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ふくやま書道美術館開館10周年記念 呉昌碩とその周辺
概要
この秋、中国の美に出会う―
呉昌碩(ごしょうせき)(1844-1927)は、日本人に最も親しまれた中国の文人です。
詩・書・画・篆刻のいずれにも優れた文人であり、清朝末期の大芸術家と言われています。
日本では日下部鳴鶴などが交友しており、日本篆刻界にも大きな影響を与えました。また、彼が制作した印は富岡鉄斎や岸田劉生など多くの書家や画家、文人に愛用されました。
本展覧会では、当館所蔵の栗原コレクションより呉昌碩の書画・篆刻に加え、師、友人、子、弟子など彼を取り巻く書画家の作品計103点を紹介します。
■会期 2013年9月1日(日曜日)-10月20日(日曜日) 43日間
前期:9月1日(日曜日)-9月23日(月曜日)
後期:9月25日(水曜日)-10月20日(日曜日)
■開館時間 午前10時~午後7時
※初日はオープニング行事のため一般公開は午前10時50分~
■休館日 月曜日
ただし9月16日(月曜日)、23日(月曜日)、10月14日(月曜日)は開館し、9月17日(火曜日)、24日(火曜日)、10月15日(火曜日)は休館
■観覧料 一般500円(400円) 高校生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
■主催 (公財)ふくやま芸術文化振興財団ふくやま書道美術館
福山市教育委員会、読売新聞社
■後援 広島県書美術振興会、福山文化連盟、エフエムふくやま
出品作品
●「呉昌碩とその周辺」出品目録(pdf)
前期・後期で一部展示替えを行います。詳しくは上の出品目録をご覧ください
■前期 2013年9月1日(日曜日)~9月23日(日曜日)
■後期 2013年9月25日(水曜日)-10月20日(日曜日)
●主な展示作品(すべてふくやま書道美術館蔵)
左:呉昌碩《七言篆書対聯(しちごんてんしょついれん)》1916年
右:呉昌碩《蘭花図幅》
左:呉昌碩《尺牘(せきとく)》
中:呉昌碩《硯・端渓 天然一葉硯》
右:呉昌碩《印材・鶏血》
関連行事
●ギャラリートーク
9月8日(日曜日)、10月12日(土曜日)午後2時~
※当日の展覧会チケットが必要です
●ワークショップ「自分だけの印をほってみよう」 【事前申込制】
自分の名前を印材(石)にほって印を作ってみましょう
■日時 2013年10月6日(日曜日) 午後1時~午後4時30分(予定)
■講師 玉垣千尋氏(篆刻家)
■会場 イコールふくやま大会議室(エフピコRim地下2階)
■対象 高校生以上
■参加費 1000円(材料費含む)
■申込方法
往復はがきに住所、名前、電話番号をご記入のうえ、下記までお申し込みください。
締め切りは9月20日(金曜日)必着。
*応募者多数の場合は抽選となります
■申込先
〒720-0067
広島県福山市西町一丁目1番1号エフピコRim8階
ふくやま書道美術館 「自分だけの印をほってみよう」係
展覧会目録
●「呉昌碩尺牘」 完売しました
■内容
呉昌碩が13歳年下の沈石友に宛てた手紙166通の中から厳選した20通を原寸大で収録。
この尺牘には、沈石友から依頼された硯銘を揮毫して送ったことや、趙古泥(石農)の印や硯に刻す技術が優れていること、また日本人から依頼された絵の題と跋文作成の依頼、沈の再婚の祝いや体調不良のことなど日常的なできごとまで細かく書かれている。
さらに、金石、篆刻の学術団体「西れい印社」の社長に就任した際の、社記の代作を依頼する内容もあり大変興味深い。
※以前販売していた「呉昌碩尺牘」の選り抜き版となります
※「れい」はさんずいに令
■頁数 A4判・36頁
■価格 800円
■通信販売 9月1日(日曜日)より、現金書留のみのお取り扱いとなります。
詳しくはこちら(「図録の在庫」をクリック)
以下の図録にも展示作品が多数掲載されています
●「所蔵品図録III 呉昌碩とその周辺 栗原コレクションより」
●「所蔵品図録VIII 中国の書と絵画 -栗原コレクション-」
展覧会チラシ