
秋季所蔵品展「食と美術 ―「いただきます」から「ごちそうさま」まで」
秋季所蔵品展「食と美術 ―「いただきます」から「ごちそうさま」まで」
1.概要
小林徳三郎《俎板の野菜》1947年
私たちの命を支える日々の「食」。しかし現代は、スーパーマーケットに行けば食材が簡単に手に入り、外食をするにもお店の選択に迷ってしまうほど、食にあふれた時代です。「生きることは食べること」であると同時に、「食べることは生き物の命をいただくこと」であるにもかかわらず、毎日の食事のありがたさを実感することが難しくなっているといえるでしょう。一方で、野菜や果物を栽培し、漁に出て魚を獲り、新鮮なうちに調理して食べる、という食をとりまく情景は、多くの美術作品に取り上げられてきた魅力的な主題でもあります。この展示では、食べ物を描いた絵画作品や、食事の際に用いられる工芸作品を通して、生きていくうえで欠かすことのできない「食」をあらためて見つめ直します。
小林徳三郎《お盆の柿》1945年
小林和作《秋の果物》1939年(寄託作品)
戸塚孝三郎《静物》
白瀧幾之助《室内》1908年-09年頃
乾山焼(2代乾山(猪八))《詩入銹絵長角皿》
江戸時代(18世紀)
秋季所蔵品展「食と美術 ―「いただきます」から「ごちそうさま」まで」目録 [PDFファイル/2.23MB]
2.展覧会詳細
ア.展覧会名
秋季所蔵品展「食と美術 ―「いただきます」から「ごちそうさま」まで」
イ.会期
2021年10月1日(金曜日)~ 12月5日(日曜日)
月曜休館
※同展は、当初9月16日(木)から開催を予定していましたが、広島県の緊急事態宣言発令にともない臨時休館となり、10月1日(金)からの開催に変更いたしました。
今後も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会期や内容の変更・中止を行う場合があります。詳しくは、ふくやま美術館公式サイトで最新情報をご確認ください。
ウ. 開館時間
午前9時30分~午後5時
※ただし11月12日(金)、13日(土)、19日(金)、20日(土)は午後7時まで開館
エ. 会場
ふくやま美術館 2階常設展示室(福山市西町二丁目4番3号)
オ. 観覧料
一般310円(250円) 高校生以下無料 ( )内は有料20名以上の団体料金
※観覧料の減免、割引など詳しくは施設利用案内をご覧ください。
カ.展示内容
第1室 「食と美術―「いただきます」から「ごちそうさま」まで」——— 66点
第2室 「小松安弘コレクション・日本の近現代美術」————————— 23点
第3室 「西洋近現代美術」————————————————————— 21点
茶 室 「松本コレクションの茶道具」———————————————— 4点
※第2室には、国宝「短刀 銘左/筑州住(号じゅらく(太閤左文字))」が展示されます。なお「刀剣乱舞‐ONLINE‐」とのコラボレーションが決定しております。
詳細はこちらから
※刀剣の常設展示詳細については小松安弘コレクション展示情報へ
キ.関連イベント
学芸員によるギャラリートーク
2021年10月16日(土曜日)、11月21日(日曜日)
いずれも午後2時~
※事前予約不要
※所蔵品展観覧券が必要