今井絵美子の未発表小説を収録した『ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第24集　今井絵美子著「あいつの春」』を刊行しました。

『ふくやま文学館所蔵資料シリーズ『福山の文学』第24集　今井絵美子著「あいつの春」』

『福山の文学』第24集では、福山市出身の小説家今井絵美子（1945年～2017年）の未発表小説「あいつの春」を活字化して、刊行しました。

今井絵美子は、画廊経営やテレビ番組のプロデューサーなどを経て、執筆活動を開始、2003年に第10回九州さが大衆文学賞大賞笹沢左保賞を「小日向源伍の終わらない夏」により受賞、江戸を舞台とするシリーズものや、瀬戸内を舞台とする時代小説を多数刊行しました。

この「あいつの春」は、四百字詰原稿用紙に鉛筆で書かれた101枚の現代小説です。この直筆原稿は、今井絵美子氏のご遺族からご寄付いただいた資料で、執筆時期は未詳ですが、東京で作家を志して、文学賞への投稿を続けていた頃の作品ではないかと想定されます。今井絵美子の時代小説とは異なる一面がうかがえる貴重な資料です。​

この冊子はふくやま文学館において販売しています。〔価格900円（税込）〕

また、郵送でのご注文もお受けしております。
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