『広島県重要文化財 浄土寺文書の世界』を開催します
広島県重要文化財 浄土寺文書の世界
ふくやま書道美術館では、2017年9月16日(土曜日)から2017年10月29日(日曜日)の期間で
特別展「広島県重要文化財 浄土寺文書の世界」を開催します。
概要
尾道三山の一つに数えられる瑠璃山の麓に伽藍を構える真言宗泉涌寺派大本山の浄土寺は、推古天皇24年(616)に聖徳太子によって開創されたと伝わる山陽道屈指の古刹です。鎌倉時代末期の嘉元4年(1306)、西大寺中興の祖である叡尊の高弟・定証によって再興され、当地の商人たちの支援も受けて、国宝の金堂や多宝塔、重要文化財の阿弥陀堂をはじめとする堂塔が再建されました。そして南北朝時代には足利将軍家の庇護のもと、備後国利生塔(五重塔)の建立や寺領の寄進が行われて隆盛し、近世以降も方丈庭園や茶室・露滴庵の造営が行われ、現在の寺観が完成したのです。
浄土寺には彫刻、絵画、経典など仏教美術の名宝が数多く伝えられていますが、中でも国および広島県指定の重要文化財《浄土寺文書》は115通に上り、鎌倉時代末期から室町時代にかけての同寺の歴史を克明に伝える文書群として注目されます。本展覧会では県指定の文書を中心として、仏画や舎利容器なども交えた65点余りの寺宝を展観いたします。また、写真家・村上宏治氏が長年にわたり撮影した浄土寺の四季、年中行事などの写真も併せてご覧ください。
会期
2017年9月16日(土曜日)-10月29日(日曜日)
※会期途中で一部展示替え
前期9 月16日(土曜日)~10月9日(月曜日・祝日)
後期10月11日(水曜日)~10月29日(日曜日)
開館時間
午前10時~午後7時
※初日はオープニング行事の為午前11時から開館します。
休館日
月曜日
※ただし9月18日(月曜日・祝日)、10月9日(月曜日・祝日)は開館、
9月19日(火曜日) 、10月10日(火曜日)は休館
観覧料
一般800円(600円)高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催
(公財)ふくやま芸術文化振興財団ふくやま書道美術館、
福山市、読売新聞社
後援
尾道市教育委員会、福山文化連盟
協力
真言宗泉涌寺派大本山浄土寺、村上アーカイブス
関連行事
(1)記念講演会「仏教美術に見る尾道・浄土寺と西大寺流律宗」
日時:9月23日(土曜日・祝日)午後2時~午後3時30分(開場:午後1時)
講師:濱田宣(徳島文理大学文学部教授)
会場:福山市ものづくり交流館セミナールームA(エフピコR i M 7階)
定員:100名(当日先着順)※聴講無料
(2)ワークショップ
ワークショップA 「しあわせ守り」づくり・写経体験
参加者それぞれの願いを込めた世界で1つだけの「しあわせ守り」作りと、
般若心経の写経体験を行います。
日時:10月7日(土曜日)午後1時30分~午後4時
講師:小林暢玄(浄土寺副住職)
会場:浄土寺(尾道市東久保町20‐28)※現地集合
参加費:1人2,000円(材料費等含む)
対象:小学生以上
定員:15名 ※申込多数の場合は抽選
応募方法:往復葉書に「郵便番号」「住所」「名前」「電話番号」「年齢」「参加希望人数」を明記のうえ、
ふくやま書道美術館「しあわせ守り」係まで。
応募締切:9月26日(火曜日)必着
ワークショップB 浄土寺わたしの一枚
浄土寺の寺宝や年中行事を長年にわたり撮影してきた写真家・村上宏治氏の指導のもと、
文化財の撮影について学びます。
日時:9月30日(土曜日)午後1時30分~午後4時
講師:村上宏治(写真家・村上アーカイブス代表)・麻生祥代(写真家・村上アーカイブス)
会場:浄土寺(尾道市東久保町20‐28)※現地集合
参加費:1,000円
対象:中学生以上 ※デジタルカメラを持参し、撮影できる方
定員:15名 ※申込多数の場合は抽選
応募方法:往復葉書に「郵便番号」「住所」「名前」「電話番号」「年齢」「参加希望人数」を明記のうえ、
ふくやま書道美術館「わたしの一枚」係まで。
応募締切:9月20日(水曜日)必着
(3)ギャラリートーク
日時:9月18日(月曜日・祝日)、10月9日(月曜日・祝日)、10月21日(土曜日)
各日午後2時~午後3時 ※当日の観覧券が必要
講師:当館学芸員
各日午前11時より、ふくやま美術館秋季所蔵品展「小林和作」内のコーナー展示
「小松コレクションの名刀-江雪左文字と南北朝時代の刀剣」ギャラリートークを実施します。
あわせてご参加ください。
展覧会ちらし
広島県重要文化財 浄土寺文書の世界 チラシ表 [その他のファイル/2.65MB]
広島県重要文化財 浄土寺文書の世界 チラシ裏 [その他のファイル/1.88MB]