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「ふくやま」と名の付くばらとミステリーローズ


ふくやまと名の付くばら

‘ローズふくやま’をはじめ、‘プリンセスふくやま’‘ラブリーふくやま’など、品種ごとの可愛らしい名前が付けられています。公園や道路沿いなど、市内の様々な場所で見ることができます。

ローズふくやま

1986年、市制施行70周年を記念し、「ふくやま」と名のつくばら第1号として‘高雄’と‘プリスタイン’を組み合わせて誕生。明るいピンク色。 名前は広く市民から募集。

ローズふくやまの写真

ビューティフルふくやま

1987年、‘ロクレア’と‘アルファー’という2つの品種を組み合わせて誕生。赤い(明るい朱色)大輪のばらです。

ビューティフルふくやまの写真

プリンセスふくやま

1990年、(一社)福山青年会議所30周年を記念して、‘フロージン’と‘金閣’という2つの品種を組み合わせて誕生。黄色の大輪のばらです。

プリンセスふくやまの写真

スマイルふくやま

2001年、市制施行85周年を記念して、ニュージーランドでつくられた‘レーゲンスベルグ’という品種のばらを自家交配して、市が開発した薄桃色のオリジナルミニばらです。

スマイルふくやまの写真

チャーミーふくやま

2004年、‘レーゲンスベルグ’と‘レッドメイアンディナ’という品種を組み合わせて、市が開発した鮮橙赤色のミニばらです。花弁の数は55~60枚で、花壇や鉢植えで楽しめます。

チャーミーふくやまの写真

ラブリーふくやま

2004年、‘レーゲンスベルグ’と‘オレンジジュエル’という品種を組み合わせて、市が開発した鮮赤色のミニばらです。花弁の数は45~50枚で、花壇や鉢植えで楽しめます。

ラブリーふくやまの写真

アニバーサリーふくやま

2006年、福山ばら会創立50周年を記念して、‘サスペンス’と‘レッド・ひろしま’という2つの品種を組み合わせて誕生した、混色(黄クリームに紅のぼかし)の大輪のばらです。

アニバーサリー福山の写真

福山城

2011年、市制施行95周年を記念して、ばらオーナー会から寄贈されました。‘紫雲’と無名実生を交配させて誕生した、紫がかった淡いピンク色の大輪のばらです。

福山城の写真

ウルヴァリン : FUKUYAMA

2013年、ハリウッド映画「ウルヴァリン:SAMURAI」の福山での撮影と、主役「ウルヴァリン」に本市初の観光大使を委嘱したことを記念して誕生。‘コルトゥレック’と無名実生を交配させた、鮮やかで深みのある赤色の大輪のばらです。

ウルヴァリンふくやまの写真

ローズマインドふくやま

2016年、市制施行100周年を記念して、‘アイスバーグ’と無名実生を交配させ誕生した、カップ咲きの白色の大輪のばらです。愛称は全国から公募し、市民投票により決定しました。「思いやり、優しさ、助け合いの心」を表すローズマインドが名前になりました。

ローズマインドふくやまの写真

ニコライ バーグマン ふくやま ローズ

2018年、福山市とばらのまち福山PR大使でフラワーアーティストのニコライ・バーグマンさんとのコラボレーションにより誕生しました。上品な淡いラベンダー色の大輪種で、透き通った強い香りが特徴のばらです。

ニコライバーグマンふくやまローズの写真

世界バラ会議福山大会2025記念ばら

2025年、第20回世界バラ会議福山大会を記念して開催した「ばらの新品種国際コンテスト」で大会記念ばらに決定したばら。愛称は公募で決定予定(2025.11募集開始)。オレンジにピンクの覆輪で、病害虫に強く、開花連続性が高いばらです。

世界バラ会議福山大会2025記念ばらの写真

福山市長賞受賞ばら

2025年、第20回世界バラ会議福山大会を記念して開催した「ばらの新品種国際コンテスト」で福山市長賞を受賞したばら。愛称は公募で決定予定(2025.11募集開始)。クリーム・イエローで病害虫に強く、香りも高いばら。花枝も長く伸びない品種です。

福山市長賞受賞ばらの写真

 

 

福山に咲く「ミステリーローズ」

由来の分からないばら「ミステリーローズ」

現代のばらは、香りや花形、耐病性などを追求して品種改良されたものが多く、名前や育種の記録がはっきりしています。

一方、ミステリーローズは名前や由来が不明で、長い年月を経て街の中で生き残ってきたばらです。

1950年代、バミューダ諸島で名前の分からない古いばらが多数発見され、そのうちの一つが、現代ばらに大きな変革をもたらした‘スレイターズ・クリムゾン・チャイナ’であることが分かりました。‘スレイターズ・クリムゾン・チャイナ’は、当時すでに失われた品種と考えられていましたが、その再発見は大きな反響を呼び、1954年のチェルシー・フラワーショウで大々的に紹介されました。その後、1979年にバミューダに訪れたイギリスのピーター・ハークネスが、その一群のばらを見て「ミステリーローズ」と名付けたことで、世界に知られるようになりました。

日本でも同様に、個人宅や古い施設の庭先で、ミステリーローズが発見されています。これらのばらは、長い年月をかけて日本の風土に適応してきたため、栽培に特別な手間を必要とせず、歴史的な建物や庭園とも調和します。

また、肥料や農薬がなくとも長い年月の試練に耐えてきたミステリーローズの持つ生命力は、環境に優しい庭づくりの素材として大きな可能性を秘めています。

 

市内で見つかった3種のミステリーローズ

福山市内ではこれまで3種のミステリーローズと思われるばらが発見されています。

廉塾バラ ”福山茶山薔薇”

2021年4月発見。

江戸時代後期の儒学者、菅茶山の旧宅で発見されたばら。赤いチャイナ系の庚申ばらの一種で四季咲き。

廉塾バラ、福山茶山薔薇の写真

廉塾バラ、福山茶山薔薇の写真2

”福山太白”

2015年10月発見。

福山市駅家町の民家で栽培されていたばら。

白い大輪のティー系香りのばら。

福山太白の写真

福山太白の写真2

”福山雅”

2021年4月発見。

福山市三吉町の国道沿い街路樹桝で発見されたばら。

福山雅の写真

福山雅の写真2

ミステリーローズで繋がる、広がる

地域で受け継がれるミステリーローズ

廉塾バラは、地域の新たな宝として、地域住民らが中心となり、挿し木で苗木を増やし、地域や各家庭で育てる取り組みを行っています。

地域での取り組む写真

駐日イタリア大使館

「Rose Expo FUKUYAMA 2025」の大使・大使夫人のローズガーデン展示の協力に対する感謝と友好の意を込めて、2025年4月、駐日イタリア大使公邸へ3種のミステリーローズを植樹しました。

駐日イタリア大使公邸への植樹

緑町公園

2024年3月、緑町公園の植栽整備によりローズヒル周辺に「ばらの森」を整備。ミステリーローズゾーンが新たに完成しました。福山で発見された「廉塾バラ」をはじめ、「ミステリーローズ」や「ファウンドローズ」と呼ばれる、日本各地に植栽されている由来の分からないばらを植栽しています。

挿し木による育成の写真

緑町公園などに植栽されているばらの一部は、世界バラ会議福山大会実行委員会「ばらのまちづくり部会」の皆さんが接ぎ木・挿し木により育成しました。


ばらのまちづくりばらのまちづくり

戦後の復興を願い、始められた福山市のばらのまちづくり。ここでは、市民・団体・事業者・行政が心をひとつにして取り組んでいる活動を紹介します。

 


「ふくやま」と名の付くばら「ふくやま」と名の付くばらとミステリーローズ

「ふくやま」と名のつくばらと市内に咲くミステリーローズを紹介します!「ローズふくやま」をはじめ、「プリンセスふくやま」「ラブリーふくやま」など、品種ごとの可愛らしい名前がつけられています。ぜひ、ご覧ください!


ばら花壇イメージばら花壇コンクール

福山明るいまちづくり協議会が主催する「ばら花壇コンクール」は、1968年(昭和43年)から毎年実施されています。地域の団体や学校,事業者などからご応募をいただいています。丹精込めてつくられたばら花壇は、どれも魅力的です。ぜひ、お近くのばら花壇にでかけてみてください!

 


講習会イメージばらの育て方

ばらに関する基本的な知識や育て方、講習会などについての情報をお届けします。ばらの栽培方法について質問できる「ばらの相談コーナー」もあります。ばら栽培のプロからしっかりと四季折々の育て方を学べば、あなたもきっと美しいばらの花を咲かせることができます。ぜひ、ばらを育てて、豊かな心を育んでください!

 


【更新履歴】

  • 2025年10月31日

  「世界バラ会議福山大会2025記念ばら」「世界バラ会議福山大会市長賞受賞ばら」を追加しました。

イメージキャラクターローラちゃん