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ふくやま文学館所蔵資料シリーズ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月31日更新

 次の冊子は、ふくやま文学館にて販売しております。また、郵送でのご注文もお受けしております。ふくやま文学館までお問い合わせ下さい。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第1集
井伏鱒二著 南島風土記           2000年3月 価格 800円       

ふくやま文学館において所蔵する資料を紹介するシリーズ。第1集では、井伏鱒二の「南島風土記」の原稿を紹介。井伏の手蹟に親しく接することが出来ると同時に、資料として作品への手入れなども見ることが出来ます。B4版の原稿用紙を少し縮小して再現し、原稿のあとには、新全集の本文を掲載しています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第2集
井伏鱒二著 丹下氏邸            2001年1月 価格 800円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズの第2集は、井伏鱒二の「丹下氏邸」の原稿を紹介。「丹下氏邸」は1931年2月雑誌『改造』に掲載された井伏初期ふるさとものの代表作。ここに掲載している原稿の表題は「老僕のゐる風景」となっていますが、雑誌発表時に「丹下氏邸」と改められました。原稿のあとには、初出の『改造』所収文を掲載しています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第3集
井伏鱒二『詩集 朝菜集』(三好達治)書入れ日記     2002年3月 価格 800円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第3集は、井伏鱒二の日記を紹介しています。 これは、井伏鱒二が、三好達治から寄贈された和紙本『詩集 朝菜集』(昭和18年6月20日、青磁社刊)の余白に筆で書き入れた、風変わりな日記を写真版で紹介し、その翻刻を掲載しました。この日記は、井伏家によって巻物仕立てにして残されていたもので、日記の内容は、読書、執筆、文士や記者たちとのつきあい、将棋、飲酒、折々の諸会合のことなどが書かれ、事がたんたんと記述されて、主観はいっさい排除されたものとなっています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第4集
福原麟太郎 ヨーロッパ大回遊記 ―イタリア・ギリシャを中心に―  2003年3月 価格 600円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第4集は、福原麟太郎の残した一冊の手帳をとりあげ、翻刻しています。この手帳は、福原が英国留学中に行ったイタリア・ギリシャを中心とした76日間に及ぶ旅行中に使用されたものです。ひまひまに書かれたもので、訂正は少なく、しかも、その文章の完成度はきわめて高く、第一級の貴重資料といえます。
この手帳の翻刻に加えて、福原撮影の写真、この旅行中に福原が父・妻にあてた絵はがきなども紹介しています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第5集
ふくやま文学館所蔵資料紹介―井伏鱒二・福原麟太郎・小山祐士・木下夕爾・村上菊一郎小伝―  
                                                  2004年3月 価格 700円

福山市ゆかりの五文学者―井伏鱒二・福原麟太郎・小山祐士・木下夕爾・村上菊一郎の生涯の紹介を基軸とし、そのなかで本館所蔵の資料を紹介するという形で構成しています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第6集
小山祐士「北海道演奏旅行記」               2005年3月 価格 600円

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第6集では、福山出身の劇作家の小山祐士の日記をとりあげ、翻刻しています。この日記は、小山祐士がわかもと製薬会社の文化部長として、海洋吹奏隊の北海道慰問演奏旅行に付き添った際のもの(昭和20年5月21日から7月20日までの日記)です。非常時下の北海道演奏旅行という一大イベントの一部始終の記録というかたちでまとめられており、また、戦争末期という稀有な一時期のなかでの大都会および地方における庶民生活の実相と、人身の動きが、精細かつ率直な筆でとらえられています。  

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第7集
日野啓三著「天窓のあるガレージ」          2005年10月 価格 600円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第7集では、1980年代における日野啓三の代表作「天窓のあるガレージ」の原稿を紹介。感受性の強い十代の少年の内面を無機質な筆致で描いた短編です。本書の表紙は、この作品のモデルとなった長男・鋭之介 日野がデザインを担当。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第8集
木下夕爾著「詩集 青艸を藉く」      2007年3月 価格 600円

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第8集では、木下夕爾の「詩集 青艸を藉く」と題してまとめられている一連の詩を紹介しています。『詩集 青艸を藉く』は、刊行が予定されていながら、刊行されないでしまった幻の詩集。清書され、残されていた15編の詩を写真版と翻刻で紹介しています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第9集
福原麟太郎 北イングランド・スコットランド便り(妻・父・『英語青年』編集部あて)  2008年3月 600円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第9集では、福原麟太郎がイギリス留学中に北イングランド・スコットランドに旅行した時(1930年8~9月)に、日本の妻と父におくった絵はがきを紹介し、翻刻しています。また、福原がこの旅行中に撮影した写真などもあわせて紹介しています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第10集
村上菊一郎訳 ランボー「地獄の季節」          2009年3月  価格 600円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第10集では、三原市出身で、福山誠之館中学校を卒業した仏文学者・村上菊一郎のランボーの「地獄の季節」の翻訳を紹介しています。また、村上菊一郎の論文「『地獄の季節』評釈の試み」(『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第二十一輯)もあわせて掲載しています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第11集
井伏鱒二「兼行寺の池」(前編)             2010年3月 価格 500円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第11集・第12集では、井伏鱒二の「兼行寺の池」の原稿を写真版で紹介。
磯貝英夫「解説 『兼行寺の池』―虚実のさかい目」

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第12集
井伏鱒二「兼行寺の池」(後編)      2010年9月  価格 500円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第11集・第12集では、井伏鱒二の「兼行寺の池」の原稿を写真版で紹介。巻末には、兼行寺のモデルとなった清瀧寺(新潟県柏崎市)の志田テイ氏(「梵妻」のモデル)の「かもこ(かる鴨の子ども)も掲載。」
志田テイ「かもこ(かる鴨の子ども)」
前田貞昭「 『兼行寺の池』自筆原稿から見えてくるもの」

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第13集
葛原しげる著『口語詩集 小猫の鈴』『童謡 白兎と木馬』   2012年2月  価格 500円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第13集では、葛原しげるの最初期の作品二作をあわせて収録しています。『口語詩集 小猫の鈴』は、1921年6月に文正堂書店から、『童謡 白兎と木馬』は、1922年1月に文教書院から出版され、本書は、いずれもその初版本に依りました。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第14集
日野啓三著「カラスのいる神殿」(原題「世界の同意」)   2013年2月 価格 500円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第14集では、日野啓三の「世界の同意」の原稿(単行本収録時に「カラスのいる神殿」と改題)を写真版で紹介。『聖岩 Holy Rock』(中央公論社、1995年11月)に収録された「カラスのいる神殿」もあわせて掲載しています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第15集
井伏鱒二「「槌ツァ」と「九郎治ツァン」は喧嘩をして 私は用語について煩悶すること」自筆原稿   及び全集未収録自筆原稿三編  2013年12月  価格 500円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第15集では、井伏鱒二の「「槌ツァ」と「九郎治ツァン」は喧嘩をして 私は用語について煩悶すること」と井伏鱒二全集未収録の三編―「最初の映画見物」、「五月二十五日記」、「〔平川茂歌集『ふる里』跋〕」を写真版で紹介しています。本書では、原稿の写真版に合わせて、「「槌ツァ」と「九郎治ツァン」は喧嘩をして 私は用語について煩悶すること」は、初出誌『若草』の掲載本文を再録し、また、井伏鱒二全集未収録の三編の作品は、「最初の映画見物」、「五月二十五日記」は翻刻を、「〔平川茂歌集『ふる里』跋〕」は、平川茂歌集『ふる里』掲載の井伏鱒二の跋文を再録しました。また、最後に前田貞昭氏による井伏自筆原稿の実証的な研究を掲載しています。

 

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第16集
 新編 木下夕爾詩集      2014年12月  価格 600円

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第16集では、当ふくやま文学館で所蔵している木下夕爾の自筆原稿の中から、すでに詩誌などに発表されていながら『定本 木下夕爾詩集」に収載されていないものと未発表詩とをあわせて、原稿を写真版で紹介しています。

 

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第17集
 ふでまるざつし 4  (筆団雑誌 第四号)   2016年2月  価格 500円

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第17集では、井伏鱒二の父井伏郁太(素老)が編集にあたった回覧覧雑誌『ふでまるざつし』(筆団雑誌)第4号(1891年11月25日発行)をとりあげ、紹介(写真版と翻刻)しています。

 

  ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第18集
 井伏鱒二著「木山捷平の詩と日記」     2017年3月  価格 500円

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第18集では、井伏鱒二の「木山捷平の詩と日記」の原稿を写真版で紹介。
『小説新潮スペシャル』に掲載された「木山捷平の詩と日記」もあわせて掲載しています。

 

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第19集
 今井絵美子著「母の背中」         2017年11月  価格 600円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第19集では、今井絵美子の「母の背中」(第34回北日本文学賞選奨を受賞)の自筆原稿を写真版で紹介。また、今井絵美子のパソコン原稿の「母の背中」もあわせて掲載しています。

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第20集
 井伏鱒二著「備前牛窓」      2019年2月   価格  500円 

 ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第20集では、井伏鱒二の「備前牛窓」の原稿を写真版で紹介。
『新潮』に掲載された「備前牛窓」もあわせて掲載しています。

 

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第21集
井伏鱒二「昭南日記 昭和十七年日記」・「昭和十九年度日記」   2020年3月  価格 700円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第21集では、未発表の井伏鱒二の日記「昭南日記 昭和十七年日記」・「昭和十九年度日記」を写真版と日記の翻字で紹介。「昭南日記 昭和十七年日記」は、1942(昭和17)年9月5日から11月22日までの日記で、井伏鱒二が陸軍報道班員として徴用され、昭南(シンガポール)に滞在していた期間中のことが綴られた日記で、「昭和十九年度日記」は、1944(昭和19)年2月から3月の日記です。
また、本書では、この井伏の日記について、兵庫教育大学名誉教授・前田貞昭氏による詳細な解説と注を付しています。

 

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第22集
葛原しげる創作ノート全28冊 総作品一覧   2021年3月   価格 700円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第22集では、福山市神辺町出身の童謡詩人、教育者葛原しげるが書き残した「創作ノート」全作品の一覧を収載しています。
創作ノート全28冊の掲載作品を対象として、作品名、うたい出し(冒頭)、ノートの頁数、発表紙誌などのメモ、備考の五項目をノートの順番に記載しています。
創作ノート全28冊は、作詩家生活の初めから死の年までの葛原の文学的生涯が凝縮して示される貴重なものとなっています。また、巻末には、作品名索引をつけています。

本書の内容は、より多くの方々に活用していただくため、データを次のとおり公開します。

  表紙 [PDFファイル/73KB]

  目次、まえがき、凡例 [PDFファイル/1.17MB]

  葛原しげる創作ノート 総作品一覧 [PDFファイル/2.72MB]

  作品名索引 [PDFファイル/1.93MB]

  奥付 [PDFファイル/462KB]

 

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第23集
葛原しげる随想集  2022年3月  価格 600円

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ第23集では、福山市神辺町出身の童謡詩人、教育者葛原しげるが著した随想26編を収録しています。これらの随想は、葛原しげるが作成したスクラップブック二冊と、葛原しげる「創作ノート27」にのこされていたものです。

全体の構成は、ふるさと備後の風土と人について書かれたものを集めた「1 郷土」、親しく交流した人たちについて書かれた「2 交遊関係」、童謡などにかかわる感慨などを綴った「3 童謡・新編」の三部構成となっています。

 

 

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第24集
今井絵美子著「あいつの春」  2023年3月  価格 900円

 

 

ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第25集
井伏鱒二著「彼の花園」  2024年3月  価格 1000円

 

 

これらの冊子は、ふくやま文学館にて販売しております。また、郵送でのご注文もお受けしております。ふくやま文学館までお問い合わせ下さい。

常設展示室 

 

 

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