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2024年4月定例市長記者会見

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年5月22日更新

 記者会見などにおける市長の発表や質疑応答をとりまとめ,掲載しています。

 会見日:2024年(令和6年)4月18日(木曜日)

4月定例市長記者会見

 ・こども誰でも通園制度の予約開始について

 ・公共施設の利活用に関する民間提案制度について

 ・福山城城泊の予約開始について

 ・≪Road to 2025≫ Rose Expo FUKUYAMA 2025 開催1年前イベントと世界バラ会議福山大会応援ソングの披露について

  2024年4月定例市長記者会見 [PDFファイル/1.39MB]

会議録​​

市長

まずは昨晩発生しました豊後水道を震源とする地震に対する本市の対応について、ご報告いたします。23時14分ごろ、広島県南東部でも揺れを観測いたしました。福山市は震度3でした。23時16分に本市の対応方針に沿いまして、総括班長の総務局長から私のところに第1報が入りました。現時点で被害の報告はないが、引き続き被害の有無についての把握に努めたいという報告でありました。そして0時17分に、これまでのところ119番通報をなかったという報告がありました。引き続き被害の有無の把握に努めるということでありました。そして今朝7時時点で、119番通報はなく、警察からの被害報告もないという報告がございました。加えて、消防機関の対応状況についてご報告いたします。昨夜23時14分に消防庁から緊急消防援助隊広島県隊に出動準備の依頼がなされました。これを受けて福山地区消防でも緊急の出動に備える体制を敷きました。その後深夜2時に出動準備が解除されています。以上が地震に対する本市の対応であります。

 それでは最初の報告事項です。こども誰でも通園制度の試行的事業を今年6月3日からスタートをいたします。これは国のこどもまんなか社会をつくっていこうという制度の1つとして、全ての子どもの育ちを応援して集団生活における成長を促すという観点と、在宅で子育てをする保護者の孤立感・不安感の解消にも努めることを目的として実施する試行的事業であります。本市ではくるみ保育園、あんずこども園、春日こども園、せんにしの丘の4つの私立保育園で実施いたします。1人当たり月10時間まで保育を受けることができます。ただし一部利用者負担をいただくことになっております。これは施設によって違いがあります。5月1日から予約が始まります。そして当面の実施期間は6月3日から来年3月31日までといたします。国は何を考えているかといいますと、令和8年度からは国の制度として本格実施をしていこうということであります。従って2025年4月1日から国の制度が始まる2026年4月1日までの間も、本市としましては可能であればこの試行事業を引き続き継続していきたいと思っています。そういう試行を重ねる中で、円滑に国の制度に乗り換えていこうと考えていきたいと思っています。一方で似たような制度がすでにあります。それは一時預かり事業です。今回のこども誰でも通園制度は自宅で子どもを育てている家庭を中心に制度を構築していこうという目的であります。これらを併用しながら幅広く保育園でのお子さんの保育を担っていこうということであります。

次は昨年度から実施しています民間提案を受けて、公共施設の有効利用に民間のアイデアや工夫のお願いをするということであります。今回は初めての提案制度の実施になりますが、5社から提案がありまして、そのうち3社を採択いたしました。そして事業者との正式な合意協定が成立をしたうちの2件について、今日ご報告をさせていただきます。1件目は駅を降りて右手に、今度オープンしますNEW CASPAの前に駅前広場便所というトイレがあります。株式会社オガワエコノスさんから提案がありまして、月1回このトイレの清掃を担っていただきます。期間は今年5月から2027年3月。トイレの名称はEveryone smile toiletと称するものであります。通常こうした制度はネーミングライツということで知られておりますが、ネーミングライツを獲得するその対価として、金銭ではなくて役務の提供を行うというのがオガワエコノスさんのEveryone smile toiletの取組であります。もう1つはふくやま環境美化センターについてであります。これは本市からふくやま環境美化センターについてネーミングライツを募集いたしました。それに対してJFEエンジニアリング株式会社様が応募していただきまして、年間75万円のネーミングライツを市に支払っていただく代わりに、名前は福山ローズエネルギーセンターとするというものであります。期間は2024年8月から2029年3月までであります。今後もいろいろな民間の提案やあるいは知恵・工夫を広く募集をしながら、市民の皆さん方にとって公共施設がより快適に利用していただけるよう、工夫を重ねていきたいと思っています。民間提案制度に基づく公共施設の利活用の第1弾であります。3社のうち2社をご報告させていただきましたが、あと1社につきましても、もうしばらくすればこの内容が合意される見込みになっておりますので、改めてご報告をいたしたいと思っています。

それから3つ目であります。いよいよ福山城城泊を実施いたします。これは築城400年の取組を終えた後、福山に加わった新しい景色を活用して、福山の中心部を活性化していく取組の中核的な位置付けになる事業であります。いよいよ4月19日11時から予約を開始いたします。予約は公式ウェブサイトあるいは電話での予約になります。そして実施は7月1日であります。これ福山市の市制施行記念日とも重なりますが、この日を開始日としたいと思います。お客様に体験していただくコンテンツは、国の重要文化財であります筋鉄御門を開門して入場体験をしていただき、そして当時のお風呂を再現した御湯殿サウナを利用していただきます。また饗応料理としては、阿部正弘公がペリーをもてなしたものをそのまま再現したメニューをおもてなしさせていただきます。そして、いつまででも好きなだけ天空の間を利用しながら、福山の夜景を楽しみ、緊張をほぐしていただく、お酒を飲みながら、ゆったりとした空間を過ごしていただくナイトラウンジなどであります。その他オプションとして追加料金をいただきますが、お能などの福山ならではの出し物も用意していきたいと思っています。体験料でありますが、1泊2名2食付きを基本のパッケージとして132万円であります。なお定員は4名まで受け入れをしたいと思っています。その場合にはあとの2名の方は追加の料金をいただくということになります。また専属のコンシェルジュがご案内をし、あるいは基本の利用パターンをお示しいたしますが、もっと自由な使い方をしたいというお客様に対しては、このコンシェルジュがいろいろスケジュールづくりを一緒にお手伝いをして、より満足度の高い1泊2日を過ごせるように工夫をしていきたいと思っています。これまで実施しているのが愛媛県の大洲城、それから平戸城であります。インターネットを見ますと、丸亀城がやがて同じような時期に城泊を実施するということになるのではないかと思っています。だから3番目の城泊ということになります。

4つ目であります。これは毎回ご報告しておりますが、世界バラ会議福山大会に向けてトピックを提供するというRoad to 2025の7回目であります。5月18日・19日、ばら祭と合わせてRose Expo FUKUYAMA 2025開催1年前イベントを実施いたします。場所は福山通運ローズアリーナであります。この1年前イベントは、昔の野外劇場があった所を屋内プールの建設で使っておりますので、このローズアリーナでばら祭と合同でイベントをしようということにしております。まず、お出迎えのしつらえとしてばらのプロジェクションマッピングを投影いたします。これで市民の皆さん、市外からのお客様をお迎えいたします。そしてばら祭との合同の開会式を行う予定にしています。開会式に続いて、ステージイベントでこの2025年のRose Expo FUKUYAMA 2025の開催概要を発表いたします。あわせて世界バラ会議本体の概要についても発表いたします。そして手嶌葵さんが世界バラ会議福山大会に寄せて歌ってくださる応援ソングの初披露が予定をされています。また、ばらの育種家として著名な木村卓功さんのばらづくり講演会、そして自らも大きなばら園を持って、ばらを育てておられるサヘル・ローズさんのトークショーも予定しています。この1年前イベントの司会を務めていただくのが、朝の情報番組めざましテレビのアナウンサーとして有名な軽部真一さんであります。軽部真一さんが司会を務めていただき、サヘル・ローズさんも軽部さんと一緒になって進行役を務めていただける華やかな内容になっています。それからこの記者会見が終わった直後に、この開催1年前イベントの内容を全国に向けて発信をいたします。記者クラブの皆さん方にも改めて1年前イベントの説明の場を設けさせていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

そして先ほど言いました応援ソングであります。タイトルはHappy Roseであります。ご本人からは皆さん一緒に歌いましょうねと、温かいウィスパーボイスによるメッセージが届いております。みんなで創る世界バラ会議福山大会に向けて、1歩1歩確実に準備が進んでおりますが、その大きな節目がこの5月18・19日に訪れるということであります。

以上がこの資料による報告であります。それではここで、ご参加のクラブの皆さん方に聞いていただきたいものがあります。

(リーデンローズ チャイム再生(30秒))

これはすでにお聞きになった方もおられるかもしれませんが、リーデンローズのホールチャイムであります。本番開始前5分前に予鈴がなります。その予鈴で採用される曲であります。これはリーデンローズ30周年を記念しまして、福山芸術文化財団理事長の豊田さんが、日頃懇意されております作曲家 藤倉大さんに委嘱をして作っていただいた曲であります。藤倉さんが福山城を訪れたときに、築城当時の福山城のあたりは葦の生い茂る湿地帯だったということを学びました。そしてその葦が揺らいでいるというイメージを持ったそうです。そのイメージを曲にしてくれたということであります。まさにリーデンローズにふさわしい曲想だろうと思います。2月20日にアカデミーコンサートがリーデンローズでありました。音響設計家でもある豊田さんが、音響というのはどういう意味を持っているのかっていうことを、市民の皆さん方と一緒に考えていこうと、いろいろ舞台の裏側まで説明するという大変興味深いコンサートの中で、藤倉さんにビデオメッセージをいただき、この曲も披露されました。藤倉さんは今ロンドンにいますが、このとき「ロンドンにもこんなリーデンローズのようなコンサートホールはないですよ」とおっしゃっていたのが印象的でした。ぜひ、このリーデンローズのホールチャイムを大勢の市民の方に親しんでいただきたいと思っております。

私からの報告事項をすべて終わりたいと思います。

 

記者

城泊についてお伺いします。先ほど概要が示されました。市長もお話されましたように、近県でも各地で城泊を実施されるということですが、丸亀城も7月にスタートすると聞いています。こちらの丸亀城の料金が60万ということですが、福山と違うなというのが率直な感想です。これだけの金額の差を満足させる福山城に泊まれる価値というものをプレゼンしていただけますでしょうか。

 

市長

まず丸亀城は1人60万ぐらいだと思います。だから2人合計でいうと、さほど変わりはないです。今やっている平戸城は大人2名で66万と聞いています。平戸城は食事がありません。それから体験プログラムがないです。おそらくその違いで価格帯が変わってきているのだろうと思います。大洲城は同じように食事もつき、体験プログラムも用意されていて、福山と同じ132万円と聞いています。

 

記者

城泊の追加費用1人13万2,000円というのは、基本的にはこの食費相当という考え方でよろしいでしょうか。

 

市長

必ずしも食費だけということでもないと思います。追加分は全体料金の1割程度をいただくという発想をやっているだろうと思います。これはふくやま芸術文化財団の自主事業でやっておりますから、財団がどのような考え方で価格設定をしているのかにもよりますが、食事相当分とは聞いておりません。

 

記者

食費追加分としては随分安いなと思い、どういう根拠で13万2,000円になっているのかと思いました。人数分がプラスされると思うので、主には食費だろうと思っています。

 

市長

 そうかもしれません。

 

記者

Rose Expo 1年前イベントの開催内容などは詳しく言われると思いますが、大会1年前、そしてRose Expo1年前イベントを開催するにあたって意気込みや、改めてどう力を入れていきたいかという部分をお伺いします。

 

市長

これまでみんなで創るということで、大勢の市民の皆さん方や国や県の協力も得ながら1歩1歩進めてきました。これまで主眼としてきたのは、世界からお客様をお招きするにあたって、まちを一定程度整備しておきたいということです。これはお客様をお迎えするときに、玄関先に水を打つようなものだと思いますが、そうした基盤整備を一定程度整え、これからいよいよ近づいてきたときには、さらに国との連携を強める中でソフトな取組を充実させていくという段階に入っていくと思います。一番大きなコアな取組はボランティアの皆さん方の協力をどう成果につなげていけるかということであります。語学ボランティアに加えて、一般的なおもてなしをしていただけるボランティアを大きく2つに分けて、ボランティアの募集が4月19日から開始されます。そして7月のストックホルム大会を終えた後は、大会への参加登録・受け付けに進んでいきます。今、事業者も入りまして、Rose Expoと会議本体や直前のプレツアーと後のポストツアーがどう絡まっていくかという最終的な詰めの段階に入ってきておりまして、いよいよ近づいてきたという思いを新たにしています。ぜひこの1年前イベントで、どのような1年後に大会が繰り広げられるのかということを期待していただきたい。そのようなものをしっかりとお見せする場にしていきたいと思っています。

 

記者

こども誰でも通園制度についてお伺いします。1人当たりの利用時間は月に上限10時間となっていますが、この10時間を設定した根拠をお聞かせください。

 

市長

これは国が試行事業にあたって設定した考え方に沿ってやっております。もしこれでは不十分だということになれば、そういう意見を国に言いながら2025年4月1日以降の試行に反映できれば良いなというふうに思っています。

 

記者

城泊について伺います。3月の来日外国人が300万人を超えて、単月では最高を記録しました。城泊の値段が132万円ということで円安もあって、海外の方の関心は高いのでないかと思います。大洲や平戸、丸亀と比べて、交通の立地が良いことなどもあると思いますが、改めて市長からそれらの特徴やPRをお聞かせいただけますでしょうか。

 

市長

おっしゃる通りでありまして、もちろんインバウンドの富裕層については重要な顧客の1つとして期待をしたいと思っています。いくつか売りはあります。端的な売りは天守だけではなく、月見櫓に泊まり、御湯殿でお風呂を使い、国の重要文化財である伏見櫓の内覧ができ、そして朝は福寿会館でお城の北側鉄板張りを見ながら、朝食をとっていただく、こういう複数の施設を独占できるという特徴です。そして歴史的な料理です。ペリーをもてなしたときのメニューが残っておりますので、それを現代風にアレンジして、大きな歴史の変わり目の食事を追体験していただけます。またお風呂もそうです。当時は蒸し風呂ですから、そういう蒸し風呂を追体験するっていう本物の歴史に近付いていただけるというのがまた1つの特徴だと思います。それから他のお城で大体6万石の規模のお城です。福山城は10万石です。10万石のお城の割には5層6階っていうのは桁外れの居城です。大きなお城を体験していただくっていうのは、これは他にはない、ここだけの特徴になります。それからいろいろな見方ありますけども、丸亀城も含めて残りの3つは外様のお城になります。福山城は唯一の譜代のお城であります。そういう意味ではこの1泊2日のうちに興味のある方は、徳川幕府を作った徳川家康と福山の開祖の水野勝成との関係を通しながら、歴史に身をゆだねる、そんな時間を費やすことができると思います。またお城が街中にありますから、交通の便が良いだけではなくて、夜自由に街中に出て、伏見町の雰囲気や三之丸の雰囲気など、そのようなところにも足を運んでいただける過ごし方もあるかもしれません。そして、これもオプションですが、鞆の浦へのショートツアーもご希望によっては用意をさせていただけます。瀬戸内の自然、これらは多島美ですから、外国人にとってはおそらく極めて特徴的で珍しい光景です。ヨーロッパの地中海以外の人にとっては、こういう穏やかな海を見られているかもしれませんが、珍しい光景に必ずなるという思いも持っています。そういう意味では他の城泊とは差別化された商品を提供できるというふうに思っています。

 

記者

来年は大阪・関西万博も控えています。期待の言葉になるかもしれませんが、相当な需要が見込まれるというお考えでしょうか。

 

市長

そうですね。そのように心掛けていきたいと思っています。そのために特別顧問に万博協会の幹部の方にも入っていただきまして、具体的な連携を今も協議をしています。加えて同じ時期に瀬戸内国際芸術祭もあります。瀬戸芸にこられるお客様、ちょっとタイミングは合うかどうかにもよりますが、そうしたお客様との連携も考えていきたいと思っています。ぜひ外国の方々にもこの福山の良さを体験していただきたいと思っています。

 

記者

ちょうど1カ月前に、仙酔島の国民宿舎について一部報道では星野リゾートさんが事業権を獲得したのではないかという報道も出ておりました。仮に星野リゾートさんが進出を検討中であるのであれば、広島県では初のことであり、もちろん福山市民のみならず、県民の関心も高い事柄ではないかと思います。現在の進捗状況など何かあればお聞かせいただけませんでしょうか。

 

市長

昨年末に参加表明の受け付けをいたしました。1社から参加表明がありました。そしてさまざまな審査を経て、今年3月15日に優先交渉権が与えられました。同じ社に対してであります。報道ではいろいろ書いていただいてはおりますが、どのような社がこの仙酔島のにぎわい再生を担当していただけることになるかについては、基本協定が取り交わされた後ということになります。そうなれば優先交渉権者から事業者になっていくわけですから、その時点で公表させていただきたいと思います。そのときには、あわせて事業概要についてもご説明できると思っています。あとその時まで2カ月程度、要するというふうに考えています。現時点でお話できるのは以上であります。

 

記者

大きく2つ質問させていただきます。松永はきもの資料館についてお尋ねします。先日、資料館の展示を取材した際、資料館の学芸機能の強化が必要ではないかと感じたところです。取材対応に当たってくれた方は私の質問に対し「~だと思う」という言葉を並べて説明し、取材者として不安な思いにかられました。またはきもの博物館時代の学芸員が書いた論文を読み上げることで質問への回答にしようとしていました。資料館は地域が運営する館ではありますが、学芸に関する基本的なことを自らの口で説明できなければ施設としての魅力が高まりません。ふくやま美術館などの学芸員が指導する機会を設ける必要があるのではないでしょうか。このことは5月からの宮澤喜一記念館にも言えることで、外部からの資料の借用依頼があるかもしれませんし、外部識者とのやりとりに答えられる情報提供能力も求められると思います。学芸機能の強化についてお考えをお示しください。

もう1つです。本日の発表項目でRose Expoについて18・19日というふうにありましたが、5月21日は福山市の条例で定めるばらの日であります。今年のばらの日に行う取組をお聞かせいただければと思います。聞かせていただきますのも、ここ数年、行政としての福山市初のばらの日の取組内容が乏しく感じられているところであります。2015年に市の条例で制定されたばらの日は、来年の世界バラ会議の年に10年の節目を迎えます。これまで市民の中には、ばらの日に婚姻届を出して、結婚記念にするというような市民もいるほど、福山市は浸透しているように思われますけれども、今年や来年に向けて一層ばらを通じて、大切な人に思いを伝えることの大切さを、改めて広めるべきいいと思いますが、その取組いかがお考えでしょうか。

 

市長

最初の学芸機能の強化についてであります。ご指摘がありましたように展示物についての説明には、学芸員自らの言葉でしっかりとした説明がなされないといけないと思っています。少ない人数の中で、分担制で責任を持って説明できる研修にも努めていきたいと思います。特に5月25日に開館予定の宮澤喜一記念館については、ご家族、宮澤家の方から貴重な資料をたくさんお預かりすることになっていますので、宮澤家にもご心配をかけないようにしっかりとした説明に努めていきたいと思います。ご指摘をいただきありがとうございました。

それから5月21日のばらの日の取組についてであります。少し活動が見えにくくなっているのかもしれません。ただ毎年、若い世代の人も加わりながら、ばらの日をしっかりと支えていこうという取組は続いています。そして昨年度初めて、ばらの日の啓発用ポスターを市民投票による選定を行いました。これは二十歳の集いで、ご意見をいただいたということのようでありますが、そのばらの日の取組をより広げていこうという取組にも1歩入っています。またウクライナからの避難民の皆さんにも、ばらの花束をこの日に送るという取組も新たに加えています。民間団体でもばらの日にばらを送ろうという取組もなされているというふうに伺っています。ぜひこうした取組を核に改めてばらの日の活動については、もう一度整理をして、取組を強めていきたいと思っています。ご質問にはありませんでしたが、来年の世界バラ会議の期間中に5月21日があります。この日は商店街で夜店が開催される日にもなっています。世界からの来訪者に商店街で交流会を持っていただき、今日がばらの日という話をしながら、ばらの花束をお送りする取組も加えていきたいと思っています。

 

記者

福山市長選に関して伺います。昨日、JCの理事長などを務められた宇田貴美さんが市長選への抱負を表明されました。前回選は無投票でしたが、8年ぶりに選挙になる見通しになったと思います。現状の受けとめや改めてどういうことを訴え、どういうふうに選挙戦に臨んでいくのか、お気持ちをお聞かせください。

 

市長

4年前無投票でしたが、選挙があったと同じ心構えで市民の声をお聞きし、それを市政に反映する、聞きっ放しにはしない、言いっ放しにもしない、そんな思いでこの4年間を過ごしていきました。この度は選挙戦になるようでありますが、この2期8年間の市政の取組を改めてしっかり説明をして、そして市民の評価をしっかりと受けとめるそんな機会にしていきたいと思っています。そしてまた、これまでの8年間の取組を踏まえて、次の4年間に何をしていくかということもあわせて市民にお伝えし、福山市が未来に向かって1歩1歩進んでいっているなという実感を共有するような、8月までの期間にしていきたいと思っています。

以上。

 

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