
秋季所蔵品展「没後50年 金島桂華-自然へのまなざし」
秋季所蔵品展「没後50年 金島桂華-自然へのまなざし」
1.概要
金島桂華(1892~1974)は広島県福山市神辺町湯野に生まれ、14歳の時大阪に出て日本画を学びはじめ、19歳で京都の竹内栖鳳の竹杖会に入門しました。26歳の時文展に初入選して以来、日展を主たる活動の場とし、ひたすら花や鳥など自然の中の生命の美しさを正攻法で描き続けてきました。当館は2024年に金島家より41点の作品と多くの美術資料の寄贈を受けました。本画完成に至る長い道のりを、新寄贈資料によって見つめ直しながら、桂華作品の魅力を多角的に紹介します。
所蔵品の中から、竹内栖鳳に学んだ京都画壇の日本画家たちによる作品を紹介します。金島桂華と同門で、互いを意識しながら切磋琢磨した仲間たちの作品を見ることで、彼らの作品に対する真摯な思いに触れていただきたいと思います。また東京藝術大学大学美術館名品展に合わせて、藝大で教鞭を揮った作家の作品も紹介します。
秋季所蔵品展「没後50年 金島桂華-自然へのまなざし」目録PDF [PDFファイル/4.99MB]
出品リストPDF [PDFファイル/433KB]
2.展覧会詳細
ア.展覧会名
秋季所蔵品展「没後50年 金島桂華-自然へのまなざし」
イ.会期
2025年9月27日(土) ~ 12月14日(日)
月曜休館
※ただし、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開館
10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)は休館
ウ. 開館時間
9:30~17:00
エ. 会場
ふくやま美術館 2階常設展示室 (広島県福山市西町二丁目4番3号)
オ. 観覧料
一般310円(250円) 高校生以下無料 ※( )内は有料20名以上の団体料金
※観覧料の減免、割引など詳しくは施設利用案内をご覧ください。
カ.展示内容
第1室 「金島桂華-自然へのまなざし」—————————————— 約21点、資料約47枚
第2室 「栖鳳に学んだ日本画家たち」「東京美術学校(東京藝術大学)の指導者たち」
「新収蔵作品紹介」———————————————————————— 約15点
茶 室 「松本コレクションの茶道具」—————————————————————— 4点
キ.関連イベント
■学芸員によるギャラリートーク
当館学芸員が作品の見どころを解説します。
日時:9月27日(土)、9月28日(日)14:00~
■ふくふくおはなし美術館(対話型鑑賞)
当館学芸員が進行役となって参加者同士が作品について語り合う鑑賞会です。
日時:10月26日(日)、11月29日(土)14:00~
※いずれも所蔵品展観覧券が必要です。
金島桂華《微風牡丹》
金島桂華《鶏頭》