夏の所蔵品展1「漢字の源流 -文字が生まれた」
印刷用ページを表示する 掲載日:2022年6月27日更新
夏の所蔵品展1「漢字の源流 -文字が生まれた」
概要
漢字の書体は篆書・隷書・草書・行書・楷書の五つに大別されます。
漢字の最も古い状態を今日に伝えているのは,殷の甲骨文です。その後,祭祀用の青銅器に鋳込まれた殷・周時代の文字を金文と呼び,これ以降,秦の始皇帝の時代に文字が統一された小篆までを含めて篆書といいます。秦代には篆書の点画が直線化され簡略化された隷書が芽生え,漢代にはこの書体が正式書体となりました。
本展は,教育普及事業の「第17回 一緒にかく古代文字展」【会期:8月2日(火曜日)~8月21日(日曜日)】に合わせ,当館所蔵の篆書・隷書の作品を展観し,漢字の成立と展開の流れをご覧いただきながら,その姿や表情にみえる漢字の魅力をお伝えするものです。
展覧会名
夏の所蔵品展1「漢字の源流 -文字が生まれた」
会期
2022年7月1日(金曜日)~8月21日(日曜日)
開館時間
午前9時30分~午後5時
休館日
月曜日
※ただし,7月18日(月曜日・祝日)と8月15日(月曜日)は開館,7月19日(火曜日)は休館。
会場
ふくやま書道美術館 常設展示室,展示室
観覧料
一般150円(120円),高校生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金
展示作品
葉潞淵「紫藤・漢鴻嘉鼎文扇面軸」
曽煕「古帖臨書冊」(部分)
王个簃「臨散氏盤軸」
呉昌碩「鍾鼎挿花図軸」
陳鴻寿「隷書七言聯」