消火器の規格・点検基準が改正されました

   近年、消火器の破裂事故が、保守管理の不十分であったり経年劣化によって腐食が進んだものを操作、廃棄処理などする際に発生しています。これらを踏まえ、安全対策を図るべく消火器の規格と点検基準が改正されました。
   設置されている場所により改正の内容は異なります。

消火器の表示が追加されました。

     ・「住宅用消火器」である旨
　　・使用時の安全な取扱いに関する事項
　　・維持管理上の適切な設置場所に関する事項
　　・点検に関する事項
　　・廃棄時の連絡先及び安全な取扱いに関する事項
　　  ２０１１年製造のものから新規格となっています。

消火器の表示が追加されました。

     ・「業務用消火器」である旨
　　・「加圧式」または「蓄圧式」の区別
　　・標準的な使用期限
　　・使用時の安全な取扱いに関する事項
　　・維持管理上の適切な設置場所に関する事項
　　・点検に関する事項
　　・廃棄時の連絡先及び安全な取扱いに関する事項
　　・消火器が適応する火災の絵表示等を図示
　    ２０１１年製造のものから新規格となっています。
　　Ｐｏｉｎｔ
　　　各事業所で消防法令に基づいて設置されている消火器について，２０２２年
　　以降は、旧規格（２０１０年以前製造）のものは消火器としてみなされません。
　　　*計画的に取替を実施することをお勧めします。

点検基準が変わりました。

　      ・点検項目に「耐圧性能試験」が追加されました。
　　   Ｐｏｉｎｔ
　　　　製造から１０年を経過したものには必要です。
　　　２０１４年３月３１日までは抜取り方式で実施することができます。
　　　＊点検費用の増額が予想されます。

※消火器の廃棄については、「古い消火器の処分について」をご覧ください。