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福山市人権平和資料館(ふくやましじんけんへいわしりょうかん)
人権と平和は21世紀のキーワード
人権・平和資料を展示し,同和問題解決をはじめとする人権の確立と恒久平和の実現が,私たちの生活にとって最も基本となる大切なことであるということを学び合うための資料館として,1994年8月30日に開館しました。
1階の展示室1「平和部門」では,福山空襲の実相と戦時下のくらしについて,2階の展示室2「人権部門」では,部落の歴史と解放のあゆみについて常設展示しています。
また,年5回程人権や平和に関する様々な企画展,講演会や映画会などを行っています。
年間の入館者は,例年約1万人で,入館者の内約30%は保育園・幼稚園・小学校の子どもたちです。市外・県外からの平和学習に訪れる方もいます。
入口周辺では,平和への思いを込めて「アンネのバラ」や「被爆アオギリ二世」を育てています。
【アンネのバラ】
アンネ・フランクを偲んでベルギーで作出された四季咲きの香り高いバラです。
「アンネの形見」と呼ばれ,アンネの父オットー・フランク氏の庭でも大切に育てられていました。
花は変色する性質があり,蕾の時は赤色,開花するとオレンジ色に黄色がかった黄金色に,やがて花弁の先からサーモンピンクに,さらに濃くなり赤色に近くなります。
【被爆アオギリ二世】
原爆により焼野原となった広島は,放射能により「75年間は草木も生えない」と言われていました。ところが枯れたと思っていた「アオギリ」から新しい芽が吹き,被爆者に勇気と生きる希望を与えました。広島市は,この被爆アオギリが実らせた種から育てた苗木を「被爆アオギリ二世」と名付け,“平和を愛する心”,“命あるものを大切にする心”を後世に継承するため配付しています。
入口正面のシンボルマーク
「人権を尊重することが世界平和の基礎」であるとした世界人権宣言の40周年を記念してつくられたものです。
外側の輪はオリーブの葉をかたちどったものであり,ヨーロッパでは古くから「オリーブの葉」は「平和と実り」を表すものとされています。
輪の中の炎は「いのち」を表しており,人権宣言がめざす「世界の平和と生命の尊厳」を象徴するものとなっています。
所在地 |
福山市丸之内一丁目1番1号 |
連絡先 |
Tel:084-924-6789 Fax:084-924-6850 |
営業時間 |
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
定休日 |
月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日),年末年始,臨時休館日 |
利用料金 |
個人 100円,20名以上の団体 80円 高校生以下,65歳以上(証明書の提示が必要),障がい者及びその介護者(証明書の提示が必要) 無料 |
アクセス |
JR福山駅北口から徒歩8分 |
駐車場 |
普通車5台(無料) 満車の場合は美術館・文学館の駐車場を利用 (駐車券を受付に提出で1時間無料,1時間を超える場合30分毎に100円) 大型バス無料駐車場有 |
トイレ設備 |
車いす対応あり |
バリアフリー設備 |
車いす対応スロープあり |
HP |
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関連施設 |
ホロコースト記念館 https://www.hecjpn.org/ |
周辺観光スポット
〇福山城 約450m(徒歩5分)
〇福山城博物館 約450m(徒歩5分)
〇備後護国神社 約190m(徒歩2分)
〇ふくやま文学館 約40m(徒歩1分)
〇ふくやま美術館 約350m(徒歩4分)