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雑居ビル火災から命を守るために
雑居ビル関係者の方々へ
2021年(令和3年)12月17日に発生した大阪府大阪市での雑居ビル火災において、多数の死傷者が発生しています。
また、2001年(平成13年)9月に発生した東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビル火災でも、このたびの雑居ビル火災と類似した建物形態となっており、44人もの死者が発生する大惨事となっています。
ビルの関係者は、ビルを利用する人達の命を火災から守るために消防法令を遵守する義務があります。
日頃から避難方法を確認していただくとともに、階段や通路、防火戸付近に物を置かず、適正に管理していただくようお願いします。
消防訓練の実施
火災による被害を最小限にするためには、火災の発見、初期消火、通報、避難誘導等の初期対応をいかに的確かつ素早く行なうことができるかが重要となります。
日ごろからの備えとして消防訓練を定期的に実施してください。
消防訓練を実施するために、次のマニュアル(小規模ビル避難等訓練マニュアル・総務省消防庁作成)を活用ください。
3.避難訓練マニュアル(階段、通路を使用した場合) [PDFファイル/371KB]
4.避難訓練マニュアル(避難器具を使用した場合) [PDFファイル/333KB]
5.避難訓練マニュアル(避難器具取扱い) [PDFファイル/444KB]
防火対策の確認
2001年(平成13年)9月に発生した東京都新宿区歌舞伎町のビル火災での被害が大きくなった主な原因は以下のとおりです。ビルの防火対策に問題がないかを確認し、問題がある場合は、早急に改善してください。
- 避難通路がふさがれていた
- 避難訓練を実施していなかった
- 消防用設備等が点検されていなかった
- 自動火災報知設備のベルが鳴らなかった
- 避難器具が使用できない状態であった
- 防火戸が閉鎖しなかった
- 窓が避難に活用できない状態であった
防火対策の確認を確実に実施するために以下のリーフレットを活用ください。
リーフレット(ビル火災があなたの命を奪います) [PDFファイル/481KB]
リーフレット(消防法が強化されました) [PDFファイル/591KB]
雑居ビルを利用する方々へ
1 お店に入る前に、非常口の位置と階段の物品放置の状況確認をしてください。
2 お店に入ったら、出入口以外の逃げ道(階段、窓、避難器具等)を確認してください。
3 もしも火災にあったら
(1)「火事だ!!」と大声で知らせる。
(2)逃げるときは濡らしたハンカチやタオルを鼻と口にあてる。
(3)できるだけ低い姿勢で、床スレスレのところに残っている空気を吸うようにする。
リーフレット(自分の命は自分で守る。自主チェック表) [PDFファイル/475KB]