
夏季所蔵品展「ブルーの世界」
夏季所蔵品展「ブルーの世界」
1.概要
「青」と聞いて連想するのは、例えば晴天の空や海。あるいは、爽やかな風が薫る初夏に色づいた若葉など、鮮やかな緑を想像する人もいるかもしれません。自然物における青は、生き生きとした明るい様子を思わせると同時に、リラックス効果や癒しをもたらす色としても親しまれています。
一方、青は単に色を表すにとどまらず、人の顔色や心情を表す言葉と結びつきやすい語でもあります。例えば、血の気のない顔を描写する場合には「青ざめる」や「顔面蒼白」などといい、人の気持ちを表す際には「ブルーな気持ち」などと用いられます。このように明と暗のどちらのイメージも寄せることのできる青ですが、美術作品にもあらゆる「青」を見つけることができます。
本展では、こうした色のバリエーションに着目し、青に通ずる作品およそ67点を展観します。それぞれの作品が放つ青の世界をご堪能ください。
夏季所蔵品展「ブルーの世界」目録 [PDFファイル/3MB]
夏季所蔵品展「ブルーの世界」出品リスト [PDFファイル/661KB]
2.展覧会詳細
ア.展覧会名
夏季所蔵品展「ブルーの世界」
イ.会期
2025年7月4日(金) ~ 9月23日(火・祝)
月曜休館
※ただし、7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)、9月15日(月・祝)は開館
7月22日(火)、9月16日(火)は休館
ウ. 開館時間
午前9時30分~午後5時
※ただし、8月9日(土)、10(日)は19:00まで開館
エ. 会場
ふくやま美術館 2階常設展示室 (広島県福山市西町二丁目4番3号)
オ. 観覧料
一般310円(250円) 高校生以下無料 ( )内は有料20名以上の団体料金
※観覧料の減免、割引など詳しくは施設利用案内をご覧ください。
カ.展示内容
第1・2・3室 「ブルーの世界」——————————————————————————— 67点
茶 室 「松本コレクションの茶道具」—————————————————————— 4点
合計71点
キ.関連イベント
(1)学芸員によるギャラリートーク
当館学芸員が作品の見どころを解説します。
日時:7月5日(土)、9月7日(日)
(2)ふくふくおはなし美術館
当館学芸員が進行役となって参加者同士が作品について語り合う鑑賞会です。
日時:7月26日(土)、8月24日(日)
※いずれも14:00~
※要所蔵品展観覧券
吉原英雄《青い部屋》1970年
河井寛次郎《海鼠瓜壺》1930年頃