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服部小学校-閉校式を開催しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年10月15日更新

 日時・場所

 2020年(令和2年)9月20日(日曜日) 10時00分~

 服部小学校 体育館ほか 

内容

 3月に閉校した服部小学校の閉校式・閉校記念式典を開催しました。多くの卒業生,保護者や地域の方々,学校関係者への感謝の思いに包まれた心温まる式になりました。服部小学校の歴史と伝統,人々の思いを駅家北小学校に大切に引き継いでいきます。

※閉校式の開催映像はYouTubeで視聴できます。視聴はこちら⇒https://youtu.be/_oVadDYT0ME
 動画の掲載は12月中旬までとなります。あらかじめご了承ください。
※閉校式,閉校記念式典及び記念碑除幕式の映像を収録したDVDを駅家北小学校及び服部公民館で貸し出します。

 閉校式


 

1 開式の辞

2 市長式辞    

3 来賓代表あいさつ 

4 児童代表の言葉 

5 校歌斉唱     

6 校旗返納    

7 校長あいさつ

8 閉式の辞

式次第

 閉校記念式典

1 開式の辞

2 委員長あいさつ

3 服部小学校の思い出DVD鑑賞

4 閉式の辞

記念碑除幕式

1 記念碑建立に係る経緯の説明

2 記念碑除幕

服部小学校閉校記念リーフレット


開校式

1 開式の辞

2 市長式辞

 時は流れ,季節の変わり目を迎えようとする今日,御来賓各位の御臨席のもと,福山市服部小学校の閉校式を挙行することに深い感慨を覚えます。
 3月の式は,新型コロナウイルス感染症の影響により,延期せざるをえませんでした。関係者の御協力により,本日開催できることに,感謝申しあげます。
 顧みますと,本校は,1909年(明治42年),服部尋常小学校として創立して以来,111年間,歴代校長,教職員,地域の方々の並々ならぬ御尽力により,輝かしい歴史と伝統を築いてまいりました。卒業された皆さん方は友と過ごした学校生活を,学校関係者,地域の皆さん方は子どもの成長とともに歩んだ歴史を,それぞれ懐かしく思い起こしておられることと思います。
 服部地域は,「ほたると共生のまちづくり」を進めておられます。「服部の自然を守る会」の御協力のもと,服部小学校では,ほたるの観察,飼育,幼虫の放流など,長年ほたる学習を続け,ほたるまつりでその成果を発表してきました。ほたる学習は,駅家北小学校に引き継がれ,子どもたちは,新しい友達とともに,地域の自然や環境保全について,今,学びを深めています。
 本日の閉校式をもって,服部小学校は歴史の幕を閉じることになりますが,児童・生徒の皆さん,この服部小学校の輝かしい歴史と伝統,人々の思いを,未来へと引き継いでいってください。
 私たち大人も,子どもたちが笑顔で楽しく過ごせる社会,市民の皆さんが生き生きと暮らしていくことができる社会の実現に全力で取り組んでまいります。
 結びに,これまで温かい御支援をいただきました地域,保護者の皆さん,学校に関わってこられた多くの皆さんに深く,深く感謝申しあげるとともに,皆さんの御健勝と御多幸を心からお祈り申しあげ,式辞といたします。

市長式辞 市長式辞


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3 来賓代表あいさつ 

 服部町内会連合会 会長 坂田 秀麿(さかた ひでまろ)様

 福山市立服部小学校の閉校式にあたり,服部地域を代表して,また卒業生の一人として,一言ごあいさつを申しあげます。
 本校は,1909年(明治42年),5つの尋常小学校が合併し,この地で「服部尋常小学校」として創立されました。校歌にも歌われた大空にそそり立つ蛇円山,中心部を流れる服部川,その清流が注ぐ鏡池とも称される服部大池,美しい自然に恵まれた環境の中で,本校は,創立以来111年の長きにわたり,多くの心豊かな逞しい児童を育成するなど,輝かしい歴史と伝統を築きあげてきました。これもひとえに,歴代の校長先生をはじめ先生方,同窓生,PTA,地域の皆さんなど関係各位の多大なる御尽力,御支援の賜物であり,深く敬意と感謝の意を表します。
 近年,少子高齢化は大きな社会問題となっており,本校においても児童数が大きく減少していました。こうした状況の中で将来を展望し,本校は,本年3月31日をもって閉校し,駅家東小学校とともに再編する道を選びました。これは,PTAの皆さんが何度も協議を重ねられ,子どもたちの教育環境を整えるために導かれた判断でした。本年4月,本校は駅家北小学校として生まれ変わり,新たな一歩を踏み出しています。
 本校同窓生の皆さんにおかれましては,思い出溢れる母校の閉校は何事にも代え難い寂しさであると拝察いたします。また同時に,その寂しさの中にありながらも,駅家北小学校に元気に通学している子どもたちの姿から,多くの皆さんが希望と喜びを感じ取っておられることと思います。
 本日閉校式に出席されている児童,生徒の皆さん,皆さんは閉校を前にした1年間を,校長先生をはじめとする先生方,またご家庭の皆さんと力を合わせて有終の美を飾ってくださいました。その努力に心から拍手をお贈りいたします。皆さんが築きあげられた歴史は,末永く同窓生や多くの皆さんの心の中に生き続けることと思います。
 今地域においては,「服部小学校の希望の灯を絶やすことなくともし続けよう」を合言葉として,新たなまちづくりに挑戦しています。子どもも大人も楽しく集える暮らしの拠点を創る,その中には,駅家北小学校の児童もほたるの一生を学習できる夢の学習室も準備する予定です。これからもみんなで力を合わせて明るく元気なまちづくりに挑戦していきましょう。
 終わりになりましたが,これまで温かい御支援・御協力を賜りましたすべての皆さん方に深く感謝し,お礼を申しあげまして,ごあいさつといたします。

来賓代表あいさつ 来賓代表あいさつ


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4 児童代表の言葉 

 服部小学校児童(現中学1年) 甲斐 洸成(かい こうせい)さん,竹森 彪我(たけもり ひゅうが)さん

服部小学校 お別れの言葉

【甲斐 洸成】

 3月に行う予定で準備していた閉校式が,新型コロナウイルス感染症のため,延期されてしまいました。しかし,今日こうして服部小学校が,大好きだった人たちが集まって締めくくりの閉校式を迎えることができ,ほっとしていると同時に寂しさを感じています。
 服部小学校は1909年(明治42年)に服部尋常小学校としてスタートし,111年もの間に数多くの卒業生を送り出してくれました。おじいさんやお母さんと同じように私もこの服部小学校で多くのことを学び,たくさんの思い出を作ることができました。心に残っている思い出の1つに3人だけで行った修学旅行があります。大阪・奈良・京都への旅は少人数だったからこそできた特別な経験でした。他の学校では味わえない,服部小学校でしか楽しめないことだと実感しました。全校児童が学び合い,認め合い,励まし合いの3つの愛を目ざしてみんなで頑張ってきました。もち焼き集会やほたる祭,マラソン大会など地域の人にたくさん支えてもらいながら私たちは素晴らしい体験をすることができました。服部小学校は私にとって思い出をたくさん作ってくれた最高の小学校です。今日で服部小学校は閉校してしまうけど,いつまでも忘れません。

【竹森 彪我】

 私は,3年生の2学期にこの服部小学校へ転校してきました。初めて来た日にみんなが集まっていたこの体育館に入った瞬間,人数の少なさにびっくりしたことを覚えています。どきどきしながら前に立った時,みんなが本当に優しい笑顔で私を迎えてくれたあの温かい雰囲気は今でも忘れません。
 服部小学校は人数が少ない分,一人ひとりが力をだして頑張らないといけませんでした。だからみんな色々な力がついたと思います。4年生の時,私は放送委員になりました。人前で話すことが苦手で失敗してはいけないと何回も何回も練習をしました。途中で挫けそうなこともあったけど,「私の仕事だから私がやらないといけない」と思いながら頑張りました。この経験から責任感がつき,人前に出て話すことにも自信がつきました。最高学年になり,児童会を引き継ぎ,運動会では応援団長として頑張ることもできました。
 私たちはたった3人だけの6年生でした。それぞれが考えた意見を出し合い,時には意見の食い違いで言い合いになったこともありました。でも最後には,3人の思いが詰まった1つの意見となり,児童会にも提案することができました。この経験で,自分の思いを伝えることや認め合うことの大切さを学びました。他の学年の人たちもきっと同じような経験をしたと思います。
 ほたる学習では地域の方にほたるのことを色々教えてもらいました。大人になっても服部のすばらしい自然をずっと守っていきます。
 服部小学校で出会えた仲間,そして先生,地域の方々,服部小学校での経験は私たちみんなを成長させてくれました。かけがえのない思い出を与えてくれました。服部小学校は閉校してしまうけど,みんなの心は服部っ子として1つにつながり続けると思います。私は服部小学校最後の卒業生として,この素晴らしい学校でみんなと学べたことを誇りに思います。
 
 いよいよ今日で服部小学校は111年の歴史に幕を下ろします。しかし,ここに出席してくださった皆さん一人ひとりの心の中に大切な宝物として永遠に残ることでしょう。
 これまで私たちを育て続けてくれた服部小学校,ここに集まった全員が服部小学校のことを絶対に忘れません。本当にありがとうございました。

児童代表あいさつ 児童代表の言葉

児童代表の言葉 児童代表あいさつ


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5 校歌斉唱

あ 校旗返納


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6 校旗返納

校旗返納 校旗返納


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7 校長あいさつ

 服部小学校 校長 住元 しのぶ(すみもと しのぶ) 

 閉校式が行われるはずだった3月,服部川に吹く風は,春の訪れを感じさせていましたが,季節はめぐり,暑い夏が終わって,実りの秋へと変わりました。
 新型コロナウイルス感染症は今だ収束の兆しを見せませんが,そんな中でも,服部の景色は前と変わらず私の心をいやしてくれます。
 児童の皆さん,保護者・地域の皆さん,こうしてまたお会いできて本当にうれしいです。
 3月をもって服部小学校は111年の歴史に幕を下ろしました。先ほどは,校旗を返納させていただき,改めて閉校を実感しております。歴史をひもとけば,服部小学校の始まりは明治42年。5つの尋常小学校が合併し,服部尋常小学校が誕生しました。それから,服部村立服部小学校 駅家町立服部小学校と改称を経て,昭和50年からは「福山市立服部小学校」として歴史を刻んできました。
 服部小学校教育は,歴代校長先生を始め,先輩教職員の皆さんが,創ってこられました。地域の豊かな自然を生かした理科教育や総合的な学習。特に,環境美化教育の分野では,文部科学大臣賞を受賞するなど,地道で力強い教育実践は,子どもたちの確かな力となって,引き継がれてきました。近年は,社会科と特別活動の研究に取り組み,「学ぶことが面白い」と言ってくれる子どもたちの声を励みに,主体的な学びを追究してきました。学び合い,認め合い,励まし合いという3つの愛が,大きく花開いた自慢の服部小学校でした。
 また,服部小学校が歩んだ道のりは,地域,保護者の皆さんによって支えられてきた道のりでもありました。本当に多くのボランティアの方々にご来校いただき,学習を支えていただきました。子どもよりも応援団の方が多いという贅沢な時間もあり,本当に有り難かったです。
 保護者の皆さんには,参観日や懇談会・PTA総会など,いつも全員参加の姿勢で支えていただきました。私たち教職員にとっては,何よりも力強く,うれしかったです。改めてお礼を言わせてください。ありがとうございました。
 さて,児童のみなさん,こんにちは。駅家北小学校で元気に楽しく過ごしていますか。みなさんは服部小学校の永い歴史の中の最後の児童となりました。みなさんの良いところは,気持ちが素直で,どんなことも一生懸命頑張るところです。そして,思いやりがあって優しいところです。だから,服部小学校はいつも穏やかでみなさんと先生方の笑顔でいっぱいでした。
 私は,そんな服部小学校が大好きでした。駅家北小学校でも,皆さんの良さをしっかり発揮してください。そして,たくさんの出会いを通して大きく成長してください。先生達はこれからも皆さんのことを応援しています。
 私は,服部小学校に赴任して3年間,閉校という重責を日々感じながら過ごしてまいりました。ですが,今にして思うことは,この間多くの関係の皆さんが,服部小学校の最後をていねいに締めくくり,新しい小学校で子どもたちが気持ち良くスタートが切れるようにと,会議を重ね,準備をしてくださったことへの感謝です。皆さんの思いは,子どもたちの心に届き,これからの人生の励ましとなり,ふるさと服部を想う気持ちとなってくれるであろうと確信しています。
 最後になりましたが,これまで服部小学校を見守り,支えていただきました御来賓の皆さん,地域や保護者の皆さん,閉校に向けて,御尽力いただきましたすべての関係者の皆さんに心より感謝申しあげ,ごあいさつとさせていただきます。

校長あいさつ 校長あいさつ


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8 閉式の辞


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式次第

服部小学校閉校式 次第 表

服部小学校閉校式 次第 裏

服部小学校閉校式・閉校記念式典式次第 [PDFファイル/367KB]


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閉校記念事業

1 開式の辞

開式の辞 開式の辞


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2 委員長あいさつ

 閉校準備委員会 委員長 桐島 彰一(きりしま しょういち)様

 今日は5つのありがとうをお伝えして私のごあいさつに代えさせていただきます。
 1つ目は服部小学校の先生方です。先生方には感謝の気持ちしかございません。特に住元校長,原田教頭には開校準備委員会を始め,開校に向けての様々な委員会・部会で日々遅くまで共に協議を重ね,御指導いただきました。我々の大切な子どもたちを閉校の最後の瞬間まで御指導いただいたのが,皆さん方で本当に幸せでした。保護者を代表して改めてお礼申しあげます。
 2つ目は児童の皆さんに対してです。PTA会長として駅家北小学校開校に向け,様々な準備や協議を日々重ねてまいりました。正直しんどいと思う時もありましたが,その都度,児童の皆さんの元気と笑顔に救われました。みんなから笑顔を分けてもらううちに,何とか服部小学校を存続させていきたいと思っていた私の考えが変わっていきました。服部地域にあるのが服部小学校ではなく,服部の子どもたちが通う場所が服部小学校になるんだと考え直し,最後までやりきることができました。
 3つ目は地域の皆さんに対してです。日頃より様々な地域や学校行事を通じて子どもたちに御指導・御協力をいただきました。本当にありがとうございます。残念ながら,服部地域から小学校はなくなってしまいましたが,服部から子どもたちがいなくなる訳ではありません。今後とも子どもたちが安全に,そして安心して駅家北小学校に通えるように,通学路の見守りも含めて御指導・御協力をよろしくお願いいたします。
 4つ目は教育委員会の皆さんに対してです。2年半前,学校再編の話合いが本格的に始まりだした頃は強烈に反対をして,時には厳しく議論を交わしました。三好教育長に対しても激しく議論をしたことは今でも忘れません。しかし,藤井室長を始め,皆さん方の一生懸命で前向きな姿勢や丁寧な対応を見るうちに,私も考え方を前向きに変えることにいたしました。「すべては子どもたちのために」,最初は好きになれなかったこの言葉が,今では大好きになることができました。本当にありがとうございました。閉校することがゴールではなく,学校を再編して新しい学校が開校してからが本当のスタートです。今後とも行政,地域,保護者が共に協力をしていき,10年そして20年後に子どもたちが駅家北小学校に行ってよかったねと胸を張って言えるような学校をつくっていきましょう。
 最後は,服部小学校に対してです。私の子どもから祖父まで4世代にわたり通わせていただきました。この場所にあって当たり前だった小学校がなくなった,今でも実感が湧きません。子どもの頃の私は,勉強はあまり好きではありませんでしたが,大好きな同級生達と共に学んだ教室,本が大好きでよく通った図書室,今思えば,もっときれいに掃除をしておけばよかったと後悔する校舎,休み時間になると壁にボールをぶつけて遊んだこの体育館,運動会やとんど,たくさんの思い出と共にタイムカプセルを埋めた運動場,すべてが大切でかけがえのない思い出です。
 服部小学校111年の歴史の中で,すべての卒業生を代表してお礼をお伝えさせていただきます。
 本当に素敵な思い出をありがとうございました。

委員長あいさつ 委員長あいさつ


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3 服部小学校の思い出DVD鑑賞

服部小学校思い出DVD鑑賞


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記念碑除幕式

1 記念碑建立に係る経緯の説明

 閉校準備委員会 委員 森本 成造(もりもと せいぞう)様

 本日は服部小学校 記念碑除幕式にお越しいただきありがとうございます。
 記念碑の建立につきましては,閉校準備委員会を立ち上げ,当初から話合いを重ねてまいりました。そして,卒業生・保護者・歴代学校関係者及び地域住民の皆さんの111年に及ぶ服部小学校への感謝の思いを石碑に刻むことといたしました。これから,服部小学校の様々な思い出・記憶がいつまでも皆さんの心の中に残っていくことを願っております。

記念碑建立に係る経緯説明 記念碑建立に係る経緯説明


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2 記念碑除幕

記念碑除幕 記念碑除幕


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閉校記念リーフレット

服部小学校閉校記念リーフレット 服部小学校閉校記念リーフレット

服部小学校閉校記念リーフレット
服部小学校閉校記念リーフレット 服部小学校閉校記念リーフレット
提供:株式会社 瀬戸内航空写真


服部小学校閉校記念リーフレット [PDFファイル/6.96MB]


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