本文
想青学園-開校式を開催しました
日時・場所
2022年(令和4年)4月9日(土曜日) 10時30分から
想青学園 体育館
※開校式の開催映像はYouTubeで視聴できます。視聴はこちら⇒ https://youtu.be/50MGlcsI6vY
内容
開校式 |
1 開式の辞 10 閉式の辞 |
開校式
1 開式の辞
2 開校宣言
福山市教育委員会 教育長 三好 雅章
かかわる・つながることにより,子どもたち,保護者・地域の皆様,教職員が生き生きと輝く
福山市立想青学園を開校することを宣言します。
3 市長式辞
福山市長 枝広 直幹
うららかな春の良き日に,御来賓各位の御臨席のもと,福山市立想青学園の開校式を挙行できますことは喜びにたえません。
想青学園は前期課程349人,後期課程240人,合計589人の児童生徒でスタートいたします。1年生から9年生までの子どもたちと地域の人々が「かかわる・つながる」ことを大切に,学校づくりを行っていきます。
また,内海・沼隈地域には,歴史・文化,産業,自然等,様々な魅力ある学習素材にあふれています。
新しい教科「SOSEI学」を創設し,前期課程では,山本瀧之助,阿伏兎観音,沼隈ぶどう,アサリ,山南川などについて学び,疑問に思ったことを多面的・多角的に調査・分析する「地域探究」に取り組みます。
後期課程では,「地域創生」をテーマに,ふるさとの未来を地域の人々と共に考え,地域や福山のために自ら行動できる力を育んでいきます。
この学園で学ぶ皆さんは,地域の方々から様々なことを教えていただき,郷土に対する愛着と誇りを深め,たくましく生きる人になってください。
地域・保護者の皆様には,再編という大きな判断を受け入れていただきました,そして,開校準備委員会の皆様には,新しい学校づくりに多大な御協力をいただきました。心からお礼申しあげます。皆様の期待に応えられるよう,全力で学校運営に取り組んでまいります。
結びに,本学で学ぶ子どもたちが,これからの地域・日本・世界の発展を担う人材に育ってくれることを願って,式辞といたします。
4 来賓祝辞
福山市議会議長 小川 眞和 様
想青学園の開校,心からお喜び申しあげます。
想青学園は,関係者の皆様の多大な御尽力と御努力,そして地域の皆さんの御協力により,開校を迎えました。開校準備委員会委員をはじめ,多くの皆様に心から感謝と敬意を表します。
想青学園の開校にあたり,どのようなあいさつをしようかと色々考えていましたが,この後,児童生徒の皆さんが披露される校歌がすべてを表してくれると思います。
森友嵐士さんに制作いただいた校歌にある言葉や気持ちを大切に,有意義な学校生活を送っていただき,次への飛躍につながることを心から願っております。新しい学校で友だちもたくさんできると思います。どうぞ元気に頑張っていただきたいと思います。
児童生徒の皆さんが元気で楽しく,そして明るく,頑張っていくことを心から願い,お祝いの言葉に代えさせていただきます。
想青学園開校準備委員会委員長 門田 均 様
想青学園の開校,誠におめでとうございます。
私は2020年(令和2年)6月から約2年間,開校準備委員会委員長を務めさせていただきました。委員会が発足した当初は,内海・沼隈地域でも,再編計画に対する様々な反対運動があり,委員の皆さんも不安の中でのスタートだったと思います。小・中学校7校を1つの学校に再編するという,全国でも例の無いプロジェクトでしたが,前向きな協議を進めてまいりました。
校名・校章は公募することとし,校名は316件,校章は158件の応募がありました。絞り込みが難しい面もありましたが,結果として,選定した案を教育委員会に提案できたことは非常に良かったと考えております。校名・校章共に,中学生が応募した作品だったことを喜ばしく思っております。校歌については,本日,御出席いただいている森友嵐士さんに制作いただきました。スクールバス,服装などは各部会で決定し,開校に向けての準備は整いました。委員会としての役割は果たせたものと思っております。
これからは,児童生徒・教職員の皆さんが一体となり,協力し合って,新たな伝統を想青学園で創っていってください。
想青学園はコミュニティ・スクールとして,学校運営協議会を設置し,地域住民も学校運営に関わることになっております。学区内の6自治会の事情は様々ですが,学校と協力しながら住民が安心して暮らせるようなまちづくり事業を各自治会で進めていきたいと思っておりますので,このことを申しあげ,お祝いのあいさつとさせていただきます。
5 校歌・校章制作者感謝状贈呈
校章制作者 小林 巳莉 様
私は校章が募集されたとき,家族にも相談しながらデザインを考えました。デザインの話をしている中で,千年中学校を卒業した母とこの地域で生活する祖母は,この地域に愛着を持っていることを知りました。そして,私の家族だけでなく,他の小・中学校に関わる人たちや卒業生も同じような思いを持っているのではないかと思いました。
様々な人の思いを知る中で,再編によって閉校する内海・千年中学校,内海・千年・能登原・常石・内浦小学校の7つの小中学校の場所をデザインに取り入れ,形として残していこうと思いました。
そして,これから一緒に生活していく7つの学校出身のみんなが輪になってつながっていってほしいという願いを込めて,全体的なデザインを丸くしています。
私の考えた校章のデザインを採用していただき,大変光栄に思います。この校章が,想青学園とともに,長きに渡って歴史に残ることがとてもうれしいです。本当にありがとうございました。
校歌制作者 森友 嵐士 様
ちょうど1年ぐらい前,新しい学校の校歌を制作していただけないかとお話をいただきました。内海・沼隈地域は,小さい頃に父親と魚釣りに来ており,懐かしい場所がたくさんあります。そんな地域の皆さんが通う学校の校歌を作らせてもらえるということで,とても嬉しい気持ちで制作をさせていただきました。
今日,私が想青学園に来た時,ちょうど児童生徒の皆さんが練習していた校歌を聞いて,うるっとくるぐらい感動してしまいました。
開校式でどういったことを話そうかと思いながら,1本の映画を観ました。社会科の授業で出された「世界を変えることを考えてみよう,そして,それを行動に移してみよう」という問いに,中学一年生の主人公はとても素晴らしい方法を考えました。自分が誰かに善意や相手が喜ぶことを渡し,それを受け取った人は同じことを次の3人にしていきましょう,というものです。1人が渡した善意が次の3人,その3人がまた次の3人に渡すと9人というように増えていきます。凄いことだと思いませんか。これは映画の中の出来事ですが,君たち一人一人が心に浮かべること,頭に浮かぶことにはすごい可能性が秘められていると思います。
これからの学校生活,一人一人の可能性を,光を,仲間たちとともに育み,自分らしい未来を歩んでいってほしいと思います。
どんなに世界を変えるような大きなことも始まりはたった一人からです。どんな大きな大木も始まりはたった一つの種からです。
皆さん一人一人が自分の力を信じ,未来の可能性に向かって楽しく,ワクワクしながら,みんなとつながって過ごしていってください。
開校,そして新しい始まり,おめでとうございます。
6 校旗授与
7 校長あいさつ
想青学園 校長 岸本 千香子
想青学園の開校式にあたり,本日お招きいたしました御来賓の皆様や,コロナウイルス感染対策のため,リモートでの参加となった方々,多くの皆様と一緒に開校を迎えることができたのはこの上ない喜びです。ありがとうございます。
先日7日に1年生と7年生の入学式が終わり,想青学園が動き出しました。7つの学校が1つとなり,児童生徒589名と教職員59名でスタートします。
想青学園はこれから日本を先見した学校の姿と思っています。それは学校・地域・保護者が支え,支えられる関係を具現化した地域のコミュニティとしての学校です。地域・家庭・学校が子どもたちを中心に据え,協働の視点を持ち,9年間で想青学園の子どもたちにかかわり,つながり,育てていくことができることをこの学校の強みと考えています。
森友嵐士さんに作っていただいた校歌「無限のヒカリ」にありますように,夢と希望と愛とワクワクにあふれた場所となるよう,一人一人が自分らしく輝く教育をめざします。
教職員一丸となり,教育活動を進めていくことをお約束してあいさつといたします。
8 児童生徒代表の言葉
想青学園 9年生 塚崎 心海 さん , 藏本 なつみ さん
(塚崎 心海)
春の暖かな日差しに桜花舞い,ここに集う私たちの出会いを祝福してくれているかのように見事な情景を演出してくれています。
私たちの新しい学校,福山市立想青学園の歴史の扉が今ここに大きく開かれました。想青学園は,内海・沼隈地域の7つの小・中学校が1つの学園に集まり,開校しました。これからそれぞれの学校の良さを融合させ,新たな文化の土台をしっかり築き上げていきたいです。私たちはできないことを考えるのではなく,何ができるかを探し,新たな仲間と英知を結集し,より良い想青学園をめざして行動していきたいです。
この新しい学園の開校に携わっていただいた多くの方々への感謝の気持ちを忘れず,地域の皆様に対しても様々な活動を通して関わりを持ち,みんなから親しみを持っていただける学校をめざして活動していきます。
また,想青学園の校歌は森友嵐士さんに作詞作曲していただきました。私は「どんな今日も僕たちの未来へと繋がってる」という歌詞が好きです。これからの学校生活の中で,楽しいことや辛いことがあっても未来へつながっていると勇気をもらいました。
(藏本 なつみ)
私は「どんなに大きな木も始まりは1つの種」という歌詞から,児童生徒全員が同じ目標をもって頑張っていける学校にしていきたいと感じました。これから学校生活の様々な場面で校歌を歌いますが,学校のシンボルとして大切に歌っていきたいです。
私たちは最高学年としての自覚を持ち,1年生から9年生が一つになれるよう,困難なことがあっても,みんなで行動して乗り越えていきたいです。そのために多様性を認め合い,喜びはみんなで分かち合い,悲しみは仲間と分け合える,そんな学園にしていきたいです。
最後に,今ここにいる皆様はそれぞれの母校が閉校した悲しみを超え,地域の期待を背負って結集しています。その悲しみや期待に応えるためにも,私たちみんなで新たな歴史の1ページ目に彩りを加え,未来へ向けてともに歩み続けましょう。
9 校歌斉唱
10 閉式の辞
次第 等
開校準備委員会だより 特別号 [PDFファイル/1.05MB]