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広島県立福山高等技術専門校にて火災調査専門研修(車両構造)を実施しました。
火災調査専門研修を「広島県立福山高等技術専門校」で実施
福山地区消防組合では、火災原因の究明能力を向上させるため、定期的に高度な専門研修を行っています。 このたび、広島県立福山高等技術専門校の全面協力のもと、自動車整備のプロフェッショナルな視点を取り入れた「車両構造研修」を実施しました。
研修の背景と目的
近年の自動車は、電気自動車(Ev)やハイブリッド車(Hv)の普及、また電子制御システムの高度化により、その構造が極めて複雑になっています。 車両火災発生時、迅速かつ正確に出火原因を特定するためには、最新の自動車工学に基づいた深い知識が不可欠です。
今回の研修では、地域の技術教育の拠点である福山高等技術専門校の施設と機材を活用し、「現場で役立つ実践的な知識」の習得を目的としました。
研修の主な内容
- 最新車両のシステム構造講義
ガソリン車だけでなく、次世代自動車の構造について、整備士養成のプロであり、メーカー等で開発を行っていた同校指導員より解説を受けました。特に高電圧バッテリーの配置や安全装置の作動原理など、火災調査において注意すべきポイントを重点的に学びました。
- 実車を用いた構造確認
同校の実習場にて、実際に車両をリフトアップし、通常では確認が困難な車両底部やエンジンルームの細部を調査しました。
・配線系統の取り回し確認
・燃料ライン及び排気システムの配置把握
・出火痕跡の推認シミュレーション
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消防・技術校による合同ディスカッション
整備の専門家と消防の調査員が意見交換を行い、技術的な視点から火災原因の可能性を多角的に分析する手法について研鑽を積みました。
実際に、過去の車両火災事例において、同校の職員の方から出火原因についてのご意見をいただき、火災原因の究明に貢献していただいております。
広島県立福山高等技術専門校のご紹介

今回の研修会場となった「福山高等技術専門校」は、次代のスペシャリストを育成する県立の職業能力開発校です。
- プロを育てる環境: 自動車整備科をはじめ、電気システム科、金属加工科など、多彩なコースで即戦力となる技術者を輩出しています。
- 地域社会への貢献: 確かな技術で地域の産業を支えるとともに、今回のような行政連携を通じて市民の安全・安心にも貢献しています。
広島県立福山高等技術専門校について、詳しく知りたい方は以下の公式サイトをご覧ください。
▶広島県立福山高等技術専門校 公式HPはこちら
今後の展望
福山地区消防組合では、今後も外部専門機関と緊密に連携し、複雑化する火災事案に的確に対応できる体制を強化してまいります。 市民の皆さんの安全を守るため、日々の訓練と研究に邁進してまいります。




