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Rose Expo FUKUYAMA 2025開催1年前イベントに関する市長記者会見

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年8月7日更新

 記者会見などにおける市長の発表や質疑応答をとりまとめ,掲載しています。

 会見日:2024年(令和6年)5月22日(水曜日)

Rose Expo FUKUYAMA 2025開催1年前イベントに関する市長記者会見

 ・Rose Expo FUKUYAMA 2025 開催1年前イベントの開催報告について

 Rose Expo FUKUYAMA 2025開催1年前イベントに関する記者会見 [PDFファイル/874KB]

会議録​​


市長

5月は例年、記者会見を予定しておりませんでしたが、5月に本市を代表するイベントが重なり合ったため、会見をお求めになる記者クラブのご要請に応じて、今回、こういう場を設けさせていただきました。

まず冒頭、私から報告をさせていただきます。

5月上旬にばらのまち福山国際音楽祭2024を実施いたしました。開始して7年目になります。そして5回目の開催となります。途中2年は、コロナで中断をしましたがその後も順調に回を重ねてきております。今回は全部で24公演ありまして、1万1,000人を超える方々に参加来場していただきました。これは昨年の参加来場者を上回る人数になっています。特徴でありますけれども、国際音楽コンクールの覇者3人が参加してくれました。圧倒的なテクニックを披露していただくと同時に、高校生も含めた大勢の市民音楽家たちも参加をしてくれて、和洋様々な音色をまちじゅうに響かせてくれました。そして市民とともにつくり上げる音楽の最大の特徴なんですけれども、市内の全小学5年生を招待して、ハンギョン・アルテ・フィルハーモニックがその迫力ある音楽を聞かせてくれました。今年からは私立の小学5年生も新たに招待をしました。そして備後圏域にも声をかけて、神石高原町からインターナショナルスクール1校と公立小学校1校が参加をしてくれて、小学生は全体で4,500人となりました。このコンサートのときに、小学生から韓国語で「こんにちは」「ありがとう」という言葉を投げかけられたハンギョン・アルテ・フィルハーモニックの指揮者そして楽団員は、私たちと内輪のレセプションのときに、その感動を伝えてくれておりました。とても温かな音楽の交流ができた4日間だったと思います。以上がこの音楽祭であります。

それから音楽祭の様子が、5月11日のハンギョン・アルテ・フィルハーモニックの母体であります韓国経済新聞に掲載されています。何が書いてあるかというと「ヴェルディのオペラ、そしてブラームスの交響曲」。その後は「日本のばらのまちを彩ったハンギョン・アルテ・フィルハーモニック」と書いてあるそうです。そして小見出しの上の段は「福山国際音楽祭に参加。そして開幕閉幕コンサートなど5回に出演」という見出しで報道されていました。実はこの3日後の5月14日にも、もう一度、同じような大きさの記事が掲載をされていました。1面の3分の1ぐらいのスペースで大きく報じられています。

2つ目のイベントでありますが、先週末開催しました福山ばら祭2024であります。昨年と同じ手法で、この参加者数を確認いたしましたら、2日間で48.7万人でありました。これは集計上、子どもさんの数は実は全然把握できていないという前提でこの数字を受けとめていただきたいんですが、実はもっと多いということです。率にしますと昨年に比べて16.5%増えています。増えた要因でありますけれども、1つ目は4月13日にリニューアルオープンしましたばら公園が話題を呼んだこと。それから2つ目は、ものまねタレントのホリさんが、ローズパレードの冒頭にお得意のものまねを披露して、場を和ませてくれましたが、そのホリさん効果で、かなりその時間帯は大勢の人がローズパレードの周辺に集まっていただいていたようです。それから今年新たな取組で、福山城天守前広場でステージを構えました。子どもさんたちがダンスパフォーマンスを繰り広げてくれました。それがとても好評で大勢の市民が観劇に訪れていたということであります。そして3つ目が、その当日同時開催をしましたRose Expo FUKUYMA 2025開催1年前イベントであります。この2日間で1.9万人が来場していただきました。実は私ども来年の本番で3日間、Rose Expoを開催しますが、その予想入込客数を2万人と設定していますので、ほぼ2日間でその数字を得ることができたという意味では1つの手応えを感じています。スマホと紙でアンケートを今とっています。全体の集計はもう少し時間がかかりますが、Webアンケートだけでいいますと470人が回答してくれましたが、そのうちの96%の方が「満足している」あるいは「やや満足している」という回答をいただきました。一方で、初めての室内でのRose Expoの予行演習だったため、本番のときにはもう少し動線を明確にしてあげれば、皆さん方も見どころをしっかりと、くまなく見て回れるのかなという思いも持ちました。また当日の周知のやり方も、もう少ししっかりとできれば、もっと多くの集客が得られたのかなというイメージを持っています。どういうイメージかといいますと、会場の各所に大きなボードで、「今このローズアリーナの中でどういうイベントが行われていますよ」「一時間後にはどういうイベントが行われる予定になってますよ」ということを、いくつかボードを設置しておけばよかったかなと思っております。トークショーではサヘル・ローズさんから、来年のRose Expoあるいは世界バラ会議を大変勇気づける、期待するコメントもいくつかいただきましたし、よい時間を過ごせたなという感じがしています。

私からは以上であります。

 

記者

何点かあるんですが、今週土曜日にいよいよ宮澤喜一記念館がオープンします。松永の有志の方々からの陳情から始まって、市民の方々の機運も高まっているかと思いますが、改めて宮澤喜一記念館が整備される意義をお聞かせいただけますでしょうか。また、全国の皆様への来訪の呼びかけがあれば、よろしくお願いいたします。

 

市長

まず意義でありますが、戦後の復興そしてその後の経済成長を様々なお立場で、牽引していただいた日本を代表するリーダーだと私たちは受けとめています。そして国際的にも人脈を広く持たれた方、国際性にも富んだ、そんな政治家であることは間違いないと思っています。そして日本鋼管の誘致や、当時は日本のどこにもなかった福山駅の高架化と同時に山陽新幹線を誘致しました。しかも市の真ん中を通る路線として誘致をしました。それが今の本市の発展の基礎になったことは間違いないことだろうと思います。そのように、地域のことについても的確なリーダーシップを発揮していただきました。そういう意味では稀有な政治家だと思っています。先見性にも富んだということだろうと思います。ぜひこうしたダイナミックな政治家の足跡をたどることによって、福山市の若者が広く、全国にそして世界に目を向ける機会になって欲しいと思います。それから、全国の中にも新たに政治家宮澤喜一の記念館ができたことに伴って、政治の記録を改めて学びたいという人が松永を訪れることを期待したいと思いますし、あらゆる機会を通じて、この記念館の存在を伝えていきたいと思っています。

 

記者

宿泊税についてお伺いします。広島県が観光需要の回復に鑑みて、1人1泊200円の宿泊税を検討しています。年間30億円の税収を見込んでいますが、これから事業費は地域事業者や自治体の首長の意見も聞いてみたいとのことですが、市内に宿泊施設が141施設で部屋数4,418室ぐらいありますが、この宿泊税についてお考えをお聞かせください。

 

市長

まだ県からの詳しい説明がありませんので、現時点で私の考えを申し上げるのはちょっと早いとは思います。県からの正式な説明がない段階ではありますが、市内の事業者の方々、関係する事業者の方々に話を伺いました。なかなか観光目的以外の宿泊客に対する説明が難しいという声や、そしてコロナのときも旅行支援が様々打ち出されましたが、その時は大変な事務負担が一方ではあった、嬉しいのですが一方では大変な事務負担を経験したと。今回、制度設計がどのようになるかわかりませんが、今回も相当な事務負担が増えることに強い懸念があると。一方、徴収事務者に報償金の話もあるようですが、報償金があるとしても事務負担が気になるねと、こんな声を伺っております。今回の宿泊税の目的が、観光施設整備とオーバーツーリズム対策ということを考えても、福山における主な負担者はおそらくビジネス客ですから、そのあたりをどう制度設計していくのかっていうのが、今後の議論の1つの焦点になるんじゃないかと思います。しっかりとした制度設計で、事業者の納得のいく税の仕立てが必要だと考えています。

 

記者

備後圏域のことについてお尋ねします。4月に民間の有識者グループの人口戦略会議が消滅可能性自治体を発表して、備後圏域の9自治体の中で5自治体が含まれました。24日は会議が開かれますが、連携中枢都市の首長としてどのように受けとめていますでしょうか。

 

市長

 日本を代表する有識者の皆さん方の1つの見立てであると言うことは間違いないと思いますが、例えば消滅可能性自治体など、そういう区分けやランクづけがふさわしいのかどうかということについては、いろいろな議論があると思います。私もどうかという気もしないでもありません。それはなぜかというと、程度の差あれ全国共通に直面する問題を、みんなで力を合わせて議論をしないといけません。つまりそのやり方はどういうやり方が望ましいのかということが、あまり書かれないまま、危機感だけがあおられてるということについては、少し強い危惧を持っています。備後圏域は今や7市2町ですけれども、一緒になって、この人口減少下にあっても活力を失わない7市2町であり続けるためにどうすべきかという議論を、これまで以上にしっかりとしていきたいと思っています。

 

記者

宿泊税に関連してお伺いします。現段階の制度が県から詳しい説明がなく、扱いが難しいとは思いますが、そもそも宿泊税の導入に関して賛成なのか反対なのかという点と、ご指摘のとおり、福山はビジネス利用の宿泊客が多いと思います。その中で、仮に導入されて制度が設計されていく中で、徴収の方法を観光目的含め一律で徴収するのか、それとも難しいと思いますが目的別に徴収するのかということと、修学旅行に対する扱いをどうするのかという点について、お考えがあれば聞かせてもらえたら嬉しいです。

 

市長

まず2番目と3番目です。特に2番目につきましては、現時点では踏み込んだ私のお答えをしないほうがいいんだと思います。現時点では、納得する制度設計を求めるということにとどまるということだと思います。そもそも、最初の質問は法定外目的税についてどう思うかということでありますね。税をお願いするということは、最終的な手段だと思います。ただ一方で、歳入を確保することは最も政治の原点である営みですね。それを、これまで地方はともすれば国に任せきりにしてきました。それはそれであり、課題はあるんだと思います。国の財政状況が厳しいということは、地方も厳しいということですから、そういうときに地方もその歳出のあり方を工夫して、地域に理解をいただきつつ、歳入をどう確保していくかということについては、選択肢として外してはいけない問題だと思っております。それが基本であります。ただしたがって、福山はこれまでどうしてきたかというと、歳出面において、まずは徹底した見直しをしながら、規律ある歳出をめざしてきました。そうして、歳入においても工夫をしましたが、まだまだ取組は道半ばでありますけれども、例えばネーミングライツだとか、遊休施設を民間に売却譲渡しながら地域の活性化を担っていただくとか、あるいは市民生活の向上の一部を担っていただくとか、そういう民と官での役割分担に立って、そういう取組をしてきました。まだまだ余地は残っていると思っています。

 

記者

大きく3点お伺いさせていただきます。まずRose Expoについてです。今日も人数が1.9万人というふうにお示しいただきました。来年の会場レイアウトのことが気がかりでございまして、この間の取材をさせていだきましたけれども、会場が狭く、混雑するんじゃないかというふうに感じたところでございます。雑談レベルでありますけれども、現地で白砂先生と会話をしましたところ、入場規制も必要になるのではという見立てをお話されておられました。そのあたりについて、まず方針を教えていただきたいです。それからRose Expoを見させていただきまして、市民提案型事業が本当によくにぎわっていたなと感じたところです。ばら酵母のパンやばらエキスのクリームパンは、続けざまに売り切れが発生をしておりました。こういう市民が主役となる事業を本大会でも積極的に取り入れていく必要があると感じたところです。白砂先生のステージでの発言の中には、様々な有名人が出ているなど、興味深いところもございましたけれども、有名人や著名人にこだわらず、福山で行われるということの意義を示すためにも、市民が表に出て活躍できる、輝けるような工夫が今後必要ではないかと感じております。その辺のことも教えていただきたいと思います。そして最後になりますが、枝広市長は尊敬する政治家としまして、福山市の7代目市長の徳永豊市長を挙げられておられます。回顧録には、やがて福山で念願の国際バラ展を開き、そしてばらの町として、国内的に認められる福山市を国際的なばらの都市にして欲しいというふうな願いが込められ、それがようやく来年に迎えることとなりました。ですが、庁内におきましては、連携不足が非常に目立ってきているんじゃないかというふうに感じております。その1つがばら花壇コンクールで新設されたガーデンツーリズム部門でございますけれども、受賞者への受賞を伝えきれておらず、なぜか取材に行った私が受賞者に受賞をお伝えするという、ばつの悪い事態が発生いたしました。背景には、郵便封筒を2つに分けて送られたそうでございますが、そういう連携をしっかりしていかなければ、今後もバラ会議成功に向けては、おぼつかなくなるというふうに強く感じております。ただ単に連携という言葉が議論を封じ込めるような、そういう単語に終始しないように、真の意味での連携を各課よろしくお願いしたいと強く思っております。以上でございます。

 

市長

ありがとうございます。3点ご提案やそしてお叱りもいただきました。まず1点目ですが会場レイアウト等の件と来年の混雑の懸念についてです。先ほども動線が不明瞭だったなという課題を申し上げましたが、同じ印象を持ちました。混雑をしたときにこそ、動線をしっかりすることで不便を感じていただかないような会場づくりが必要だと私も思っています。しっかりと今回の課題を踏まえて取り組んでいきたいと思います。それから市民提案型事業について評価をいただきました。本当に市民の皆さん方、あるいは企業の皆さん方それぞれが連携しながら、新しい福山の可能性を会場で提案していただき、本当にうれしく思っています。私もばらを剪定したファイバーで作ったGジャンを年甲斐もなくはおって出ましたが、とてもチャーミングな取組が数多くあります。ぜひ、そうした市民の参加を得て、みんなで創る、みんなで輝く、そんな本番にしていきたいと思います。有名人にこだわることなくということもありました。記者の趣旨は、有名人絶対ダメよということでもないんだろうと思います。うまくその双方がかみ合って、しかし主役は市民だというRose Expoにしていきたいと思ってます。それからばら花壇コンクールの受賞者への連絡が縦割りになって、大変取材をされた記者にばつの悪い思いをさせてしまったということであります。大変申し訳なかったと思います。確かにおっしゃる通りで、これからはばらのまちづくり部門やばらの花部門を担当してきたまちづくり推進課が、すべての対応を一括して行います。これはばら花壇表彰というのは、明るいまちづくり協議会が担当してる事業だからという意味でです。まちづくり推進課が取りまとめていきたいと思います。二度とこのようなことがないように心がけていきます。

 

記者

音楽祭について教えていただけたらと思います。私も現地でオープニング・ガラ・コンサートを取材して、ハンギョン・アルテ・フィルハーモニックの椿姫はとてもいいなと感じたところでございますが、先ほど1.1万人が昨年より上向いたということですけれども、その分、市立小学校、私立小学校、神石高原町の小学生を4,500人招いたということですが、それを差し引いても昨年より上向いていますでしょうか。

 

市長

詳しいことは担当に聞かないと分かりませんが、それを差し引くと若干少なくなってるか同じ程度ぐらいだと思います。確かに有料公演のチケット販売には課題があると考えています。それは我々の事前の周知の問題なのかもしれません。これは昨年も一昨年も同じ課題を感じておりまして、それがまだ改善途上だということでもあろうかと思います。せっかくの機会で、来た人は異口同音に納得し、満足して帰っていただけるんです。だから、すそ野をどうやって広げていけるかということを、担当者の方には真剣に考えながら、来年につなげていきたいと思います。一番多かったときで2019年度は1万5,942人の来場がありました。まだまだ音楽祭に対する関心を呼び起こす余地は大いにあると思っています。

以上。

 

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