春の所蔵品展「一行書の魅力」
印刷用ページを表示する 掲載日:2025年3月31日更新
春の所蔵品展「一行書の魅力」
展覧会名
春の所蔵品展「一行書の魅力」
会期
2025年4月4日(金曜日)~5月6日(月曜日・休日)
開館時間
午前9時30分~午後5時
休館日
月曜日 ※ただし、4月28日(月曜日)と5月5日(月曜日・祝日)は開館。
会場
ふくやま書道美術館 常設展示室と展示室
観覧料
一般150円(120円)、高校生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金
概要
一行書は縦長の紙に、禅語や漢詩の中から抜いた五言や七言の佳句を揮毫したものです。短く簡潔な内容で理解しやすいことから求める人も多く、また書く側の禅僧や書家も、一文字一文字を大書できるので、ダイナミックな表現が可能な形式として親しまれています。早くは鎌倉時代から見られますが、室町時代になると個性あふれるものが多く見られます。江戸時代初期には沢庵宗彭など大徳寺歴往のものが「大徳寺もの」と呼ばれ、茶室の飾りや茶掛けとして人気を博しました。常設展示室では、室町時代から明治に活躍した人たちの一行書29点を展示します。
また、当館の設立に尽力した福山市名誉市民の漢字書家・栗原蘆水(1931‐2010)は、若くして書壇を牽引する存在となり、扁平で重厚感のある書風を確立します。展示室では、線を極限まで削ぎ落とした簡素で雄大な一行書の大作13点を紹介します。
展示作品
副島種臣《以儉傳子孫》
栗原蘆水《守・破・離》