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冬の所蔵品展 開館特別企画 「没後10年 栗原蘆水展」

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年6月22日更新

冬の所蔵品展 開館特別企画 「没後10年 栗原蘆水展」を開催いたします。

没後10年 栗原蘆水展

 

概要

生涯にわたり、大らかで風格ある書を追求した漢字書家・栗原蘆水(1931‐2010)。
広島県福山市(旧芦品郡駅家町)に生まれた栗原は、1948年に村上三島の門をたたき、
本格的に書の道を歩み始めます。23歳から日展入選を重ねて頭角を現し、31歳で日展
特選を受賞、38歳には日展審査員に就任するなど、若くして書壇を牽引する存在となり
ました。初期には師三島が得意とした王鐸など明・清時代の書風を基調とした作品を発
表しましたが、やがて北宋時代の蘇軾に傾倒し、扁平で重厚感のある書風を確立します。
そして晩年には六朝時代の王羲之や漢時代の木簡にも遡り、線を極限まで削ぎ落とし
た簡素で雄大な作品を発表するなど、79歳で没するまで飽くなき探求を続けました。

また、ふくやま書道美術館の設立に向けて、長年収集した中国明・清時代の書画・文房至
宝などの貴重なコレクションを寄贈し、2010年には福山市名誉市民に推戴されました。

栗原の書風や題材に見られる暖かくやわらかな線条からは、彼の生まれ育った瀬戸内の
穏やかな風土を、そして彼の包容力豊かで思いやり深い人柄を感じることができます。

 この展覧会では没後10年、またふくやま書道美術館の移転に伴う新しい場所での開館の
節目に、17歳から最晩年までの作品約41点に加え、生前に収集した文房至宝をあわせて
展覧し、栗原蘆水の書と愛玩品を紹介します。

 

1. 展覧会名

         冬の所蔵品展 開館特別企画  「没後10年 栗原蘆水展

2. 会 期 

         2020年12月8日(火曜日)~2021年1月31(日曜日)
           ※多目的室のみ、1月29日(金曜日)まで

          ※月曜日休館、但し、12月29日(火曜日)~1月1日(金曜日)は休館、
                    1/11(月曜日)は開館,1/12日(火曜日)は休館

3. 開館時間   

           午前9時半~午後5時

4. 会  場  

           ふくやま書道美術館 常設展示室・展示室・多目的室

5. 観覧料

          一般150円(120円) 高校生以下無料

          ( )内は有料20名以上の団体料金

 

 

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