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いざというときの応急手当
印刷用ページを表示する 掲載日:2020年1月31日更新
災害で大けがをしても,すばやく的確な応急手当を行えば,生命が助かる確率が高くなります。
一刻を争う場合の心肺蘇生法や,けがの対処法を覚えておきましょう。
応急手当について(日本赤十字社ホームページへリンクしています)
心肺蘇生法の基準は,4年から5年ごとに見直しが行われておりますが,財団法人日本救急医療財団の心肺蘇生法委員会から「日本版救急蘇生ガイドライン」が示されたことから,このガイドラインを踏まえ,2011年の8月に総務省消防庁から新しい心肺蘇生法(ガイドライン2010)が示されました。今回の改訂では,十分な強さと十分な速さで絶え間なく行われる,質の高い胸骨圧迫の重要性が強調されています。効果的な蘇生を行うにはできるだけ早期から,「強く」,「速く」,「絶え間ない」胸骨圧迫を行うのが重要です。
新しいガイドラインでの変更点
(1) 呼吸を確認するときに気道確保を行わない
(2) 人工呼吸より優先して胸骨圧迫から心肺蘇生を開始する
(3) 胸骨圧迫の深さを,「4~5cm沈む程度」から「少なくとも5cm沈むよう」の変更
(4) 胸骨圧迫のリズムを,「毎回100回」から「少なくとも毎回100回」に変更
(5) 小児に対しても成人と同じ方法で行う
(6) 小児用パットの使用が8歳未満から未就学児に変更
もしもの場合に備えて救命講習会などに参加しましょう。
救命講習会については,各消防署に問合せしてください。