
冬季所蔵品展2「大村廣陽 生きものへのまなざし」
冬季所蔵品展2「大村廣陽 生きものへのまなざし」
大村廣陽《古都神鹿》
大村廣陽(1891-1983)は、広島県沼隈郡東村(現・福山市東村町)に生まれ、京都で活動した日本画家です。幼い頃から絵を描くことが得意だった廣陽は、京都市立美術工芸学校と京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)を経て、竹内栖鳳主宰の画塾・竹杖会に入ります。在学中に文展で初入選して以来、文展・帝展を中心に精力的に出品を重ね、京都画壇の中堅として長きにわたる画道を歩みました。
その作品は、徹底した写生に基づいた色彩鮮やかな画面が特徴で、廣陽が最も得意とした動物画、花鳥画をはじめ、晩年の仏画に到るまで数多くの力作を残しています。
本展は、廣陽の動物画と花鳥画を中心に、本画はもとより下絵、スケッチ、学生時代の写生帳等もあわせて展観することにより、画家のモチーフとなる動植物への愛情や真摯な作画姿勢、そして作品世界の魅力を紹介するものです。
展示構成
第2室:「大村廣陽 生きものへのまなざし」 動植物を描いた本画、下絵、スケッチ、写生帳等 廣陽作品36点
第1室、第3室:日本の近現代美術/ヨーロッパ美術 47点 和室:茶道具5点
大村廣陽《休み(習作)》
大村廣陽《軍鶏》
大村廣陽《雪中鴛鴦》
大村廣陽《南国の水辺》
大村廣陽《芥子図》
大村廣陽《蓮池》
大村廣陽《魚槽》
・会期 2015年2月3日(火曜日) から4月5日(日曜日)
・休館日 月曜日
・開館時間 午前9時30分から午後5時
・会場 ふくやま美術館 2階常設展示室(福山市西町二丁目4番3号)
・観覧料 一般300円(240円) 高校生以下無料 ( )内は20名以上の団体料金
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