夏の所蔵品展2「学校の先生 -中国書画にみる教育者の姿」
夏の所蔵品展2
「学校の先生 -中国書画にみる教育者の姿」

展覧会名
夏の所蔵品展2
「学校の先生 -中国書画にみる教育者の姿」
会期
2026年7月3日(金曜日)~8月23日(日曜日)
開館時間
午前9時30分~午後5時
※ただし8月1日(土曜日)、8月8日(土曜日)、8月15日(土曜日)、8月22日(土曜日)、は午後7時まで開館
休館日
月曜日
※7月20日(月曜日・祝日)は開館、7月21日(火曜日)は休館。
会場
ふくやま書道美術館 常設展示室と展示室
観覧料
一般150円(120円)、高校生以下無料
※ただし、( )内は有料20名以上の団体料金
概要
当館では中国書画のコレクションが一群を成しており、所蔵品作家の中には「教育者」という立場で書文化・中国芸術を守り抜いた人物たちがいます。
清代まで書芸文化の学びは科挙に向け私塾や文人家系で育まれるものでしたが、清朝滅亡後、科挙制度が廃止されると文化的な書の在り方が模索され始めました。その歩みの先頭を切ったのが、清朝の進士であった李瑞清です。彼は文人の登竜門とされた科挙に代わり、文化に携わる人材を育てる機関と、教育の指導者となる「師範」を養成することの必要性を説き、両江師範学堂の校長として師範育成に貢献しました。李瑞清から始まった文化を教育として存続させ「学校」という畑で育んでゆく動きは、その後、北京、上海、杭州等各地で広まりました。斉白石は北京美術学校、藩天寿、諸楽三は杭州の国立芸術院、沈尹黙は北京大学、朱屺瞻、陳大羽、凌文淵は上海図画美術院、呉東邁は昌明芸術専門学校などで教鞭をとります。西洋美術の技法が主流になりつつある時代に書画同源の精神を保守し「金石の気味」や「帖学の雅緻」を各自の書画に写しました。
本展覧会では中国近代教育の歴史とともに民国から現代までの「教育者」たちの書画を展観します。彼らの生きた時代は政治的変転を繰り返した時代であり、中共の文革では「文化の焦土」を体験しました。中国の精神的基軸ともいえる書(画)を、生涯をかけて守り継いだ「教育者」たちの作品を通し、彼らの世俗の狂騒に屈することのない文人としての精神と情熱を感じ取っていただきます。
展示作品
斉白石《藤花蜂図軸》
李瑞清《流沙墜簡臨書軸》
潘天寿《柳樹挂魚図軸》





