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常石ともに学園-開校式を開催しました
日時・場所
2022年(令和4年)4月9日(土曜日) 14時00分から
常石ともに学園 体育館
※開校式の開催映像はYouTubeで視聴できます。視聴はこちら⇒ https://youtu.be/M3FjFyDLyGo
内容
開校式 |
1 開式の辞 11 閉式の辞 |
開校式
1 開式の辞
2 開校宣言
福山市教育委員会 教育長 三好 雅章
自ら考え,ともに学び,ともに生きる,福山市立常石ともに学園の開校を宣言します。
3 市長式辞
福山市長 枝広 直幹
うららかな春のよき日,御来賓各位の御臨席のもとで,福山市立常石ともに学園の開校式を挙行できますことは,喜びにたえません。
常石ともに学園は,全国で初となる公立のイエナプランスクールとして,児童126人でスタートします。
2年前から常石小学校でイエナプラン教育を一部取り入れながら,カリキュラムの編成,教員研修などの準備をしてまいりました。校舎の改修にあたっては,ツネイシみらい財団の多大な御支援をいただき,官民連携により,多様な学びにふさわしい空間をつくり上げてきました。一人一人の成長を大切にするイエナプラン教育に関心を寄せられ,県外から本市に移住して来られた御家族も多数あります。
常石ともに学園の名前には,学年を超えた子どもどうしが,また,学校と地域が,ともに成長していけるようにとの願いが込められています。
地域や保護者の皆様に御協力いただきながら,「自立・共生・自己実現」を通して,子どもたち一人一人の可能性を伸ばしていける学校をめざしてまいります。
御来賓の皆様には,本校の創設に多大な御尽力をいただきました。心から感謝申しあげます。
御期待に応えられるよう,全力で学校運営に取り組んでまいります。
結びにあたり,本学で学ぶ子どもたちが,これからの地域・日本・そして世界の発展を担う人材に育ってくれることを願って,式辞といたします。
4 来賓祝辞
福山市議会議長 小川 眞和 様
本日,この新しいイエナプラン教育校が,100人を超える児童の皆さんとともにスタートするわけであります。これからどのような学校に育っていくのかという大きな期待を持っていると同時に,上手くいくのかなという心配もしています。何事も新しいことに挑戦する時は,全てが満足できる形で進むわけではありません。今は,色々と試行錯誤しながら,子どもたちの健やかな成長を支えていくということが一番求められていることだと思います。そういった意味では,この常石ともに学園で新しい教育がスタートするということに,大変大きな期待を寄せています。
常石ともに学園の開校にあたっては,ツネイシみらい財団からの多大な御支援と御尽力をいただきました。ツネイシみらい財団の皆様には感謝を申しあげます。
児童の皆さんは常石ともに学園の児童として,これから未来に向かって大きく羽ばたいていってください。この学校が福山のみならず,日本全体に轟く,良い学校に成長していくことを,心から祈念いたしまして,お祝いの御挨拶とさせていただきます。おめでとうございます。
常石ともに自治会連合会 会長 梶原 祐爾 様
福山市立常石ともに学園の開校,誠におめでとうございます。
桜が咲き,木々が芽吹く春本番を迎えたこの日,公立学校として日本初となるイエナプラン教育校,常石ともに学園の開校は,地域として大変大きな喜びです。
思い返せば5年前,内海・沼隈地域の小・中学校の再編計画が示され,地域から学校が無くなると危機感が走りました。地域は,一昨年亡くなられた前常石学区自治会連合会長 小林公司さんを中心に,関係者や関係機関との粘り強い協議やリサーチを重ね,地域の方々の総意と地元企業のツネイシグループの強力な後押しにより,今日を迎えることができました。
福山市議会,福山市,福山市教育委員会及び関係者の皆様には,「何とか地域に学校を」という思いを叶えていただき,地域を代表して深く感謝申しあげます。ありがとうございました。
教職員の皆さん,新しく常石に来られた児童・保護者の皆さん,常石は気候温暖で海や山の自然に恵まれ,造船を中心とする産業のまちです。また,古くから「一荷合力」という,住民が助け合う相互扶助の精神があるところです。地域は,これまで培ってきた学校と地域のコミュニティ,絆をより深め,この新しい学びの場,常石ともに学園を支援してまいります。また,新しい取組にもチャレンジしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
児童の皆さん,この新しい常石ともに学園で,思いっきり楽しく学んでください。
最後に,常石ともに学園が地域と共に発展することを祈念して,お祝いの言葉といたします。
5 校歌・校章制作者感謝状贈呈
校歌制作者 原田 嘉子 様
本日は本当におめでとうございます。そして,ありがとうございます。
感謝の気持ちをお伝えしたいのは,本当は私の方です。こうしてありがたいご縁をいただきました。それを嬉しく,ありがたく思っています。今日は本当に楽しみに開校式に来させていただきました。
常石で学ぶ子どもたちの姿を初めて見た時,感動で心がワクワクし,これからの皆さんの未来のことを思うと,心が踊って仕方がなかったのを,今でも良く覚えています。
みんな一人一人が違って,それぞれがいい力を持っています。違いをみんなでまとめて一緒になると,また自分の中で新たな発見があるかもしれません。そして,それを集めていくことで,さらに大きな力になり,それがこれからの新しい時代を創っていく力になっていくということを感じました。そして,その思いをそのまま校歌に入れさせていただきました。
校歌の最後をあえて和音にしたのですが,みなさんはどの音を歌いますか。歌う度にそれぞれ,今日はこの音にしようかな,高い音にしようかな,低い音にしようかな,色々とチャレンジしてみてください。また新しい発見があるかもしれません。
この美しい海の波に乗って,未来へどんどん漕ぎ出していってください。今日は本当にありがとうございました。
校章制作者 三川 庚司 様
校章制作者の三川 庚司 様は,所用のため欠席されました。後日,感謝状を贈呈しました。
6 寄附者感謝状贈呈
一般財団法人 ツネイシみらい財団 理事 神原 秀忠 様
常石ともに学園の開校にあたり,一般財団法人ツネイシみらい財団からいただいた多大な御寄附への感謝の意を表し,枝広市長より感謝状を贈呈しました。
また,児童から感謝の気持ちを込めた手紙をお渡ししました。
7 校旗授与
8 校長あいさつ
常石ともに学園 校長 甲斐 和子
本日,御来賓の方々やコロナウイルス感染症対策のためリモートでの参加となった方々など,多くの皆様と一緒に福山市立常石ともに学園の開校をお祝いできますことは,この上ない喜びです。
本校の校舎は,旧常石小学校の校舎を一年かけて大改修したものです。改修にあたっては,図面作成の段階から学校はもとより,地域の方からも御意見をいただくなど,地域をあげての作業となりました。さらに地域では,先進地を視察し,保護者への報告会を設けるなど,全面的に御協力をいただきました。
本校は,こうした多くの人の思いを形にした,新しい教育環境を備えた「素晴らしい学びの場」となっています。関わっていただいた全ての方々に,心より感謝を申しあげます。
常石ともに学園では,福山市の「福山100NEN教育」に基づき,イエナプラン教育の理念のもと,常石ともに学園ならではの「学び」をつくってまいります。
子どもたちが,年齢も考え方も異なる集団の中で協働し,お互いの価値を尊重しながら,ともに学び,成長することを大切に,一つ一つのその芽を大きく育てていきたいと考えています。
「どの子も 学びが面白い!と感じる」
「どの子も 互いの価値を尊重しあえる」
「どの子も 自分らしく成長できる」。
私たちは,そんな学校の実現をめざし,子どもたちとともに成長していくことを常石ともに学園のスタートにあたり,お誓いいたします。常石ともに学園は,子どもも大人も成長する学校と評価していただけるよう努めてまいります。
結びに,この新しい学びの場を,子どもたち・保護者をはじめ,地域や,常石ともに学園に関わっていただく関係者,すべての皆様とともに,よりよい学校としていきたいと思っています。ともに学び,ともに生きる「常石ともに学園」を支えていただきますようお願い申しあげ,御挨拶といたします。
9 児童代表の言葉
常石ともに学園児童 神原 星奈 さん
あたたかな春の日差しのなか,私たちの新しい学校がスタートします。私たちはイエナプラン教育校,常石ともに学園の記念すべき一期生として,開校を楽しみにしていました。
常石ともに学園では,楽しみなことがたくさんあります。まずはブロックアワーです。「学ぶことは面白い」と感じながら,自ら学んでいけるブロックアワーの時間が楽しみです。学年の違う友だちとたくさんの意見を出し合ったり,互いに関わったりしながら自分の力を伸ばしていきたいです。
また,ワールドオリエンテーションの時間も楽しみです。本物に触れ,たくさんのことを考え,自分たちの学びをつないでいきたいです。そして,自分も相手も大切にして,一人一人が自分らしく成長できる学校にみんなでしていきましょう。常石ともに学園では,たくさんの仲間と過ごせる日々に誇りをもち,みんなで積極的にチャレンジしていきましょう。
最後になりますが,新しい学校をつくってくださった皆様,教室をきれいに,丁寧につくってくださった皆様,本当にありがとうございました。私たちはこの仲間や先生方と一緒に,一人一人が自分らしく成長できる常石ともに学園にしていきたいと思います。どうかこれからも私たちを見守り続けてください。よろしくお願いします。
10 校歌斉唱
11 閉式の辞
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