
夏季所蔵品展「中野恵祥 板金に生命をふきこんで」
夏季所蔵品展「中野恵祥 板金に生命をふきこんで」
中野恵祥《休む蛙》1957年
中野恵祥(1899~1974)は、東京生まれ。最初に白崎白善のもとで伝統的な金工の技を学び、さらに東京美術学校の香取秀真との交流によって古典的な金工の知識も深めていきます。
しかし恵祥は、やがて伝統の枠を大きく超えた大胆な造形の作品で日展などを舞台に活躍していくようになります。その手法は、シンプルな真鍮の板金を巧みに構成し、愛らしくも優美な虫や動物たちなどの姿を形づくっていくものでした。
本展では、恵祥が好んでモティーフとした牛や、蛙を主題とした作品と、熊谷守一、松本俊介などの絵画を合わせて展示。改めて、今なお新しい恵祥のシャープな造形感覚をふりかえります。この他にも動物に想を得た児玉希望、片山牧羊、柳原義達、草間彌生、徳永善彦の絵画、彫刻、写真などの作品を展示します。
中野恵祥《牛》1957年
中野恵祥《かまきり》1957年
中野恵祥《迦楼羅天水瓶》1952年
会 期 2015年6月24日(水曜日)から2015年9月13日(日曜日)
休 館 日 月曜日 ただし7月20日(月曜日)は開館、7月21日(火曜日)は休館
開館時間 午前9時30分~午後5時
ただし9月4日(金曜日)、5日(土曜日)、11日(金曜日)、12日(土曜日)は午後7時まで開館。
会 場 ふくやま美術館 2階常設展示室(福山市西町二丁目4番3号)
観覧料 一般300円(240円) 高校生以下無料 ( )内は20名以上の団体料金
所蔵品展「切り紙ギャラリー・トーク」(※切り紙による制作体験あり)
7月17日(金曜日)、8月21日(金曜日) 各午後2時~ 要観覧券
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