「Letters-伝えられた想い-」
春の所蔵品展 「Letters-伝えられた想い-」
ふくやま書道美術館では、「Letters-伝えられた想い-」を会期を延長して開催しております。
概要
差出人と受取人の間で交わされる私的文書である手紙(書状、消息、書簡、尺牘)は、用件の伝達という本来の目的を果たせば役目を終え、廃棄されるのが通例です。しかしながら、草卒のうちに書かれる手紙には技巧や作為がなく、執筆者の個性、素顔を垣間見ることのできる興味深い資料と言えます。故に先人たちはそれらを大切に保存し、今日まで伝えられた手紙が数多く存在します。
それらは紙背文書となって奇跡的に残されたものや、執筆された時代を反映した歴史資料として、或いは書道史における名筆として、今日重要な意味をもつものが少なくありません。また千利休や小堀遠州など茶道に関わりの深い人物の手紙は、茶席を飾る床飾りとしても尊重されてきました。
本展では、藤原佐理や本阿弥光悦、會津八一や清水比庵など、当館が収蔵する日本の手紙を集め、それぞれの伝えられた想いとともにご紹介します。
1. 展覧会名
春の所蔵品展「Letters-伝えられた想い-」
2. 会 期
2016年4月24日(日曜日)まで
月曜休館
3. 開館時間
午前10時~午後7時
4. 会 場
ふくやま書道美術館 特別展示室
5. 観覧料
一般150円(120円) 高校生以下無料
( )内は20名以上の団体料金