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常石小学校-閉校式を開催しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年8月18日更新

 日時・場所

 2022年(令和4年)3月5日(土曜日) 10時00分から

 常石小学校 体育館

※閉校式の開催映像はYouTubeで視聴できます。視聴はこちら⇒ https://youtu.be/kMYm-pEXFyE

内容

 閉校式


 

1 開式の辞

2 市長式辞    

3 来賓代表あいさつ 

4 児童代表の言葉 

5 校歌斉唱     

6 校旗返納    

7 校長あいさつ

8 閉式の辞

式次第


閉校式

1 開式の辞

2 市長式辞

 福山市長 枝広 直幹

 それぞれに深い感慨をもって今日この日をお迎えになられたと思います。御来賓の皆様方には,御多用の中,閉校式に御出席いただき,心からお礼申しあげます。また,本日に至るまでの間,様々な困難がありましたが,御来賓・保護者の皆様方の御理解と御協力をいただき,この日を迎えられましたことに安堵の思いを持っております。重ねてお礼申しあげます。
 1872年(明治5年)に常石小学校の前身となる学校が開校いたしました。当時の日本は,265年続いた江戸時代が終わり,激流の中にありました。国際社会に比べ,多くのことが遅れているということに気づき,新しい国づくりをしていた時代です。1872年には初めて東京の新橋と横浜の間に鉄道が開通しました。近代的な学校制度もその年にできました。日本に初めて小学校ができた時代に,この常石小学校が誕生しました。以降150年間,長い歴史を子どもたちと共に歩んできました。
 沼隈地域には「一荷合力」という大切にしてきた言葉がありますが,それは「人のために尽くす,地域のために尽くす,みんなで助け合う」ということです。そういった言葉があったからこそ,150年間この常石小学校は発展し続けることができたと思います。
 児童の皆さんのおじいさんやひいおじいさん,ひいひいおじいさんもこの常石小学校で学んできました。本当に素晴らしい歴史を刻んできた学校ですが,いよいよ150年の歴史を閉じることになります。しかし,常石小学校の思いが終わるわけではありません。常石ともに学園という新しい学校が開校します。また,何人かの児童の皆さんは想青学園という新しい学校に進学し,そこで新しい多くの友だちと一緒に学び,楽しく遊ぶことになります。どうか夢と希望をもって,その日を待ってほしいと思います。
 新しく生まれ変わる常石ともに学園は,イエナプラン教育校という新しい学校です。これは公立学校として,日本で最初の学校になります。新しい学校で新しい学びに接してほしいと思います。
 児童の皆さんに1つ言葉をプレゼントしたいと思います。「人というのは他の人と接することによってつくられていく」,これは有名な映画監督の是枝裕和さんの言葉です。これから色々な経験をしてください,色々な人と接してください,そして色々なことを学んでください,思いやりのある大きな人に成長してださい,そして日本を支えてください,世界をリードしていってください。大きな志を持ち,これからの生活を送っていただきたいと思います。
 保護者の皆様・来賓の皆様,これからも子どもたちを温かく見守り続けていってほしいと思います。私たちも子どもたちのために立派な教育環境をつくっていくことをお約束いたします。常石ともに学園の建設に大きな御尽力をいただきましたツネイシみらい財団にも心からお礼申しあげ,閉校式にあたってのあいさつといたします。

市長あいさつ① 市長あいさつ②  


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3 来賓代表あいさつ 

 常石学区自治会連合会 会長 梶原 祐爾 様

 常石小学校は明治5年(1872年)に介如校として宝田院書庫裏に創設されて以来,中組観音堂,西組の八幡神社など6度校舎を移転し,常石地域の発展と共に姿を変えながら,150年に渡って人材を育ててきました。
 明治から令和まで,それぞれの時代の変遷と共に地域に根ざし,一荷合力の精神で支えられながら歴史を紡いできました。本校で学んだ卒業生たちは,この伝統を糧に各方面で頑張っておられます。
 常石小学校は,春は児童のトランペット鼓隊で始まり,最後はみんなで輪になり「常石よいとこ」を踊り,地域が一つになる学区運動会,夏は恩師を招き,地域と保護者で趣向を凝らして祝う手づくりの新成人を祝う会,秋は農業体験での収穫に感謝し,地域の人と楽しさを共有するふれあい祭り,冬は児童の頑張る姿に私たちも学ばせてもらった山登り大会と,常に学区のまちづくりに寄り添い,地域の皆さんに多くの元気を与えていただきました。
 常石小学校の歴史は,御指導いただいた歴代校長や教職員,惜しみない協力をいただいた地域の皆様,多大な御支援をいただいた常石グループや保護者・在校生及び卒業生の皆様など,多くの支えで成り立ってきました。すべての方々に心から感謝申しあげます。ありがとうございました。
 常石小学校は閉校となりますが,これまで培ってきたコミュニティと絆が今後も引き継がれ,未来に向けて発展していくことを願ってあいさつとさせていただきます。

来賓代表あいさつ① 来賓代表あいさつ②

(▲「内容」へ)

4 児童代表の言葉 

 常石小学校児童 吉元 愛海 さん
 
 閉校式は,新型コロナウイルス感染症の終息が見込めないことから,多くの方に御出席いただけない式となりましたが,こうして閉校式を無事に迎えられたことにほっとしている反面,寂しさも感じています。
 常石小学校は,1872年に開校してから2022年までの150年間で,4400名余りの卒業生を送り出してきました。そんな常石小学校は150年の歴史に閉校という形で幕を下ろします。
 みなさんは常石小学校にどんな思い出がありますか。私はこの常石小学校で小学校生活を送れたことをとても嬉しく思っています。2016年春,私はこの常石小学校に入学しました。初めての登下校,初めての教室,初めての勉強,初めての給食,すべてが初めてでワクワク・ドキドキしていたのを思い出します。そんな私の初めてを支えてくださったのが,常石のまちや人でした。地域の皆さんは私たちの学びを全力でサポートしてくださいました。私たちが安全に学校に通えるように朝早くから見守ってくださったり,私たちの学びのために土地を貸してくださったり,私たちが知らないような常石のことをたくさん教えてくださいました。常石には優しい人がいて,素敵なまちだということを実感しました。そして何より,こんなに私たちに寄り添ってくれる人がいることを誇らしく思います。地域の皆さんがたくさん支えてくださったおかげで私たちは素晴らしい小学校生活が送ることができました。本当にありがとうございました。
 私たちは常石小学校で学んできたこと活かし,これからも地域に誇りをもって歩いていこうと思います。

児童代表あいさつ① 児童代表あいさつ②

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5 校歌斉唱

校歌斉唱① 校歌斉唱②

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6 校旗返納

校旗返納① 校旗返納②

(▲「内容」へ)

7 校長あいさつ

 常石小学校 校長 甲斐 和子 

 先ほど,皆様に見守っていただきながら常石小学校の校旗を返納いたしました。改めて常石小学校の歴史の重みを感じているところです。
 本校は1872年(明治5年)の春,宝田院書庫裏に介如校として創設されて以来,校舎の場所を幾度となく移動しながら,約4400名余りが巣立った学校です。開校150年を迎えた伝統ある学校を閉じるという大きな節目を迎えた今年,子どもたちとともに学校と歴史を振り返りました。いつの時代においても,のびやかに学ぶ子どもたちの姿と,その学びを温かい目で見守り,支えた地域の方々の子どもたち・学校への思いに触れることができました。
 教室の不足・狭小な運動場などの課題解決や安全確保と利便性から生まれたプールへの陸橋など,本校に関わる方々が知恵を出し合い,支援していただいたことが目に見える形として実を結んだ事例が枚挙にいとまがありません。現在も登下校の見守り活動をはじめ,ゲストティーチャーや知恵袋として,さらに個々に応じた声かけなど,様々な応援団として支えていただきながら,子どもたちは生き生きと学び,成長し,そして私たち教職員も育てていただいています。
 常石小学校は閉校し,その歴史に幕を下ろしますが,常石小学校の歴史と伝統は子どもたち一人一人の成長した姿となり,未来を拓く力となることと信じています。
 終わりに,常石小学校を見守り,支えてくださった地域・卒業生・保護者の皆様,歴代の先生方,このたびの閉校に向けて御尽力くださいました委員の皆様に心よりお礼申しあげます。

校長あいさつ① 校長あいさつ②

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8 閉式の辞

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常石小学校閉校式・閉校記念式典次第 [PDFファイル/273KB]

開校準備委員会だより 特別号 [PDFファイル/1.05MB]

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