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秋季所蔵品展「かわいい?作品たち」

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年9月11日更新

 

 

秋季所蔵品展「かわいい?作品たち」

1.概要

中野恵祥《休む蛙》 1957年
中野恵祥《休む蛙》 1957年

 

ジャコモ・バッラ 《輪を持つ女の子》1915年

ジャコモ・バッラ 《輪を持つ女の子》1915年

 

 


私たちは、日常生活において、様々なものに対して「かわいい」という言葉を使います。道ですれ違う犬や猫、近所で出会う子ども、テレビで見かけるアイドル、お気に入りのデザインのマグカップや洋服、はたまた老人の外見や仕草にも…。しかしながら、この言葉は一体どういう意味なのでしょうか。「かわいい」は、1970年代後半より、ファッションや漫画、アニメなどのいわゆる「サブカルチャー」において頻繁に用いられ、1990年代以降、海外においても多くのファンを獲得しました。現代では、「kawaii」は、「日本文化」を表わす言葉として英語の辞書にも掲載され、欧米を中心に国際語として定着した感さえあります。弱く、守るべき、支配される存在にこの語が使われる一方、「かわいいは正義」、「かわいいは無敵」のように、この特性を備えたものが圧倒的な力をもつことさえある不思議なものです。それらは、美術においてどのように表現され、私たちはそこに何を見出すのでしょうか。

本展では、ふくやま美術館のコレクションから、日本美術や西洋美術、平面や立体などの区分を超え、「かわいい」という感性により選ばれた作品を展観します。「小さきもの(未熟なもの)」、「素朴さ(プリミティヴ)」、「シンプルな形」、「きもかわ」という「かわいい」を感じさせる4つの項目に分け、作品を通してこの言葉の意味を探るとともに、この感性を媒介として作品を見つめ直します。

 

​ 秋季所蔵品展「かわいい?作品たち」目録

秋季所蔵品展「かわいい?作品たち」目録[PDFファイル/1.14MB]

秋季所蔵品展「かわいい?作品たち」出品リスト [PDFファイル/604KB]

 

 

2.展覧会詳細

ア.展覧会名

秋季所蔵品展「かわいい?作品たち」​

 

イ.期間

2020年9月16日(水曜日) ~ 11月29日(日曜日)
月曜休館 

※ただし、9月21日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館、
9月23日(水曜日)、11月24日(火曜日)は休館

 

ウ. 開館時間

午前9時30分~午後5時 

 

エ. 会場

ふくやま美術館 2階常設展示室(福山市西町二丁目4番3号)

 

オ. 観覧料

一般310円(250円) 高校生以下無料 ( )内は有料20名以上の団体料金
※観覧料の減免、割引など詳しくは施設利用案内をご覧ください。

 

カ.展示内容

第1室 「かわいい? 作品たち」 ――――――――――― 32点
第2室 「日本の美術」       ――――――――――― 18点
※小松安弘コレクション 国宝 「太刀 銘正恒」
                                   重要文化財「太刀 銘備州長船兼光/延文三年二月日」も出品します。
第3室 「ヨーロッパ美術」    ――――――――――― 19点
​茶  室 「松本コレクションの茶道具」――――――――――― 4点
※2020年度秋季所蔵品展より、所蔵品展内での刀剣の常設展示が始まります。詳しくは小松安弘コレクション展示情報

 

キ.関連イベント

「かわいい? 見て!話そう!」

担当学芸員を交えて、展示室内で、作品を見て感じたことを、「かわいい」というキーワードをもとに語り合います。

日時:2020年9月19日(土曜日)、10月23日(金曜日)いずれも午後2時~
定員:10人程度 ※要所蔵品展観覧券

※必ずマスクを着用してご参加ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して開催する場合があります。

 

 

 

 

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