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あなたと身近な人の命とこころを守るために~福山市の自殺対策~
1 相談窓口~福山市には相談できる窓口があります~ 2 命とこころを守るために私たちにできること
3 身近な人の命を守るゲートキーパー 4 自殺の現状について
1 相談窓口~福山市には相談できる窓口があります~
誰かに助けを求めたり,悩みを相談したりすることに対して抵抗を感じる人は少なくありません。
しかし,悩みをひとりで抱え込んでしまうと,前向きに考えられなくなったり,気分が落ち込み,ひどくなると「うつ状態」になったりすることがあります。
ひとりで悩まず,早めに相談しましょう。また,こころの不調が続く場合は医療機関の受診を考えてみましょう。
■つらい気持ちを話せる電話相談
相談窓口名称 |
連絡先 |
開設時間等 |
広島いのちの電話 |
082-221-4343 |
毎日24時間 |
よりそいホットライン |
0120-279-338 | 毎日24時間 |
こころの電話 |
082-892-9090
|
月・水・金 9時00分~12時00分 |
■こころやからだの健康に関する相談
相談窓口名称 |
連絡先 |
開設時間等 |
福山市健康推進課 |
084-928-3421 |
月~金 8時30分~17時15分(祝日,年末年始12月29日~1月3日を除く) ※精神科医師による健康相談は予約制(問い合わせ先:健康推進課) |
■賃金や解雇,退職などの労働相談
相談窓口名称 |
連絡先 |
開設時間等 |
広島県労働相談コーナーふくやま (広島県商工労働局雇用労働政策課) |
0120‐570‐237 |
平日 9時00分~12時00分 ,13時00分~16時00分 (祝日,年末年始を除く)
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■消費生活に関する相談
相談窓口名称 |
連絡先 |
開設時間等 |
消費生活相談 (福山市消費生活センター) |
084-928-1188 |
平日 8時30分~16時30分(祝日,年末年始を除く) |
債務関連相談 (福山市消費生活センター) |
毎月第2木曜日の午後(8月,2月は除く) |
■配偶者からの暴力,離婚などの相談
相談窓口名称 |
連絡先 |
開設時間等 |
イコールふくやま相談室(予約制) (福山市青少年・女性活躍推進課(男女共同参画センター)) |
084-973-8896
084-923-9638 |
月~金 10時00分~17時00分 (祝日,年末年始を除く) 土・日 13時00分~17時00分 (祝日,年末年始を除く)
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■経済面の悩み,生活・就労相談
相談窓口名称 |
連絡先 |
開設時間等 |
福山市生活困窮者自立支援センター (すまいる・ねっと・ワーク福山) |
084-928-1241 |
月~金 8時30分~17時15分(祝日,年末年始を除く) |
■性的マイノリティに関するさまざまな相談
相談窓口名称 |
連絡先 |
開設時間等 |
福山市人権・生涯学習課 |
084-928-1006 |
月~金 8時30分~17時15分(祝日,年末年始を除く) |
にじいろ電話相談 |
084-951-5250 |
毎月第3水曜日 15時00分~18時00分 |
■Snsによる相談
相談窓口名称 |
連絡先 |
開設時間等 |
生きづらびっと |
Line Twitter @yorisoi-chat @yorisoichat
チャット |
実施主体: NPO法人自殺対策支援センターライフリンク 相談時間: 月・火・木・金・日:17時00分~22時30分(22時00分まで受付) 水:11時00分~16時30分(16時00分まで受付) |
こころのライン相談@広島県 (Lineアカウント名) |
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相談時間:火・木・土・日 17時00分~21時00分 |
その他の相談窓口等については,
福山市のさまざまな相談窓口~ひとりで悩んでいませんか? ~からご覧になれます。
必要な方は印刷してご利用いただけます。
福山市のさまざまな相談窓口~ひとりで悩んでいませんか?~ [PDFファイル/770KB]
主な相談窓口一覧(厚生労働省) [PDFファイル/1.19MB]
大切な人を自死で亡くされた方へ
大切な人を自死で亡くされた方が,安心して気持ちを語り,共にわかちあい,支えあうことによって,これからを生きていくためのつどいがあります。
くわしくは,各グループの事務局へお問い合わせください。
あなたの悲しみやつらさが少しでも和らいでいくことを願っています。
2 命とこころを守るために私たちにできること
自殺は,心身の病気などの健康問題や経済問題,家庭問題,勤務問題など,様々な原因や背景が複雑に関係しています。自殺する人の多くは,自殺以外の選択肢が考えられなくなるほど,追い込まれています。このように多くの自殺は,個人の自由な意思や選択ではなく,様々な原因によって「追い込まれた末の死」と言えます。
こころの不調のサインを知ろう
こころの不調のサインは,精神面・身体面など様々な場面に現れます。
例えば,
・突然泣き出す,イライラするなど感情が不安定
・身なりに構わなくなった
・これまで関心のあったことに対して興味を示さなくなった
・無断欠勤・ひきこもりがちなど,仕事を休みがちになる
・極端に食欲がなくなり,体重が減少する
・不眠がちになる
・様々な身体的不調を訴える
・近親者や知人の死を経験した
・多量の飲酒や薬物を乱用・自殺をほのめかしている
などがあります。
自殺を考えている人は,「死にたい」と「生きたい」気持ちとの間で揺れ動いており,悩みながらも体調不良など自殺の危険を示すサインを発していることが多いです。
周囲ができること
1人で悩みを抱えている人にとって,一緒になって考えてくれる人がいることは孤立を防ぎ,安心感を与えます。
身近な人が「いつもと違う」「しんどそうだな」と気がついたときには,まずは勇気をだして声をかけてみましょう。そして,本人の話に耳を傾け,専門家へつないだりしましょう。
相談を受けた人も,一人で抱え込まないことが大切です。
3 身近な人の命を守るゲートキーパー
ゲートキーパーになろう
ゲートキーパーとは,自殺をしようとしている人の発するサインに気づき,適切な対応ができる人を言います。
特別な資格は必要ありません。行政職員や民生・児童委員,接客業者や地域で活動するボランティアなど,それぞれにゲートキーパーの役割を担うことが期待されています。
地域などの身近なところでゲートキーパーが適切にかかわることで,相談先につながったり,孤独感や「死にたい」という気持ちが和らぐことがあります。あなたもゲートキーパーとしてできることから始めてみませんか。
ゲートキーパーの4つの役割
ゲートキーパーの基本的な姿勢は,「気づく」「聴く」「つなぐ」「見守る」の4つです。
身近な人の不調のサインに気づいたら,まずは声をかけましょう。そして,本人の話に耳を傾け気持ちを受け止め,専門家や相談機関に相談するよう促します。その後も,本人に寄り添いながらじっくり見守ります。
出前講座「命を守るゲートキーパー研修」
公民館などに保健師が出向き,「ゲートキーパーの役割について」「相談にのる時の基本的な姿勢」についてお話します。
ゲートキーパー研修出前ちらし [PDFファイル/304KB]
実施希望日のおおむね2か月前までに,まちづくり出前講座申込書を健康推進課(✆084-928-3421)へ
※各支所保健福祉課でも相談可
福山市「ゲートキーパー研修」
毎年,一般市民向けのゲートキーパー研修を実施しています。
くわしい開催日時等は,広報ふくやま,健康推進課ホームページをご覧ください。
4 自殺の現状について
日本の自殺者数は減少傾向でしたが,2020年(令和2年)は11年ぶりに増加しました。2020年(令和2年)の自殺者数は20,243人であり,全国の自殺者数は2019年(令和元年)を除いては今もなお2万人を超えている状況です。
福山市の自殺の現状
福山市の自殺者は,ピーク時には年間約100人でしたが,徐々に減少しています。
2020年(令和2年)の自殺者数は,62人でした。男女比では,男性が女性の約2倍で推移しています。
5 市の主な取り組み
福山市 命とこころを育む計画2018
福山市では,「2017年市民健康意識調査」を実施した結果や自殺の現状から,自殺対策強化のために「福山市 命とこころを育む計画2018」を策定しました。
この計画では,「市民一人ひとりのかけがいのない命を大切に 誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」を目指すため,市民,関係団体,行政が一体となって様々な事業に取り組んでいます。
6 その他 国・県へのリンク
・厚生労働大臣指定法人・一般社団法人 いのち支える自殺対策推進センター
・Sns相談等を行っている団体一覧(厚生労働省ホームページ)