春の所蔵品展「明末ロマン派-王鐸・瑞図・傅山らの熱情」
春の所蔵品展「明末ロマン派―王鐸・瑞図・傅山らの熱情」
展覧会名
春の所蔵品展「明末ロマン派―王鐸・瑞図・傅山らの熱情」
会期
2023年4月5日(水曜日)~5月14日(日曜日)
開館時間
午前9時30分~午後5時
休館日
月曜日
※ただし,4月24日(月曜日)と5月1日(月曜日)は開館。
会場
ふくやま書道美術館 常設展示室・展示室
観覧料
一般150円(120円),高校生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金
概要
中国明代の末期には張瑞図(1570~1641)をはじめ,黄道周(1585~1646),倪元璐(1593~1644),王鐸(1592~1652),傅山(1607~1684)らが,巨大な紙絹に草書を一筆で連続して書く連綿草を展開し,新たな書表現を追求しました。彼らの技芸は書にとどまらず,作品からは詩書画の愉みを持っていたことが窺えます。後には「明末ロマン派」と呼ばれ,今日においても書道史上,欠かすことのできない重要な一群として親しまれてきました。
彼らの書画にはひとくくりでは言い表せないほどの多彩な筆致を見ることができます。筆の動きをたどり,作品に表出した作者の気迫や熱意,時流に思いを馳せるのも,書画を味わうひとつの方法と言えるでしょう。
本展は,明末ロマン派と同時代の人びとの書画に光を当て,万彩に咲き誇った筆墨の広がりを展観するものです。
展示作品
張瑞図《草書五言律詩軸》
黄道周《草書七言絶句軸》
倪元璐《草書七言絶句軸》
傅山《草書五言律詩軸》
王鐸《草書自作詩五首巻》