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トップページ > 広報ふくやまポータルサイトトップ > 広報ふくやま2022年9月号 > 広報ふくやま2022年9月特集2「座談会 介護体験者が語る「認知症」の付き合い方」
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広報ふくやま2022年9月号

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広報ID:273197印刷用ページを表示する 掲載日:2022年9月1日更新

座談会
介護体験者が語る
「認知症」の付き合い方

 認知症の人とその家族を支える団体「認知症の人と家族の会」。認知症になった家族を介護した経験があるメンバー3人が、異変に気付いたきっかけ頼るべき相談先利用した介護サービスなどについて語り合いました。

座談会の様子

堀川さん(左) 認知症は発見が早いほど、介護支援の幅も広がります。気になる様子があれば、遠慮なく専門機関に相談を

佐藤さん(中) 趣味の絵手紙を描かなくなったことが、姉の異変に気付くきっかけでした

服部さん(右) 認知症を正しく知ることは前向きに生きる力になると思います

「認知症の人と家族の会」の皆さん

  • 服部さんの顔写真

    服部さん

     福山地区の世話人代表。認知症の妻をみとりまで13年間在宅介護で支えた。

  • 佐藤さんの顔写真

    佐藤さん

     夫の父を10年間在宅介護し、現在は健忘症と診断された姉をサポート中。

  • 堀川さんの顔写真

    堀川さん

     認知症の祖母を約8年、家族とともに介護した。介護事業所を運営している。

  • 認知症に気付いたきっかけは?

    • 服部さん

      妻はもともと優しくて明るい性格でした。でも次第に笑顔が減り、ささいなことで怒りっぽくなるなど、感情が不安定になっていったんです。同時に物忘れが増え、「様子がおかしいぞ」と感じてはいましたが、当時の妻はまだ56歳。これらの異変が認知症のサインとは考えもしませんでした。

    • 佐藤さん

      私の姉は絵手紙が趣味だったのですが、3年ほど前から描かなくなりました。姉夫婦の家を訪れるたび、絵手紙用の材料を買ったまま忘れて放置しているなどの変化が目に付き、「認知症かもしれない」と思ったんです。

  • 認知症に気付いて相談した先は?

    • 服部さん

      脳の病気を疑い、脳神経外科を受診しました。MRI検査の結果、医師から「アルツハイマー型認知症」と診断され、月1回の通院が始まりました。

    • 佐藤さん

      私も姉を最初に連れて行ったのは病院です。そこで「健忘症」との診断を受けました。

    • 堀川さん

      お二人はまず病院に行かれたとのことですが、ご本人が受診を拒むケースも多いですよね。

    • 佐藤さん

      そうですね。認知症に限らず、病気の検査には誰でも不安や抵抗感があって当然ですから。

    • 服部さん

      私も妻の不安を軽減するために「一緒に健康診断に行こう」と誘い、二人でMRI検査を受けました。本人の心に寄り添うことが大切だと思います。

    • 堀川さん

      「どこに何を相談すればいいか分からない」とお困りの方はまず、近隣の地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に問い合わせてほしいですね。ケアマネジャーなどの専門職が医療・福祉機関などと連携しながら対応します。認知症は早期に発見・相談できるほど、支援の幅も広がります。

    地域包括支援センター 相談の様子

    地域包括支援センター相談風景

  • 本人や家族が受けて良かったサポートは?

    • 服部さん

      妻はデイサービスと訪問歯科診療を利用していました。福山市の介護保険で受けられるサービスのおかげで、身体的・時間的な負担が軽減。ケアマネジャーたちから在宅介護の知識を教われたのも心強かったですね。

    • 佐藤さん

      姉は小規模多機能ホームで訪問のサービスを利用するほか、ピアノなど趣味の教室にも通っています。やはり専門職の方や地域の方々に関わってもらえるのはとても安心です。

    • 堀川さん

      介護施設では利用者の小さな体調変化に気付くことができますし、地域住民との交流は認知症の進行を遅らせることや暮らしやすさが期待できますね。

    • 服部さん

      心の支えとなったのは「認知症の人と家族の会」です。参加者はみんな、認知症患者の介護経験者。症状が重くなる妻の介護と慣れない家事を一人で担うつらさなどを本音で語り、分かり合えたおかげで、苦労を乗り越えることができました。

    • 堀川さん

      地域包括支援センターは適切な支援制度が見つかる場、「認知症の人と家族の会」は気持ちを共有する場。両方を活用するのが望ましいですね。

    • 服部さん

      そのほか福山市には認知症サポーター養成講座や認知症カフェなど、多くの公的取り組みがあります。それらに参加して認知症を正しく知ることが、本人と家族ともに前向きな生き方につながるのではないでしょうか。

    定例会の様子

    認知症の人と家族の会 定例会

まずはここに相談しよう!

相談窓口地域包括支援センター

 市内に22カ所ある地域包括支援センターは、認知症や介護に関する身近な相談窓口です。
認知症の人と家族、医療、介護をつなぐ調整役になる「認知症地域支援推進員」や「介護支援専門員(ケアマネジャー)」が在籍しています。

認知症の人と家族のイラスト
  • 認知症に関する相談

  • 地域の認知症に関する
    支援ネットワークづくり

  • 医療と介護の連携などの
    困りごとの相談

  • 地域の高齢者の
    様子が心配

  • 介護サービスを使うには
    どうしたらいいか

などを受け付けています。

センターの詳細はこちらから

※担当地域は小学校区で分別されます

もし「認知症」になっても安心!

チームオレンジの活動

 近隣の認知症サポーターがチームを組み、認知症の人や家族に対する生活面の早期からの支援などを行う取り組み。地域での見守りや認知症サポーター養成講座などを実施しています。

辰川和美さんの写真

オレンジチューター
(指導員)
辰川和美さん

地域と連携しながら本人や家族を支えていくので、安心してください!

  • 認知症カフェ

    認知症カフェの様子

     認知症の人と家族や地域の認知症に関心がある人などが集まって、気軽に情報交換などをする場所。市内には19カ所あり、定期開催されています。

  • 認知症ひとり歩き
    SOSネットワーク

     エフエムふくやま、市内のタクシー会社、認知症の人と家族の会などが連携し、外出したまま帰宅できなくなった高齢者を守る活動です。高齢者が行方不明になったとき、早期発見・保護をめざします。

  • 認知症保険

     認知症高齢者の人は個人賠償責任保険に加入できます。誤って他人の物を壊したときなどに保険金が適用される場合があります。

    対象社会福祉協議会の認知症ひとり歩きSOSネットワークに登録され、要支援1以上の介護認定がある人

問い合わせ

社会福祉協議会福祉のまちづくり課

084-928-1333)