夏の所蔵品展「こんなにちがう!?線、形、色」
夏の所蔵品展「こんなにちがう!?線、形、色」
展覧会名
夏の所蔵品展「こんなにちがう!?線、形、色」
会期
2024年6月28日(金曜日)~8月25日(日曜日)
開館時間
午前9時30分~午後5時
※ただし、8月10日(土曜日)~13日(火曜日)は午後7時まで開館。
休館日
月曜日
※ただし、7月15日(月曜日・祝日)と8月12日(月曜日・休日)は開館、7月16日(火曜日)は休館。
会場
ふくやま書道美術館 常設展示室と展示室
観覧料
一般150円(120円)、高校生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金
概要
書作品は線の太細や文字の大小、墨の潤渇など、色々な要素によって構成されています。例えば、文字の線はぐるぐると円を描くように引いたものもあれば、筆をまるで刷毛のように用いて、まっすぐ引いたものもあります。また、字形に着目すると、丸や三角、四角など輪郭のちがいが見えてくるでしょう。さらに、墨といえば黒色と思われがちですが、その黒色は一様でなく、青系や茶系などの種類があります。そのうえ、筆に含ませる墨の量や筆を運ぶ速さ、筆にかける力の強さによっても、にじみやかすれの具合が多様に変化します。そして、これら線、形、色などの要素は、ひとつの作品のなかで互いに絡み合い、豊かに書風を形成しているのです。
本展では、文字がどのように書かれているかという観点から書作品にアプローチします。線、形、色に現れるちがいを見つけ、そこから受ける印象や表現効果も変化することを実感しながら、見る人自身の好みや気持ちを探ることを試みます。書の鑑賞になじみのないという方でも作品に親しめるよう、書のたのしみかたを提案する展示です。
展示作品
村上三島《道》
傅山《草書七言絶句軸》
副島蒼海《隷書軸》
上條信山《行書五言二句軸》