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2017年(平成29年)1月市長定例記者会見

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年6月6日更新

 記者会見などにおける市長の発表や質疑応答をとりまとめ、掲載しています。

 会見日:2017年(平成29年)1月13日(金曜日)

報告事項 

 ・情報発信戦略会議について

 ・新年度の組織について

 ・市長就任後の主な取組について

 ・親善友好都市フィリピンのタクロバン市との交流について

 ・世界記憶遺産登録及び日本遺産認定申請に向けた取組について

会見録

報告事項

市長

 それでは,私から5点,説明をさせていただきます。

 まず,1点目は,情報発信戦略会議であります。昨年12月の定例記者会見において「(仮称)情報発信戦略会議」を年明け早々に立ち上げにむけて委員の選定等,準備を整うことについてお話をさせていただきました。情報発信やPRの分野で活躍されている4人の専門家をお迎えし,第一回の「情報発信戦略会議」を2月中に開催をいたします。

 お迎えする4人の専門家についてご報告致します,上迫滋(かみさこしげる)さんです。この方は広島県の県政コミュニケーション・マーケティング総括監というポストについておられる現役の方です。お二人目ですが末松弥奈子(すえまつみなこ)さん,株式会社ニューズ・ツー・ユーの代表取締役会長です。それから藤江健介(ふじえけんすけ)さん,カーナリー・ジャパン株式会社取締役を務めておられます。最後の方ですが,現在最終の調整を行っておりますので今日ここで個人名をお伝えする事は出来ませんが,観光誘致や地域産品の消費促進,定住促進などの地域ブランド化やシティプロモーションの最前線で情報発信に携わっておられる方に今現在お願いをしております。

 上迫さんは,広島県の広報戦略を統括するお立場にあります。企画段階から広報を意識した事業の実施に取り組んでおられると伺っております。今回知事のご理解も頂き,本市の情報発信についてご意見を直接いただけることになりました。
末松さんは,企業等の情報流通をサポートするネットPRのリーディングカンパニーの創設者であります。国内最大級のニュース・リリース・ポータルサイト「News2u.net」なども運営されておられます。末松さんは,本市のご出身でもあります。インターネット時代の情報発信のパイオニアとして,また,女性の視点からもアドバイスを期待したいと思います。
藤江さんは,企業ブランドの成長を実現するデジタル戦略の他国的スペシャリスト集団の取締役ということであります。外に向けた発信について大きなお力添えを頂けるものと期待をしております。藤江さんも本市にご縁のある方であります。以上4人の方にアドバイスを頂きながらいよいよ本市の情報発信についての議論が始まります。今後のスケジュール等については,委員の方との調整を踏まえながら進めていくこととなります。

 2点目であります。来年度の組織につきましてご報告を致します。29年度の行政組織につきましては時代の変化や市民ニーズにスピード感をもって的確に対応出来るよう現在検討を進めています。その中で今回,私の直属として局長級の「経営戦略監」名称はまだ仮称でありますが,「経営戦略監」を新設することと致しました。この「経営戦略監」は私の意を受けて特命事項を処理する,いわば政策の司令塔であります。特命事項を関係部局が連携しスピード感を持って処理出来るよう,また関係部局間の調整をスムーズに行いより効果的な取組とする為,局長級の「経営戦略監」の果たす役割は大きなものとなると考えています。

 3点目であります。就任以来4カ月を超えました。これまで取組を行ってまいりました主なものについて,現時点での評価と言いますか,取り纏めを行っていますので,簡単にご報告を致します。

 まず,ものづくり「福の耳」プロジェクトについてであります。これは私が就任以来申しあげてきた現場主義の企業版という事であります。昨年11月から開始致しました。職員自らが市内の全てのものづくり企業を訪問するという全国的でも稀な取組だと申しあげておりますが,企業の受け止めは好評であります。そして対応も経営者自らがして頂けるという良好なスタートを切らして頂きました。やはり,フェイスtoフェイスでお話をする事によりましてアンケート調査とかそういった形での企業調査とは違った親密なやり取りが行われております。また今後も期待をされます。

 11月を集中月間と位置付けましが,この間103社を訪問致しました。鉄鋼機械関連が58社,繊維関連が23社,電気化学関連が10社,その他12社,このような内訳になっております。規模別では従業員数が20名以下の小規模企業者が55社となっています。お話をさせていただいております主な内容でありますが,自社の強みについてのやり取り,解決したい課題は何処にあるのかという経営者の思い,今後の経営方針について,あるいは公的な補助金や支援制度の利用状況について,1Tの活用状況について,こうした経営全般について色々とやり取りをさせて頂いております。詳細につきまして担当部局にお問い合わせ頂ければと思っております。今月の中旬からは訪問活動が再開されます。引き続き定期的に訪問の結果を途中段階で検証しまして効果的な迅速な産業振興策の立案に繋げていきたいと思っております。

 2点目はフクビズ,いわゆる福山ビジネスサポートセンターの取組であります。昨年12月6日にオープンして,1週間で予約件数が150件を超えるというスタートダッシュを実現する事が出来ました。皆様方からの強い期待を感じているところであります。12月の活動実績ですが,7日から28日までの相談事業を行いました。77件のご相談に対応する事が出来ました。販路拡大についての相談が49%と一番多かったようであります。ついで事業全般についてが23%,新商品・サービス開発についての相談が19%,このような内訳と聞いております。業種別では,製造業が一番多く39%,サービス業25%,卸売・小売が15%,企業だけでなく個人事業者まで幅広い方々からの相談を頂いております。

 フクビズの高村センター長からは,「ユニークな技術や製品をお持ちの方々が多くて,ポテンシャルが非常に高い地域だと。」とのような言葉を聞いております。今後,こうした相談業務から売上向上につながる事例が,ここ福山でも数多く出てくることを期待したいと思っております。相談予約は,2月中旬まで既に埋まっており,皆様にはお待ちいただいてご迷惑をお掛けしております。今月4日には,プロジェクトマネージャーを新たに採用して,2人体制で臨むという事にしております。福山市内のみならず備後圏域全域からの相談のお申込みをお待ちしたいと思います,全力で対応していきたいと思っております。

 3点目であります「市長と車座トーク」であります。年内5回開催を致しました。色んなご意見を伺っております,11月中のご意見を整理しますと,25項目についてのご意見ということに整理をされております。これら全ての関係部署には対応検討するよう指示しております。このうち通学路の危険個所の再点検に対する要望や,市の施設の駐車場の有効利用についての要望等について既に実施済みの項目も出てきております。12月に3回行いました「車座トーク」において頂いた意見については現在担当が集約中であります。色んな所で伺った意見を粗末にする事なく,「聞きっぱなし・言いっぱなし」にしないきめ細かな対応に繋げていきたいと思っています。

 次に子ども議会・高校生議会 についてであります。昨年10月23日に高校生議会,10月30日には子ども議会開催しました。夢のある素晴らしい発想による多くのご意見を頂きました。子ども議会でありますが,災害に強い街づくりについて等,大きく9つの提案を頂きましたが,これらについて検討しました結果,提案内容の一部なりとも既に施策に反映しているものが3件ありました。そして提案内容を来年度の施策に反映させようと現在検討しているものが9件,もう少し長期的に検討をすべき課題が2件,このような整理になっています。 

 次に,高校生議会でありますけれども,大きく8つの提案を頂いております。同様な整理をいたします。提案内容の一部なりとも既に反映済みのものが4件,来年度の施策への反映を検討しているものが8件,少し長期的に検討する必要があるものが3件,このようになっております。来年度も引き続き子ども議会・高校生議会を何がしかの形で継続をしていきます。そこで頂く意見を市政に反映をしていきたいと考えております。以上が昨年までに行ってまいりました取組の主な途中経過という事であります。

 次は大きな項目の4点目でありますが,親善友好都市フィリピンのタクロバン市との交流についてであります。タクロバン市とは1980年の昭和55年10月19日に親善友好都市の提携を結んでおりますが,締結の経緯について十分な整理がなされておらず,行政間の交流はこれまで疎遠な状況が続いていました。今般タクロバン市との交流の在り方は改めて整理検討したいと考えています。まずは,タクロバン市を訪問し,先方の現時点における受け止め方などを確認するところから整理を始めていきたいと思っております。

 次は最後の報告事項であります。世界記憶遺産登録及び日本遺産認定申請に向けた取組についてご報告を致します。
まず,世界記憶遺産登録についてであります,2015年,平成27年の日韓国交正常化50周年を記念して朝鮮通信使に焦点をあて,日韓共同で,世界記憶遺産への登録に向けた取組を進めてまいりました。昨年3月30日に,ユネスコ本部へ日韓共同での申請書の提出がなされました。

 本年9月頃には,世界記憶遺産登録が決定されることを期待しています。本市といたしましては,3月11日・12日に鞆町で開催される「朝鮮通信使ゆかりのまち全国交流福山大会」において,「日東第一形勝の舞台から ユネスコ記憶遺産へ」これをサブテーマとしまして多彩な催しを行いたいと思っております。例えば今までにはない朝鮮通信使の船団を再現する,こうした取組も行ってみたいと思っています。鞆の浦ならでの海上絵巻を繰り広げることで登録への機運を高め,そして更にはこうした取組が日韓の文化交流の一層の促進にも繋がっていく,こうしたきっかけにしていきたいと思っております。
日本遺産認定申請に向けた取組であります。

 本市独自の歴史的魅力や特色を日本遺産として認定していただき,有形,無形の様々な文化財群を総合的に活用しながら,地域振興,ブランド発信に繋げていきたいと考えています。そのため,認定申請の要件の一つである「歴史文化基本構想」を今年度そして来年度の2カ年で策定する予定であります。今月の19日には,第1回の歴史文化基本構想策定委員会議を開催し,意見を伺うところから本格的な取組をスタートさせます。来年度末には基本構想を策定,そして認定申請に繋げてまいりたいと考えています。私からの説明は,以上であります。

記者

 2点質問を準備しております。1点目ですが,今日が今年初の市長会見ですが,今年における抱負とか意気込みを教えてください。

 もう一点は,去年の会見でも言われました100人委員会の募集の事ですけれども,年明けから始まりましたという事ですが,今の応募状況と,それに対する市長さんの受け止めを教えてください。

市長

 まず,今年の抱負であります。昨年の9月5日の就任以来,福山に誇りと輝きを取り戻す,この一心で動いてまいりました。そんな私の福山に対する思いについて,市民の皆様方との共有・意識の共有も少しずつではありますが着実に進み市政が変わるのではないか,このように予感をしていただけるそんなスタートになったのではないかと思っております。

 それを受けまして,今年は,実行に繋げていくと“実行の年にしていく”こういう強い思いをもっています。
私が掲げてまいりました「5つの挑戦」を初めて新しく予算編成に盛り込むという,そういう年になります。改めて市民の皆様方の期待を裏切ってはいけない,身の引き締まる思いで新年をスタートさせました。スピード感,連携,そして情報発信,さらには現場主義による市民に寄り添う市政の実現,これまで申しあげてきましたこのような市政運営の基本方針を改めてベースにしまして,それをさらに強固なものにしていきたいと思っています,そしてまた加速をさせていきたいと思っています。こうした今年の取組によりまして市民の皆様方が変化を感じ取る年,そんな年にもしていきたいと思っています。市民の皆様と共に次の100年に向けた新しい1年,希望に満ちた第一歩にしていきたいと考えています。

 次のご質問の100人委員会についてであります。昨日12日現在で131人の方からご応募頂きました,男性104人,女性27人,こういう内訳になっています。1月4日が募集の開始ですから,僅か9日間で予定の100人を上回ったわけであります。市民の皆さんの福山に対する熱い思い,或いは委員会への大きな期待の表れであると受け止め,大変嬉しく思っています。今後でありますが10代・20代の若者の応募,そして先ほども申し上げましたが女性の応募がまだ少ないようであります。幅広い世代のご意見を頂きたいと思っています。また,特に若者や女性の視点・アイデアを生かしていきたいと,このようにも期待をしています。応募の締め切りが今月の25日でありますから,さらなる周知に努めて参ります。ここにお集まりの報道機関の皆様方にもこのオール福山の取組に是非ご協力をお願いしたいと思っております。

 ご質問への回答は以上ですけれども,この際100人委員会につきまして一言を付け加えさせて頂きたいと思っています。この100人委員会の取組を応援する,まあ,名前は今度整理していきますが「未来づくり応援団」を立ち上げていきたいと思っています。福山のご出身やご縁のある方で文化・芸術の分野,あるいはスポーツ分野などさまざまの分野で全国的に活躍されている方が多くおられます。こうした方々に100人委員会の委員に向けて故郷福山への思いを語っていただいたり,未来づくりのアドバイスなどをお願いする,そうした応援団を作っていきたいと思います。

 また,日程さえ合えば委員会の議論にも参加して頂きたいと,このようにも先方にはお伝えをしています。来月25日が第1回の100人委員会でありますが,その第1回までには,この応援団のメンバーを確定したいと思っています。勿論100人委員会の議論が進む中で途中から参加をしていただく事も考えておりますので,こうした応援団が多くの皆さんによって形成されるように引き続き努力をしていきたいと思っております。以上であります。

記者

 1項目についてお尋ねします。100人委員会の関係ですが,今の段階でも100人を超えているという事で,やはり選考するという事になると思うのですが,前の段階ではまだ基準等決まってないとおしゃいましたが,選考の仕方をどう考えておられるのか?それから,漏れた方は何らかの形で参加出来ないのか。その辺どう考えておられるのか。それから応援団のことですがだいたい人数的にはどれくらい考えておられるのか。よろしくお願いします。

企画財政局長

 100人委員会につきましては,幅広い世代でより多くの市民の声を多様な市民に対してお受けしたいと考えていますので,今後の状況にもよりますが,その公平性・透明性を確保するという観点から今考えておりますのは,年齢の構成であるとか,性別のバランスであるとかをみながら,抽選を行う事も視野に入れて考えています。それから,応援団の人数でございますけれども,今応援団の方は呼びかけをしておりまして順次,追加というかお受けを,市の面倒を見ていきたいというふうに考えている方を思っておりますので,現時点で何人までとは考えてはおりません。

 それから100人委員会で選考に漏れた方の意見とかいう事もあります。我々が想定していた以上に大きな反響がありまして,大変喜んでいるところでございますが,こういった方々,更にはそれ以外の方々の意見についても,どういった形で反映していくかについては今後考えていきたいと思っております。

記者

 今の外れた方に関して,市長はどうお考えなのか。お聞かせ下さい。

市長

 皆さんそれぞれに,福山市の未来に対する思いをもってのご応募だと思います。何らかの形でそうした方々のご意見を汲み取る,そうした事は考えていきます。例えば,ご意見を文章で頂くやり方もあるかもしれません。あるいはその応募に漏れた方だけにその限定するわけじゃなくて,本来多くの市民の皆さんの参加でこの100人委員会の議論が進んでいく,これも一つのやり方,したがって節目節目で項目ごとに幅広い市民の意見を汲み取るような,ホームページを通じた意見の汲みあげ方とか,色々なやり方を考えていきたいと思っています。

記者

 では,もう一項目で発表のあった「経営戦略監」局長級について聞きますけども,どのような人材をお考えなのか。内部なのか外部なのか。特命事項という事ですけども,何を想定されているのか。部署を作るという意味なのか,下に今の既存の課を統括するという意味なのか,それとも人材そのものというか右腕になるのでしょうか。その辺をお聞かせ下さい。

市長

 人事の事につきましては,また考えていきたいと思っています。また考えていきたいというか,現時点ではお答え出来ないと申しあげるべきだと思っております。内部人材・外部人材の雇用を含めて,適材適所になるように考えていきたいと思っています。組織として位置付けます。ただそのいわばラインという位置付けよりは,全庁的にその私の特命事項について調整をすると,こういう組織というか機構になってまいります。
基本的には私が就任以来申しあげてきた5つの挑戦を,どのように優先順位づけを行いながら効果的に進めていくかという事であります。特にその中でも駅前の賑わいの再生,ネウボラ,さらには5年後に迫っている築城400年事業,部局横断的な大がかりな検討項目,特命事項を更に円滑に進めていく為の総合調整と,こういう事になろうかと思います。

記者

 戦略かんの「かん」は監督の「監」でいいですか。情報発信戦略会議の出口というか,最終的にはいつ頃どういう風にというのを改めて教えて頂きたいのですが。

市長

 「かん」のかんは監督の「監」を使おうかと思っています。それから情報発信戦略会議の戦略の取り纏めの時期,これは正直言って我々がこれまで十分に頭の中で練り上げる事が出来なかった大きな課題なものですから,むしろ私が何時何時までにという事を,出口を決めるのはちょっと,まずは控えておきたいなと,委員の皆さん方のご意見も聞きながら考えていきたいなと思っております。思っておりますが,そうは言うものの,その色々な取組が,市政が変わって出てきておりますので,そうした取組を含めて市民に対するあるいは,市外全国に対する情報発信の在り方については,これは急いでスタートさせたいと思いがありますので,希望とすれば年内に取りまとめが行われれば,この来年度内の取組から,その情報発信戦略に基づいた発信の取組がスタート出来るという事になるのではないかと,私の願いとすればそういう事であります。

記者

 年内というのは,17年内という事でよろしいですか。

市長

 そうですね。であれば年度内の取組にも繋げていけるかなぁと,ぎりぎりですね。まあ,あるいは個別に幾つか項目ごとに議論をしていただくとすれば,年度内早めに対応出来るように,その項目だけは先行的に議論をしていただきながら政策に繋げていくと,来年度の政策に繋げていくという事もありうるかなと思っております。

記者

 18年度?

市長

 17年度。

記者

 17年度内ということですね。

市長

 そうです,そうです,はい。

記者

 あと今,現状で福山の魅力が発信出来ていないと市長の問題意識に基づかれて提案という事だと思います。委員の方は今のところ3人が決まっているという事ですけれども,この3人の方に決まった経緯について簡単のご説明をいただきますでしょうか。後,もし,この3人の簡単な経歴を資料で頂けるとありがたいのですが。

市長

 まず,ご経歴つきましては,ご本人の許可を得られれば,皆様方にもご提示をさせていただきたいと思っております。それから今,情報発信出来ていないという事ですが,もう少し付け加えますと福山には実に多くの素晴しいコンテンツがあると思うのです。もっともっとおそらく有識者の意見を頂ければ,我々がやってきた取組の効果を,もっと大きくしていただけるという思いで情報発信が上手く出来ていないという言葉を使ったかもわかりませんが,そういう前向きな思いで受け止めて頂ければと思っております。

 委員の決まった経緯ですが,以前から県の情報発信のあり方を,とても関心をもってみてきました。これは2つあります,県行政そのものを県民に上手く発信するという観点と,広島県を県外に発信するという,そういう情報発信と2通りありますね。これを頭の中でしっかり整理しながら構築してきたのが「湯崎県政」じゃないかと見ていました。そうした意識を福山市役所ももちたいと思ってきたので,県庁とも色々と話しを聞く中で,今回の人選に繋がっていったということであります。

記者

 市政と関係ない事で,市長さんの個人の事でお伺いしたい事があるのですが,今日,本日条例に基づいて資産公開がされたと思うのですが,一応確認をさせていただきたいのですが,土地が福山市と新座市・流山市それぞれあって,建物もそれぞれ同じ所にあると思いますが,福山市についてはご生家というか先祖代々の土地というか元々所有されていた分と考えていいのか。あと埼玉と千葉については居住を目的としたもので現在も所有していて,選挙の時もご家族,お子さんがまだお住まいで,現在の形態,建物について所有してらっしゃるのか,差し支えがない範囲で教えて頂ければと思うのですが

市長

 これは今日の会見のテーマということでお答えしてよろしいのでしょうか。

市長公室長

 テーマではないですが,関連という事で。

市長

 そうですか。福山の北吉津町に私の生家があります。去年の1月に母が亡くなりまして両親から私が土地と家屋を受け継いだというものであります。私が生れ育った家屋であります。今お話がありましたように,新座と流山に家と土地を所有しています。最初に流山の土地家屋を所有し,次に新座市の土地家屋を所有しました。新座の自宅には息子が住んでおります。流山の自宅は貸家として持っております。以上です。

記者

 経営戦略監なんですが,名称はほぼこれで決まると考えていいでしょうか。変わる可能性もあるのでしょうか。

市長

 どうぞ経営戦略監と受け止めていただいていいと思います。

記者

 来年度の4月以降の行政組織で新たに新設されるということですね。職員は何人ぐらいを予定していますか。

市長

 これはまだ正式な組織・機構が決まる中で考えていきたいと,整理をしていきたいと思っております。ラインというよりはスタッフ職と考えておりますから,幅広く庁内全体の政策を調整できるというところに意味があります。局長級というところに意味がある,そういう機構ですね。

記者

 その組織には各部からスタッフを集めてという形になるのでしょうか。

市長

 組織・機構の具体的な問題については,まだ調整中なものですから現時点ではお答えは控えたいと思います。

記者

 1人ということですか。

市長

 組織・機構の具体的なことについては現時点では控えたいと思いますが,1人です。

記者

 5つの市長の政策の中で,築城400年事業で新聞とか雑誌でも書かれていますが,福山市の天守閣について有識者の会議も起ちあがっていますけれども,市長さんとしてはどんな思いでいらっしゃるのか,改めて聞かせていただいていいでしょうか。

市長

 現在の福山城について,私も福山で生まれ育って生活している中で慣れ親しんできた天守閣,愛着もあります。で,中を博物館という形で市民にも親しんでいただく,そういうものにもなっていると思います。そういう意味では大切に守っていきたい天守閣であると思っています。今は全く私の頭の中には,その後の利活用の在り方は白紙でありまして,検討委員会の専門家の意見をしっかりと聞く中で整理をしていきたいと思っています。

記者

 市民の方々の中には,木造で建て替えとそう言った思いの方々もいらっしゃると伺っています。そうした構想とかその他についてはどうでしょうか。

市長

 建て替えの問題についてなんですけれども,最終的には文化財行政を担っている文化庁との協議も必要ですね。何かをするにあたってそれに必要な歴史資料が揃うかどうか,こうした事もあると思います。したがって専門家の検討をしっかりと待たないと,その後の天守閣の在り方も決まってこないと,このように思っています。

記者

 情報発信の戦略会議は,提言書みたいなものをまとめて,市・市長に提出するのでしょうか。その都度固まってきたものを随時なのか。どんなイメージになるでしょうか。

市長

 両方をお願いしたいなと思っています,今後の我々の情報発信についての在り方をしっかりと位置付けていただくという作業をするとすれば,戦略を纏めあげていただく。ただ一方で築城400年事業に向けた取組,その発信これも情報戦略会議でのテーマになると思うのですね。そうすると2017年度,来年度中にもプレ事業として,一部でもスタートしたいと,そうするとそういう問題については先行的に議論をしていただくという事もあるじゃないかと,というふうにも思っています。両睨みでお願いしてみたいと,今は思っています。

 以上。