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冬季所蔵品展 「野田弘志 細密なる挿絵原画の世界」

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年12月3日更新
 

冬季所蔵品展 「野田弘志 細密なる挿絵原画の世界」

野田弘志《娘の和香子》1983年 朝日新聞連載小説「湿原」挿画 寄託 ※後期展示
野田弘志《娘の和香子》1983年 朝日新聞連載小説「湿原」挿画 寄託 ※後期展示

  野田弘志(1936-)は、現代日本を代表する写実画家です。戦前の韓国に生まれ、少年時代のおよそ
6年間を本籍地である福山市で過ごしています。
  東京藝術大学油画科を卒業後、広告代理店のイラストレーターの仕事をするも、自ら得心のいく絵画
世界を探求すべく、画家としての道を歩み始めました。そんな野田の画業が一般に広く関心を集めるよう
になったのは、1983~85年にかけて朝日新聞に連載された小説、加賀乙彦著『湿原』の挿画を担当した
ことによります。
  野田の作品は、油彩画・鉛筆画を問わず、いずれもモチーフの実在性を徹底して追求した、緊張感
ある写実表現が特長です。1995~2005年の10年間、広島市立大学芸術学部教授として後進の指導に
当たった後、現在は北海道に構えるアトリエを拠点に、写実絵画の第一人者として活躍し続けています。
  本展は、当館に所蔵および寄託されている油彩画・版画、そして『湿原』はじめ小説挿画の鉛筆に
よる原画を中心として、野田弘志の濃密な作品世界を紹介するものです。

野田弘志《牡丹》1988年
野田弘志《牡丹》1988年

野田弘志《マンゴー》1970年
野田弘志《マンゴー》1970年

野田弘志《化石のある静物》1988年
野田弘志《化石のある静物》1988年

野田弘志《ガラスと骨2》1990年
野田弘志《ガラスと骨2》1990年

 野田弘志《車窓風景(雪の根室本線)》※前期展示
野田弘志《車窓風景(雪の根室本線)》1983年  朝日新聞連載小説「湿原」挿画 寄託 ※前期展示

野田弘志《カラフトハナシノブ》1984年  朝日新聞連載小説「湿原」挿画 寄託 ※前期展示
野田弘志《カラフトハナシノブ》1984年  朝日新聞連載小説「湿原」挿画 寄託 ※前期展示

野田弘志《路地1》1987年 文藝春秋連載小説「松風の家」第8回挿画 寄託 ※後期展示
野田弘志《路地1》1987年 文藝春秋連載小説「松風の家」挿画 寄託 ※後期展示


会  期:2015年12月9日(水曜日)から2016年4月3日(日曜日) 
      前期12月9日(水曜日)から1月17日(日曜日)、 後期1月20日(水曜日)から4月3日(日曜日) 
           
休 館 日:月曜日  ただし1月11日(月曜日)、3月21日(月曜日)は開館、
      12月29日(火曜日)から1月1日(金曜日)、1月12日(火曜日)、3月22日(火曜日)は休館

開館時間:午前9時30分~午後5時

会  場:ふくやま美術館 2階常設展示室(福山市西町二丁目4番3号)        

観 覧 料:一般300円(240円)  高校生以下無料  ( )内は20名以上の団体料金

※次の方は無料です。(証明となるものを各受付にご提示ください。)
■社会福祉施設に入所されている方。
■福山市,府中市,神石高原町に住所を有する65歳以上の方。(運転免許証や健康手帳など,住所・年齢が確認できるものが必要)
■身体障害者手帳,療育手帳,精神障害者保健福祉手帳を持参する方及びその介護者の方。


展示内容

第1室:「野田弘志 細密なる挿絵原画の世界」 野田弘志の小説挿絵等の鉛筆画(49点)および
     版画(14点)、油彩画(8点) 計71点
     ※鉛筆画と版画は前期・後期で展示替え

第2室~第3室:日本の美術/ヨーロッパ美術 計54点  和室:計6点
※一部は前期・後期で展示替え。刀剣展示は前期のみ

刀剣展示の詳細についてはこちら

関連イベント:ギャラリートーク ※要観覧券
会期中の第3金曜日(12月18日、1月15日、2月19日、3月18日) 午後2時より 

冬季所蔵品展展示目録・展示リスト [PDFファイル]

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