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2022年12月定例市議会市長記者会見

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年12月19日更新

 

 記者会見などにおける市長の発表や質疑応答をとりまとめ,掲載しています。

 会見日:2022年(令和4年)11月22日(火曜日)

 

2022年12月定例市議会市長記者会見

・世界バラ会議アデレード大会の成果について

・(仮称)福山城応援大使就任について

・新型コロナウイルス感染症について

・ワクチン接種について

・新型コロナ・季節性インフルエンザの同時流行への備え

・福山市自治体マイナポイント事業について

 2022年12月定例市議会市長記者会見資料 [PDFファイル/3.54MB]

 

会議録

市長

 まず,世界バラ会議アデレード大会の成果についてです。10月27日から11月3日までの8日間,南オーストラリア州の州都であるアデレード市で開催されました第19回世界バラ会議アデレード大会に,本市職員のほか,福山観光コンベンション協会,世界バラ会議福山大会実行委員会の委員,また,実行委員会の関係者であります民間の経営者の方々とともに現地を視察いたしました。このアデレード大会には,世界24カ国から361人が参加し,うち30人がオンライン参加でありました。アデレード大会の運営責任者等とも協議の場を設けて,有意義なやりとりを行いました。

 まず,世界バラ会議の成果についてご説明します。福山大会のプレゼンテーションを,実行委員会会長である日本ばら会理事長の志村雪子さんと行いました。合間に私が説明のためにコメントを加えながら,20分にわたって動画を披露し,「大変感動した。」と何人かの方に握手を求められました。やはり,福山のばらが,ただ植えて育てているのではなく,戦災からの復興と平和の象徴であること,そして,多くの市民がばらを育ててきたというメッセージが,参加者の心を強く捉えたのだろうと思います。食事会場の一角には福山大会のPRブースを常設し,暁の星女子中学・高等学校の生徒の皆さんから託された折ばらをプレゼントしながら,参加者と交流しました。

 そして,大会期間中にはさまざまな講義が行われました。例えば,ばらの専門家による講義では,これからのばらには,環境に配慮し,農薬をできるだけ使わないような品種が求められているという報告がありました。「ばらのまち福山 まちを彩るばらの新品種国際コンテスト」においても,可能な限り農薬を使わないばらを求めており,そうした取組とも合致していると,あらためて実感しました。また,コロナ禍で消費が落ち込んだ飲食業界の方々の発表では,アロマを用いた商品開発の報告もありました。例えば,本市ではばら酵母を使ったさまざまな食品を作っていただいていますが,そういうばらを素材にした六次産業化の取組とも方向性が一致していると感じました。

 そして,市内視察のスケジュールをびっしりと組み,公共の公園や個人の庭園などへグループに分かれて視察をしました。例えば,立体的に庭園を見せる植え方や花の組み合わせ,インパクトのあるオベリスクのような植え方など,そのような庭園のつくり方が印象的であり,これからの庭園づくりの大きな参考になりました。また,ばらの種類やさまざまな個体についての情報が英語でしっかりと書かれてあり,専門家にとって,とても参考になるばら園が多かったように報告を受けています。また,個人宅のオーナーが,庭づくりにかけた思いを参加者に情熱をもって語りながら,直接おもてなしをされており,そんな取組が本市で展開されれば,ほほ笑ましいとも感じました。

 次に,国際MICEの受入環境についてです。私たちが参加した会場は,宿泊施設に隣接する巨大なコンベンションセンターでしたが,そこの出入口は厳しく管理されており,そして食事にも配慮がなされていました。これからは日本ばら会の方々と一緒に,そうした会場づくりにも取り組んでいくことになります。大会プログラムの一つであるローズショーは,アデレード大会では「ローズガーデンエキスポ」と呼ばれ,ステージイベントや協賛企業によるブース展示,切りばらコンテスト,そして物販など,さまざまなしつらえがなされていました。また,オーストラリア国内のばら会から多くのボランティアが会場準備に参加されるとともに,寄附活動にも自ら汗をかき,大会の円滑な運営に尽力されていました。さらに,州からの補助金を得ながら大会が実施されたことなど,資金面での調査も行ってきました。

 次に,アデレード市内の状況についてです。まず,アデレード市庁舎のホールを使ったウエルカムディナーがありました。福山市役所庁舎には,このような歴史と伝統を感じるようなスペースがありませんので,これに代わる福山ならではの施設を確保する必要があると感じました。市内の案内板には,分かりやすいようピクトグラムが表示されていました。また,食事においても,ベジタリアン,ビーガン対応やグルテンフリーなど,さまざまな配慮の表示がなされていました。キャッシュレス決済のシステムが市内全域にあり,そして,分かりやすい市内案内板が設置されていたことにも関心をもちました。こうしたことも,市内事業者の皆さま方のご協力をいただきながら,準備を進めていく必要があると思います。

 大会の最後では,アデレード大会の実行委員会から福山市の関係者に大会旗が引き継がれました。ガラディナーの最後には,本市の関係者が舞台に上がり,みんなでこの大会旗を手にしたという場面もありました。以上が,アデレード大会の視察成果でありますが,本日ご披露したことは,ほんの一例であります。この大会の翌日には,世界バラ会議推進室の室長以下が,アデレード大会を主催したオーストラリア大会実行委員長のトリンパー会長と,実務的なやりとりをしてくれております。その成果の一端については,必要に応じて皆さま方にご披露いたします。

 続いて,世界バラ会議推進室の組織改正と人事異動についてご説明します。取組を加速し,全庁体制で取り組むことを目的とした組織替えを行います。主な改正でありますが,市民局の世界バラ会議推進室を市長公室に所属変更し,市長公室に世界バラ会議推進担当部長を配置いたします。これは世界バラ会議に関する準備組織を,市長直属に置くことを意味します。また,新たに世界バラ会議に関する庁内外の調整を行い,市長公室長を補佐する課長級の政策官を配置いたします。発令は11月24日付けで行います。

 次は,12月定例市議会の案件につきまして,ご説明いたします。12月議会につきましては,本日招集告示を行い,11月29日から開会いたします。第1次分として提出いたします内容について,ご説明します。まず,報告案件としては,「損害賠償の額を定めること及び和解の専決処分の報告について」の1件であります。次に,予算案件としては,「令和4年度福山市一般会計補正予算(第6号)」を始め,8件であります。条例案件としては,「福山市支所設置条例の一部改正について」を始め,15件であります。単行議決案件としては,「排水施設機械設備工事(八尋地区)請負契約締結について」を始め,6件であります。以上,12月議会へは1次分として30件を提出いたしております。

 それでは,あらためて補正の概要について,ご説明します。今回の補正予算額は,一般会計が55億8,647万6千円,特別会計が,都市開発事業特別会計,国民健康保険特別会計,介護保険特別会計,後期高齢者医療特別会計の4会計で,964万円,企業会計が,病院事業会計,工業用水道事業会計,下水道事業会計の3会計で,4億3,665万6千円をそれぞれ追加し,合計では,60億3,277万2千円を追加いたします。また,繰越明許費を一般会計で7件,債務負担行為を一般会計で7件,企業会計で1件計上しております。まず,新型コロナウイルス感染症対策分の感染症対策費は,医療機関において実施するPCR検査数の増加や,感染症患者の入院医療費の増加による医療機関のかかり増し経費に対応するものであります。

 次に通常分の主な内容をご説明いたします。「福山城築城400年記念事業の推進」は,(※)タレントの田村淳さんを,(仮称)福山城応援大使にご就任いただき,同氏による福山城のPR活動に要する経費を負担するものであります。田村淳さんは,8月28日の福山城博物館のリニューアル記念式典にもご参加いただき,大いに福山城をPRするとともに,豊富な城の知識を披露していただきました。福山城を様々な機会に全国へPRしていただけるよう期待しています。

 教育環境の充実は,現在整備中の福山高等学校寄宿舎について,令和5年4月からの供用開始に向け,初度調弁費用を計上するもので,あわせて,食事提供に係る業務委託について,令和7年度までの債務負担行為を設定しております。

 寄附金対応のうち,公益財団法人福山市スポーツ協会天野肇スポーツ基金出捐金は,スポーツ協会において,国際的な舞台で活躍するアスリートの発掘,育成支援,指導者の育成などを行うため,新たに創設する基金の原資として,本市が天野肇さんからいただいたご寄附を活用するものであります。このほか,各事業は,それぞれ寄附者の方々の思いに沿った事業に活用させていただくものであります。制度上補正を必要とするものは,前年度の実質収支の2分の1相当額を財政調整基金へ積み立てるほか,地域型保育事業所や認定こども園の給付費について,児童数の増加などに対応するものであります。

 その他について,ごみ処理施設建設費は,物価高騰に伴う本体工事費の増加に対応するもので,令和6年度までの債務負担行為をあわせて設定しております。生活保護総務費は,マイナンバーカードを利用したオンラインでの資格確認を導入し,生活保護受給者の資格確認手続を簡略化するものです。大阪観光局負担金は,大阪・関西万博を訪れるインバウンド観光客等を世界バラ会議福山大会に誘致するため,大阪観光局のホームページに本市のPR情報を掲載するものなどであります。後期高齢者医療特別会計は,保険料等納付金の精算を行うもの,下水道事業会計は,箕沖町における下水道管の不具合解消のため,下水道管の埋設工事などを行うものであります。

 次に,人件費分です。各会計において,本年8月の人事院勧告に基づく,職員の給料月額や,勤勉手当の支給月数の引上げのほか,職員の中途退職や,人事異動等の変動などに伴う,人件費の整理を行うものであります。このほか,繰越明許費として,旧国民宿舎跡地等利活用事業者選定事業や道路橋りょう整備事業など,一般会計で7件,債務負担行為として,夜間成人診療所指定管理料など,一般会計で7件,病院事業会計で1件計上するものであります。債務負担行為のうち,福山祭負担金,弁天島花火大会負担金は,円滑な実施に向けて早期に準備を開始できるよう,それぞれの委員会の会計年度を変更したことに伴うもの,ライブイベント事業費負担金は,ももいろクローバーZによる,ライブイベントの誘致に伴う事業費を計上するものです。病院増改築事業は,新本館建設のための仮設外来棟建設工事や現本館の一部解体工事などに伴う事業費を計上するものです。以上が,今回予定しております,令和4年第6回定例市議会に提出する補正予算の概要であります。

 次に,本市における新型コロナウイルスの感染状況についてです。10月中旬あたりを底に,再び増加傾向となっております。これから冬場を迎え乾燥する時期となりますので,より緊張感をもって対応してまいります。広島県の感染状況はレベル2のままですが,医療体制については11月21日よりフェーズ2からフェーズ4に引き上げられましたので,市内の確保病床数は60から83に変わっております。

 このような状況において,感染拡大抑制のためには,ワクチン接種が必要だと考えております。オミクロン株対応ワクチンの接種は10月1日から始まっておりまして,11月20日時点で市全体の接種率は13.7%となっています。なお,国全体では13.3%,県平均では12.7%です。60歳以上の方々の接種率が増えておりますが,若年層の方々についても,ぜひ接種をお願いいたします。

 また,BA.4/5ファイザーワクチンの使用が,医療機関では11月8日から,集団接種会場では11月16日から始まっておりますので,ご都合の良い会場,医療機関を選んでいただき,さらなる接種をお願いしたいと思います。そして,生後6カ月から4歳までのワクチン接種についてです。これはオミクロン株対応ワクチンではなく従来型のワクチンでありますが,この接種券を11月18日に全員へ発送し,11月21日から市内の医療機関で接種を開始しております。ここで注意をいただきたいのは,接種に期限があるということです。この乳幼児のワクチン接種事業は2023年3月31日に終了する予定ですので,この間に3回接種していただくためには,時間を考えますと1回目の接種を2023年1月13日までに終えておく必要があります。

 なお,厚生労働省は,いわゆる第7波を上回る感染拡大の懸念をすでに発表しています。また,季節性インフルエンザにも罹患しやすい状況になっている可能性があることから,新型コロナと季節性インフルエンザの同時流行を大変懸念しています。これを防止するため,特に換気を心掛けていただきながら,基本的な感染対策をお願いいたします。そして,新型コロナと季節性インフルエンザのワクチンの同時接種が可能ですから,ぜひ早めの同時接種もご検討ください。

 それから,発熱が生じた時に備えて,解熱鎮痛剤や新型コロナ抗原定性検査キットをあらかじめ購入していただくといった準備もお願いいたします。陽性だった場合には,低リスク者は広島県陽性者登録センターに登録していただき,高リスク者は,症状が出たら,かかりつけ医や発熱外来に相談受診してください。感染拡大防止のため,これらのことをあらためてお願いいたします。

 続いて,11月30日から,市独自のマイナポイントの申請受付がスタートいたします。対象者は,福山市に住民票がある方でマイナンバーカードをお持ちの方です。申請できるキャッシュレス決済サービスは,エフカマネー,ゆめか,d払い,auPAY,楽天Edyの5つに限定されています。申請開始日については,エフカマネー,ゆめか,d払いが11月30日から,auPAY,楽天Edyが12月1日からとなっており,申請の期限は,それぞれのサービスによって異なります。市のホームページでもお知らせしておりますので,それぞれご確認の上,ぜひこのマイナポイントをご活用ください。

 また,ご自身での申請が難しい方のために,ゆめタウン福山・蔵王,フジグラン神辺,iti SETOUCHIの4カ所で,手続きをサポートする窓口を確保しておりますので,ぜひご利用ください。なお,マイナンバーカードの申請が現在増えてきており,交付までに時間が掛かる状況となっています。長い場合で,交付までに2カ月程を要しますので,申請期限を考慮いただきながら,できるだけ早めのマイナンバーカードの申請をお願いいたします。

 

記者

 福山市の全国学力・学習状況調査の平均正答率が低迷しています。昨年は小学校の国語と算数は県内23市町の中でともに最下位であり,今年は両科目とも下から2番目でした。保護者からは基礎学力の低下などを心配する声が上がっています。平均正答率が低迷している現状の受け止め,それを踏まえた今後の対応,2016年度に始まった「福山100NEN教育」に対する評価をお聞かせください。

 

市長

 「福山100NEN教育」では,自ら主体的に考え行動し,福山に誇りと愛着をもち,さまざまな世界で活躍をする,そうした若者を育てていくことをめざしています。そのための取組として,思考力や判断力,表現力を育む,学習においては仲間と協働的に取り組む,また身近な課題をテーマに探求的に学びを深めていく。こうした取組の積み重ねが,未来を切り開く人材の育成に繋がっていく,これが「福山100NEN教育」の理念だろうと思います。

 「福山みらい創造ビジョン」の「新5つの挑戦」において,未来を切り開く教育の実現を掲げておりますが,これは,未来に夢や希望をもって,自ら学び育っていく人材を育てていく,そんな教育の実践であります。したがって,「新5つの挑戦」で掲げた教育の方向性や人材育成の方向性と,「福山100NEN教育」の方向性は一致しておりますので,この「福山100NEN教育」を今後も着実に進めていただき,教育行政としても,さまざまな課題を乗り越えていって欲しいと思います。

 

記者

 全国藩校サミット福山大会が11月19,20日の2日間,福山市で開催されました。県内では初めての開催でした。福山市での開催の意義,藩校誠之館の歴史の継承に向けた思いをお聞かせください。

 

市長

 福山城は築城400年を迎えております。この機会に400年の歴史を振り返り,私たちの町がどのように発展してきたのか,あるいはどのような人物がこの福山の発展を支えていたのか,そうした学びの場にしようとしています。例えば,「福山ゆかりの先人」の選定では,人材がどのように育成され,どう福山の発展を支えてきたのか。あるいは日本や世界に,どう貢献したのかを見つめ直しました。そういう年に人材育成の起点となった藩校誠之館をテーマにした藩校サミットが開かれたことは,とても意義深いことだと思っております。二つ目の意義として,今回藩校サミットの運営やさまざまな準備に,県立福山誠之館高等学校の同窓会の皆さま方が,大変大きな役割を果たしていただきました。

 実は,この藩校サミットを主催された水戸藩徳川家15代当主の徳川斉正さんが,藩校の精神を受け継ぐ学校の同窓会の全面的な支援によってこのサミットが開催,運営されることは,これまでにあまり例が無かったと言われていました。そういう意味では,藩校サミットの原点に立つ,そんな受け皿として旧藩校の同窓会が機能し,大変評価されたことは意義があったと思っています。それから,三つ目の意義としては国内MICEです。MICEを積極的に取り入れていくことによって,全国あるいは世界に福山を発信していくことをめざしていますが,そういう意味では,MICEに取り組む行政としても重要な学びの機会になったと思います。誠之館の歴史の継承については,福山藩の藩主であった幕末の老中首座阿部正弘公が,内憂外患にさらされる中で,日本という国家を今後も存続するためには人材の育成が急務だということで,自分のお膝元に実践の場として藩校誠之館をつくりました。

 そして,「中庸」の中から取り出されてきた「誠」という言葉。これは他人に対しての思いやりと,自らを律する強い気持ちを表す言葉であります。そのように私も学んできましたが,これは誰もが共有すべき理念であって,そうすることによって社会がうまく維持されていき,人間関係が良好になっていくということに繋がるのだと思います。したがって,そうした人材育成の基点になる理念,そうしたものを多くの人が学び,それを受け入れていくということは,今においても意義のあることだと思っています。

 

記者

 世界バラ会議アデレード大会の視察を終えられ,現在の準備体制があらためてどのような状況にあると評価されていますか。また,福山大会に向けた意気込みを,世界バラ会議推進室を市長公室直属に変えられることを踏まえ,お聞かせください。

 

市長

 今回の視察においては,一部の若い経済界の皆さま方にも参加をしていただきましした。あらためて,市民総ぐるみで作り上げる中にあって,経済界がどのように参加し,貢献するのかという意識をもっていただいたことは,とても重要なことだと思っています。これまでは,ばらの関係者や愛好家が,市民総ぐるみということの大部分を占めるという意味では,まだまだ市民全体に広がっていなかったというのが実情だと思いますので,経済界の皆さま方にも,この意義を説明する良いきっかけになったと感じています。それから,福山大会もMICEの一つであります。本市を挙げて受け入れ体制を作っていく必要がありますので,会議の運営だけにとどまりません。よって,今後は市長公室に新たに置かれる,会議そのものの運営を主として担う準備室と,経済環境局に置かれている会議の円滑な運営を担うMICE担当が,どう連携して一体的に福山大会の準備体制を作り上げていくかを新たな課題とし,しっかりと準備をしてまいります。

 さらに視察の中で,個人の邸宅に行って庭園やばらの植栽を見せていただきましたが,立派な小さいシャトーのようなところで,広大な庭園が広がっているようなお宅でした。日本にそのような大きな個人の庭はそうはありませんので,個人のばら園でも全く異なっている思いますが,決して福山市民が植えているばら園や地域が持っているばら園は,引けを取っていないとも感じました。それは,ばらによるまちづくりという心が,そこに込められているからだと思うのです。そういうことを,ぜひ海外の方にも見ていただき,しっかりと説明していきたいと思いました。

 組織については,一部局の取組にとどまってはいけないということから,市長公室において参事が責任をもって,見て,しかも市長に一番近いところで準備が進んでいくという体制が不可欠だと感じ,今回の組織改正を行いました。今後,取組をさらに加速してまいります。

 

記者

 (※)田村淳さんの(仮称)福山城応援大使就任について,福山城築城400年記念事業のフィナーレまで1カ月余りとなったタイミングで就任していただくことに,どういった期待や狙いがあるのかお聞かせください。また,今回の就任にあたって,田村さんからのコメントなどは用意されているのでしょうか。

 

市長

 (※)田村さんとの今回のコラボは,築城400年の期間だけにとどまるものではありません。築城400年以降も,福山城の素晴らしさを発信し続けなければいけませんので,そのための大きな力になっていただけると思っています。また,正式な就任式は2023年2月を予定しています。今回は,内諾をいただいたという意味で披露させていただきましたが,正式な就任式は来年2月であります。したがって,就任式においては,福山市民や全国に,田村さんから大きなメッセージを発していただけるのではないかと思っています。

 

 (※)田村淳さまの(仮称)福山城応援大使就任については,本市の手違いにより,吉本興業様と最終合意に至る前に発表してしまったものです。

以上。

 

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