ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

食中毒予防の3原則

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年2月3日更新
  

細菌性食中毒予防3原則
食中毒の大部分は細菌によるものです。食中毒を予防するためには,次のことを守ることが大切です。

つけない細菌をつけない!ばいきん1
  (洗う・分ける・包む)
食中毒菌が手や調理器具を介して食品に付着し,増えることで食中毒を起こすことがあります。

基本は手洗いです。自らが細菌の運び屋にならないように,こまめに手を洗いましょう。
調理器具もしっかり洗いましょう。
包丁・まな板は,肉用・魚用・野菜用に分けて使いましょう。
肉や魚などを保存する時は,他の食品に肉汁がかからないように,袋や容器に小分けしましょう。 
ふやさない細菌をつけない!ばいきん2
  (冷凍・冷蔵・室温で長く放置しない)
一般に食中毒菌は,室温状態(10℃~40℃)の時,急速に増殖します。(腸炎ビブリオは8~10分で2倍に増えます!)

冷蔵庫で保存しなければならない食品を買った場合は,寄り道せず,帰ったらすぐ冷蔵庫に入れましょう。
また,冷蔵庫,冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。
冷凍食品の解凍を室温でおこなうことは禁物です。中心部が解凍されるまでの時間に表面温度は室温と同じ状態が続くので,細菌を増やすことになります。冷凍された食品の解凍は,冷蔵庫内で行うか,電子レンジを使いましょう。
作った料理は早めに食べましょう。
やっつける細菌をつけない!ばいきん1
  (中心まで加熱・調理器具の殺菌)
加熱して調理する食品は,中心部が75℃で1分以上,十分加熱しましょう。また,残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。
調理器具は,漂白剤や熱湯などで定期的に消毒しましょう。

ただし,加熱できる食品は限られています。また,食中毒菌が作り出す毒素の中には熱に強いもの(黄色ブドウ球菌が作り出すエンテロトキシンなど)があるため,加熱したから大丈夫という過信は禁物です。