展覧会 2013年度
特別展
※特別展期間中は、所蔵品展は開催しておりません
【会場】特別展示室・市民ギャラリー
【観覧料】一般500円(400円)、高校生以下無料 ※観覧料の( )内は20名以上の団体料金
ふくやま書道美術館開館10周年記念 呉昌碩とその周辺
2013年9月1日(日)~10月20日(日)
呉昌碩(ごしょうせき)(1844-1927)は、日本人に最も親しまれた中国の文人です。
詩・書・画・篆刻のいずれにも優れた文人であり、清朝末期の大芸術家と言われています。
日本では日下部鳴鶴などが交友しており、日本篆刻界にも大きな影響を与えました。
本展覧会では呉昌碩の書画・篆刻に加え、師、友人、子、弟子など彼を取り巻く人々の書画も紹介します。
2013年10月25日(金)~12月8日(日)
清水比庵(1883~1975)は岡山県高梁市に生まれました。
京都帝国大学(現京都大学)の法律学科を卒業、司法官として神戸地方裁判所に勤務し、のち銀行員・会社員・町長など他方面の社会活動の傍ら、書・絵・歌を楽しんで独自の境地を切り開きました。
和歌を基軸に、歌だけでは表現できない思いを書画に託したともいわれる彼の作品は、青山杉雨や桑田笹舟らの書家が、また川合玉堂や小林和作らの画家が賞賛・賛助し世に紹介しました。「毎日佳境」の精神で作品づくりに取り組んだ彼の書風はおだやかでおおらかな趣を湛えています。
本展では清水比庵をはじめ比庵に所縁があった川合玉堂や小林和作の書画、また富田渓仙や橋本関雪、北村西望、鍋井克行など同時代の芸術家たちの書や絵画を展観し個性豊かな作品を紹介します。
所蔵品展
【会場】特別展示室【観覧料】一般150円(120円)、高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
春の所蔵品展 特集展示 菅茶山
福山藩儒 菅茶山の書を紹介します。
夏の所蔵品展 ふくやまの書 -書のまちを築いた先人たち-
2013年6月20日(木)~8月25日(日)
福山ゆかりの書家・桑田笹舟、谷邊橘南、宮本竹逕、村上三島、栗原蘆水、桑田三舟などの作品と昨年寄贈された高尾泉石の作品を紹介します。
冬の所蔵品展 I明清の書と朝鮮陶磁
2013年12月13日(金)~2014年1月19日(日)
中国明・清時代の書画と高麗や李朝の青磁・白磁など朝鮮陶磁を紹介します。
冬の所蔵品展 II没後150年 貫名菘翁と江戸の書
2014年1月23日(木)~2月23日(日)
江戸時代末期の能書、貫名菘翁(ぬきなすうおう)と同時代の書を紹介します。
冬の所蔵品展 III 栗原蘆水展―書と文房古玩―
2014年2月27日(木)~4月6日(日)
栗原蘆水の書を、福山初公開の作品を中心に展観します。
また作品に押されている印や愛蔵していた文房至宝も同時に紹介します。
教育普及事業
【会場】市民ギャラリー【入場無料】2014年1月15日(水)~19日(月)
漢字の基となった古代文字を親子で書くワークショップを実施し、その作品を展示します。
第8回親子でかく古代文字展
ふくやま書道美術館所蔵品臨書展
2013年12月18日(水)~22日(日)【前期】、23日(月)~28日(土)【後期】
学生たちが、当館所蔵の古典を臨書(見て書く)した作品を展示します。
ETOをかく2014新春展
2014年1月2日(木)~13日(月)
2014年の干支「午」の絵や文字を筆でかいた作品を展示します