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環境整備
主な取組
学校規模・学校配置の適正化
子どもたちにとってより良い学びの場をつくるため,「子どもたちにとってより良い学びの環境は,必ずしも,何不自由のない環境を整えることではない」ということ,「再編は,違いを認め,お互いを尊重する取組である」ということなどを踏まえ,学校規模・学校配置の適正化に取り組んでいます。
また,再編後も,それぞれの学校の特色ある教育活動を継承し,再編により広がった地域の人々と交流しながら学ぶことができる教育活動を行えるよう取り組んでいます。
義務教育学校の設置
本市初の義務教育学校「鞆の浦学園」が2019年(平成31年)4月に開校します。
義務教育学校は,9年間の子どもの成長を見通し,柔軟な教育課程の編成や指導方法による特色ある学校づくりや,異学年の日常的な交流になどを通して,小中一貫教育の効果をより高めることができます。
鞆の浦学園では,多様な文化に旺盛な好奇心を持ち,融合・享受・共存しながら,まちを発展させてきた先人のパワーを「鞆spirit」として教育理念の中核に位置付け,鞆の自然,人,歴史,伝統,文化に触れながら,学びをつなぎ深め,郷土を愛し,心身ともにたくましく,意欲を持って主体的に学ぶ子どもを育成します。
また,特色ある教育活動として,実践的な英語活動を行う1年生からの外国語活動と,地域の課題発見解決学習を行う新教科「鞆学」を創設します。鞆学では,環境,史跡,産業など,学年に応じテーマに沿った探究活動を行います。ボランティアティーチャーなどの協力を得て,伝統文化の体験,継承活動を行い,鞆を知る学習から,鞆の魅力発信,まちづくりの学習へと発展させていきます。
学校施設の耐震化
2013年(平成25年)に策定した「福山市立学校施設耐震化推進計画」に基づき,耐震補強工事を実施しています。
2018年度(平成30年度)は,補強工事を小学校8校・8棟,中学校3校・3棟,鞆の浦学園1棟,改築工事を加茂小学校,城北中学校,鞆の浦学園で実施しました。
これにより,2018年度(平成30年度)末時点での耐震化率は,小学校91.9%,中学校91.4%となる見込みです。
ICT教育機器の整備
2018年度(平成30年度)から5カ年で,
小中学校の全通常学級に実物投影機,プロジェクタ,教師用タブレット型パソコンを各1台,
特別支援学級に児童生徒用タブレット型パソコンを人数に応じて最大4台,
小中学校の体育館に電子黒板と教員用タブレット型パソコンを各1台,
小学校の音楽室と中学校の特別教室に実物投影機,電子黒板及び教員用タブレット型パソコンを各1台
整備していきます。2018年度(平成30年度)は,小学校21校の5,6年生の教室に整備します。
ICT教育機器の効果的な活用により,「子ども主体の学び」の充実に向けて取り組んでいます。
中学校給食実施の加速化
学校給食については,2017年(平成29年)11月に「福山市立中学校完全給食実施方針」を策定し,2020年9月までの全校実施を決定しました。
2018年度(平成30年度)は,4月から大門中学校,9月から済美中学校,中央中学校,芦田中学校,城西中学校,神辺東中学校で開始し,実施率は60%となっています。
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