秋の所蔵品展2「かなの巨匠 ―桑田笹舟・高木聖鶴」
秋の所蔵品展2「かなの巨匠 ―桑田笹舟・高木聖鶴」
展覧会名
秋の所蔵品展2「かなの巨匠 ―桑田笹舟(くわたささふね)・高木聖鶴(たかきせいかく)」
会期
2024年10月25日(金曜日)~12月15日(日曜日)
開館時間
午前9時30分~午後5時
休館日
月曜日 ※ただし、11月4日(月曜日・休日)は開館、5日(火曜日)は休館。
会場
ふくやま書道美術館 常設展示室と展示室
観覧料
一般150円(120円)、高校生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金
概要
福山市名誉市民の桑田笹舟(1900-1989)は、現在の福山市坪生町に生まれ、小学校教員として勤めた神戸で安東聖空(あんどうせいくう)と出会い、かな書の美に目覚めます。数々の公募展で受賞を重ね、笹波会会長、日展審査員、日本書芸院顧問等を歴任。1970年には日本芸術院賞を受賞しました。また、生涯をかけて古筆研究、料紙研究に励み、自作の料紙を用いての作品制作や古典の仮名名筆の復元研究に取り組みました。
高木聖鶴(1923-2017)は、現在の総社市に生まれ、終戦後「仕事以外に生涯を通じて学べるものを」と書を選び、書家の内田鶴雲(うちだかくうん)に師事。日本や中国の古筆を研究し、特に平安時代の古筆を徹底的に研究し、優美さと鋭さを兼ね備えた独自の書風を打ち立てました。生涯にわたり自身の書作に励むとともに、朝陽書道会会長、日展顧問、日本書芸院最高顧問等の要職を歴任するとともに、2013年には文化勲章を受章しました。
本展では、戦後の日本書壇を牽引し、かな書の発展に多大な功績を残した2人の巨匠の筆の舞を紹介します。(当館初公開の高木聖鶴作品6点【2022年度受贈】を含む。)
展示作品
桑田笹舟《らんまんと》
高木聖鶴《まぼろしの》
桑田笹舟《つゆながら》
高木聖鶴《こころなき》