
特別展 「佐川美術館コレクション 生誕90年 平山郁夫が描く 世界遺産展」
特別展「佐川美術館コレクション 生誕90年 平山郁夫が描く 世界遺産展」
1.展覧会概要
日本画壇を代表する画家、平山郁夫(1930-2009)。2020年は平山の生誕90年の節目にあたります。
平山の画業は、被爆体験による原爆の後遺症と戦いながら、仏教伝来やシルクロードを生涯のテーマとして平和を希求する創作活動にあったといえるでしょう。また、平山は、世界各地の貴重な文化財が、自然破壊だけでなく、戦争や盗掘といった人為的な破壊によって失われつつある状況を目の当たりにして、国や民族、宗教を超えた国際的な協力のもとで保護できないかと模索しました。それはやがて「文化財赤十字構想」として結実し、人類共通の遺産ともいうべき文化財を守るということで、国際的な平和貢献活動を実現していきました。
平山の提唱した文化財赤十字構想は、アジアを中心に、カンボジアのアンコール遺跡群をはじめ、南京城壁の保存・修復活動、さらには高句麗古墳群やタリバンによって破壊されたバーミヤン石窟の世界遺産登録への働きかけなど、世界的にも高い評価を得ています。
本展覧会は、佐川美術館の優れたコレクションより、平山が世界文化遺産を視察や調査で訪れた際に描いた膨大な作品のうち、「アンコール遺跡」「南京城壁」「比叡山延暦寺」「世界遺産を巡る」の4 章から75 点を展観し、平山郁夫の画業を紹介します。
2.展覧会詳細
ア.展覧会名
特別展「佐川美術館コレクション 生誕90年 平山郁夫が描く 世界遺産展」
イ.会期
2020年7月11日(土曜日)~8月30日(日曜日)
月曜休館 ※8月10日(月・祝)は開館、11日(火曜日)は臨時開館
ウ.開館時間
午前9時30分~午後5時
※8月21日(金曜日)、22日(土曜日)、28日(金曜日)、29日(土曜日)は、午後7時まで開館
エ.観覧料
一般1,000円(800円) 高校生以下無料
*( )内は前売りまたは有料20名以上の団体料金
※観覧料の減免、割引など詳しくは施設利用案内をご覧ください。
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オ.主催、協力
<主催>
(公財)ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市、中国新聞備後本社
< 特別協力>
佐川美術館(公益財団法人SGH文化スポーツ振興財団)
<後援>
平山郁夫美術館
<企画協力>
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