タクシーやバスなどを円滑に利用できる交通の利便性を確保しながら、人が集まり交流が生まれ、にぎわいの中心となる広場機能を作り出すため再整備を進めている福山駅前広場。福山市立大学でフリーペーパーを作成している学生が福山駅前を利用する市民の視点で、これからの福山駅前について福山市の職員にインタビューしました。
市立大学の皆さん
Q1
今までどのように
検討をしてきましたか?
A
福山駅周辺の再生の取り組みは「働く」「住む」「にぎわい」が一体となった福山駅前をめざすものです。商業施設の閉店などで一時期失われた活気を取り戻すため、伏見町の昔ながらの建物をリノベーションしてお店がオープンしたり、中央公園に民間事業者のノウハウを活用してレストランができたり、「iti SETOUCHI」や「NEWCASPA」が開業したりするなど、民間事業者と連携しながら福山駅周辺エリアのにぎわいづくりに取り組んできました。
そして福山駅前広場については、専門家や市民らでつくる協議会を中心にアンケート調査や実証実験、若者が参画するワークショップを実施するなど、さまざまな視点を踏まえながら再整備計画の検討を重ねてきました。多様な使い方ができる広場空間や乗換えの利便性を高めることを求める意見が多くあったので、計画に反映してきました。
アンケート調査や実証実験、若者が参画するワークショップなどを行い、さまざまな形で市民の意見を聞きながら検討が進んできたんですね。
Q2
広場ができたら交通が
不便になりませんか?
A
交通機能はしっかり確保します。バスやタクシーは、現在と同じく駅からなるべく近い場所に配置する計画にしています。路線バスについては、乗車場を集約する実証実験やバス事業者との協議を行い、施設配置を計画しています。
タクシーは、実証実験による運用の検証を行いました。現在、タクシーが駅から南側へ向かうとき、地下駐車場から出てくる一般車との合流による混雑が課題になっています。計画では、乗降場を五浦釣人像付近へ移設し、転回場を設けます。そしてタクシーのみがNEWCASPA前の道路を通って、一般車との合流なく、南方面(2号線)へスムーズに向かえるようになり、利便性が高まります。
また、駅前大通りについては交通シミュレーションを行い、車線数を8車線から4車線にしても交通量は十分に処理できることを確認しています。また、交差点をコンパクトにし、信号機を調整することで、現在よりも一般車の車両の流れがスムーズになる見込みです。
しっかり調査済み!
今よりも交通の流れがスムーズになり、使いやすくなることに期待します!
Q3
再整備にはいくらかかるの?
A
現時点での概算事業費は周辺道路の整備も含めて、全体で約40億円(2025年の建設単価より算出)ですが、今後の物価変動や施設の詳細を検討したり、新しく施設を計画したりすることで、費用は変わります。国の交付金を活用するなどして市の負担の軽減に努めます。
この事業はいわばまちに対する投資です。広場空間を創出するだけでなく交通結節機能の改良を図るものです。周辺道路を含め、福山駅前広場を再整備することで駅周辺エリアに新しい施設やお店など民間の投資を促し、エリアの魅力やにぎわいの創出、地域経済の活性化につながることが期待されます。また、福山駅前に愛着を持ってもらい、多くの人に利活用されることで、駅前から周辺エリアへの人の流れが生まれ、新たな交流や活動の創出など、まち全体の活性化にも貢献していきます。
未来への投資なんですね。
福山駅前やまち全体が活気づくのが楽しみです!
Q4
いつ完成予定ですか?
A
広場の再整備は、2033年度の完成をめざしています。周辺道路は今年度から設計を行い、2030年度末には工事が完了する予定です。また、広場空間は2029年度から設計を行い、2033年度末に完成する予定です。
工事期間中の人の流れや交通面への影響も心配されていますが、段階的な工事や夜間工事を行うことで、規制や混雑を最小限に抑えていきます。また、工事期間中でも環境が整い次第、実際に広場を運用しながら運営方法などの検討を進め、設計にも生かしていきます。広場の完成に伴い周辺環境の変化も期待されており、地元住民と協力しつつ住みやすいまちの実現をめざします。
実証実験の様子
周辺道路は今年度から設計を行い、2030年度末には工事が完了し、広場空間は2029年度から設計を行い、2033年度末に完成する予定です。
私が大学を卒業するまでに完成している道路もあるかも!楽しみ♪




