本文
ノロウイルス対応マニュアル(施設編)(家庭編)
冬季を中心に,感染力の強いノロウイルスを原因とする「おう吐」や「下痢」などの健康被害が発生しています。
ノロウイルスを正しく知って,感染を予防しましょう!
感染予防の基本は「手洗い」です!
○ 食中毒予防の基本は手洗いです [PDFファイル/625KB]
ノロウイルスは,ほとんどの場合,口から体内に入って感染(経口感染)します。 食事の前やトイレの後などに,石けんでしっかり手を洗うことは,ノロウイルスの感染予防に大変有効です! 感染した人のふん便やおう吐物などを処理するときは,手袋を着用するなど直接触れないように注意しましょう。 また,処理した後は,石けんでしっかり手を洗い,うがいをしましょう。 |
|
手を洗う時は,腕から指先まで,しっかり,ていねいに,こすり洗いしましょう。 |
感染の原因として,大きく2つのパターンが考えられます
1 ノロウイルスに感染した人のふん便やおう吐物などから感染する場合
●ふん便などの処理が不適切だったり,タオルの共用などにより,手指がノロウイルスに汚染され,その手指が口に触れて・・・感染!
●床などに残ったおう吐物などが燥してノロウイルスが空中を漂い,これを吸い込んで・・・感染!
2 ノロウイルスに汚染された食品を食べて感染する場合(食中毒)
●調理する人がノロウイルスに感染しているなど,食品を取り扱う人を介して汚染された食品を食べて・・・感染!
●ノロウイルスに汚染された貝類を,生や加熱不十分のまま食べて・・・感染!
ノロウイルス対応マニュアル
→ ノロウイルス対応マニュアル(施設編) [PDFファイル/1.17MB] | |
→ ノロウイルス対応マニュアル(家庭編) [PDFファイル/749KB] | |
→ 家庭でできる消毒液(次亜塩素酸ナトリウム溶液)の作り方 |
※参考
■消毒液について
ノロウイルスの殺菌に有効な次亜塩素酸ナトリウムは,市販の家庭用塩素系漂白剤にも含まれています。
(原液の濃度は5~6%が一般的ですが,商品の説明書などで確認してください。)
なお,次亜塩素酸ナトリウムは時間の経過とともに殺菌効果が減少しますので,早めに使用してください。
ノロウイルスに感染すると?
潜伏時間(感染してから発症するまでの時間)は24~48時間で,主な症状は,吐き気・おう吐・下痢・腹痛です。発熱は軽度です。
通常,これらの症状が1~2日続いた後,特別な治療を必要とせずに治ります。後遺症もありません。
また,感染しても発症しない場合や,軽い風邪のような症状の場合もあります。
ただし,幼児や高齢者など体の抵抗力が弱い人が感染すると,脱水症状を起こすなど重症になることがあります。水分と栄養の補給を充分に行うなど注意が必要です。
※感染すると,ふん便やおう吐物には大量のノロウイルスが含まれています。下痢等の症状が改善しても,通常では1週間程度,長いときには1ヶ月程度ノロウイルスの排泄が続くことがあります。食中毒を防ぐため,感染した場合は,しばらくの間,直接食品を取り扱う作業を控えるなどの注意が必要です。
詳しくは・・・
関連ページ・・・
食中毒に気をつけましょう!
食中毒って何?
ノロウイルス食中毒対策について(提言)(厚生労働省)
福山市内におけるノロウイルスを含めた「感染性胃腸炎(五類感染症に分類されています)」の発生状況はこちらです。 → 福山市内の感染症発生状況 |