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秋の所蔵品展2「桃源郷をたずねる ー中国山水画と文人たちの理想」

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年10月16日更新

秋の所蔵品展2「桃源郷をたずねる ー中国山水画と文人たちの理想」

秋の所蔵品展Ⅱのバナー画像

展覧会名

秋の所蔵品展2「桃源郷をたずねる ―中国山水画と文人たちの理想」

会期

2023年10月20日(金曜日)~12月13日(水曜日)

開館時間

午前9時30分~午後5時
※ただし,12月1日(金曜日),2日(土曜日),8日(金曜日),9日(土曜日)は午後7時まで開館。

休館日

月曜日

会場

ふくやま書道美術館 常設展示室・展示室

観覧料

一般150円(120円),高校生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金

概要

 桃源郷とは,中国の晋・宋時代の詩人 陶潜(とうせん)(字・淵明(えんめい))の記した『桃花源記(とうかげんき)』に由来し,そこに登場する争いのない平和な別天地として,「理想郷」と意味を同じくする言葉です。
 山水画は水墨画のジャンルの一つで,実景を基に描いたものもありますが,多くは道教思想に見る仙人が棲むという仙境の地や,文人の憧れである理想郷が表現されています。そのため,山水画は単に景色を描いた風景画ではなく,作者の理想を軸にイマジネーションされ,描法(びょうほう)や皴法(しゅんぽう)などの筆法を組み込んだ構築絵画であるともいえます。そこには普遍的な自然の美が表されており,自然と共存しながら暮らす理想の人間像を見ることができます。東洋では「自然と共存する」ことは,古くから理想とされていたのです。
 この展覧会では,明時代末期から現代に至るまでに描かれた山水画と,山水を連想させる墨・印・水滴・筆筒などの文房も加え,計55点を展観します。山水画を通して文人たちの精神世界・桃源郷へ足を踏み入れ,彼らの求めた理想の姿に想いを寄せていただきます。

展示作品

沈周《山水図巻》(部分)​​
沈周《山水図巻》(部分)

銭がい《山水図軸》
​銭がい《山水図軸》

戴煕《山水図軸》
戴煕《山水画図軸》

王翬《山水図金箋扇面軸》の画像
​王翬《山水図金箋扇面軸》

高其佩《指頭図帖》
​高其佩《指頭図帖》

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