいイベント名称にしたいと考えています。先週開催した世界バラ会議福山大会レガシー懇話会でも、この名称について賛同のご意見をいただいています。

 

記者

新市地区のかわまち広場が水で遊べるような環境になるということですが、芦田川はかつて西日本でも水質が良くない川として有名だったと思います。そこで水の中に入って遊べるようになるため、どのような水質浄化に関しての取り組みをされてきたのか、あるいは今後さらなる浄化に向けて、関係機関とどのような取り組みを進めていくのかをお聞かせください。

 

市長

これまでの浄化に向けた取り組み、あるいは今後の取り組みについては担当からご説明しますが、まず事実として、この間、水質は改善しています。水質を示す指標にBODというものがあります。芦田川の類型におけるBODの基準値2.0mg/Lに対して、上戸手は1.4、中津原は1.7というように、基準値を下回る水質が確保されているという意味では、こどもたちに水に親しんでもらっても安全であるということだと思います。これまでの浄化に向けた取り組みや今後の取り組みについては担当から説明します。

 

建設局長

芦田川の水質浄化に向けたこれまでの取り組みについて、大枠としては、下水道整備に伴う水質改善が一番大きいものと受け止めています。その他にも、河川内に国土交通省が浄化施設を設けて、水質改善の取り組みも行われています。また、国と市が連携して、水質浄化に向けた教育活動の方も定期的に行われています。こうしたことが総合的に組み合わさって、これまで結果としてBODの改善が図られてきたと思っています。

 

記者

枝広市長が市政を担われて、来月でちょうど丸10年になります。10年の振り返りと、残された任期の中でこれだけはやっておきたいというような、課題意識を持っている施策について教えてください。

 

市長

この10年間、様々な取り組みをしてきましたけれども、一言で言えば、都市の力と魅力を高めることに取り組んできました。そして、人口減少社会にあっても、活力、元気、輝きを失わない福山であり続けることを目標に、スピード感、情報発信、連携に努めてきました。また、この10年間を通して、一定程度の基盤整備は進めてきました。10年前は、どちらかといえば大きな都市の割には都市インフラに脆弱性が感じられたわけでありますが、そうしたものについても一定程度の進捗が見られました。もちろん、まだまだ防災面についてはやるべきことは多いという認識を持っています。私に与えられた任期はあと2年ですが、2年の間に何をするのかということについては、改めて整理をして、しかるべき時に市民の皆様に報告したいと思います。ただ、10年を経た上で、今の段階で残り2年に限定することなく、さらに長期的な視点で福山が取り組むべき課題についても、現場の職員と知恵を出し合いながら、方向性を示していくことも私の仕事の一つではないかなと思っています。

 

記者

まつながる駅北ストリートキャンパスプロジェクトについて、26日に福山大学で連携の共同宣言が行われるということですが、共同宣言をした上で、こんなことをやってみたいという具体的な項目や見通しみたいなものはありますか。

 

市長

これまでも松永未来会議というのを作り、今後のことを含めていろいろな取り組みを掲げてきました。そうしたものについて、この懇談会において、大学側、あるいは地域の皆さんから、取り組みをサポートする市側に意見が出るということを期待しています。したがって、この場で私から申し上げるというよりは、26日、改めて地域や学生たちが、この共同宣言を機に松永駅北口のプロジェクトに何を望んでいるのかということを明らかにしていきたいと思っています。

 

記者

市立福山高等学校が甲子園で善戦しました。そのことについて改めて市長としての所感をいただきたいです。また寄附金がかなり市民や事業者から集まっているかと思いますが、どれぐらい集まったのか、それを市としてどのように活用してほしいのかという思いがあればお聞かせください。

 

市長

立派な戦いぶりをしてくれたと思っています。甲子園で天理高等学校を相手に善戦し、生徒たちは必ず何かをつかんで帰ってきてくれたと思っています。教訓を得て、今後の部活動に反映させてくれると思っています。これまでも公立の高等学校の生徒として学びと部活を両立させてきた生徒が一定以上の成果をもたらしたということは、他の生徒にとっても大きな刺激になり、今後の学校全体としての部活動の活気や学習意欲の向上につながるものと期待しています。

寄附金の金額については、担当の方から説明しますが、その活用については、野球部の施設整備の一部に充てる、あるいは他の部活動も含めて、学校全体の部活動の環境整備に使うことが寄附者の思いに沿った活用の方向性だと考えています。

 

教育委員会管理部長

寄附につきましては、学校の後援会において8月末まで募集を行っており、多くの個人や企業の皆様からご支援をいただいていると伺っています。金額については、現在はまだ募集期間中ですので、詳細は伺っていません。また、あくまで後援会による寄附募集ですので、どのように公表されるかについても、現在、教育委員会としては聞いておりません。

 

記者

補正予算の関係で、債務負担行為に福山城築城405年記念事業が入っています。これについて、考え方、方向性、具体的に何か既に決まっている案があるのかをお聞かせください。また、例えば1日や1週間のように短期で展開するものなのか、400年の時のように長期で何か展開していくものなのかの考え方、内容があれば教えてください。

 

市長

具体的には担当の方から説明します。ただ、債務負担行為をお願いしているということは、具体的な準備行為があるということでありますので、事業のイメージを念頭に置きながら理解のお願いをしていくということになるかと思います。400年記念事業の時と比べた405年事業のイメージとして、400年の時の1年間というような長期にわたるものではないと思いますが、かといって1日だけで終わるということでもないかと思います。

 

経済環境局長

405年の事業は、今後、具体を詰めていきたいと思っています。8月28日の築城記念日を中心として、1日あるいは1週間のイベント開催などを考えていきたいと思っています。400年の時に実施した、時代行列などの内容も含めて、今後しっかりと議論していきたいと思っています。いろいろな方々のご意見を聞きながら進めていこうと思っていますので、もしこういったことをすればいいんじゃないかという意見があれば、我々の方にお教えいただければと思っています。

 

以上。

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